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詩集1  作者: 明葉いより
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夢の影・ふりをする・徒桜・壊れた先の美

1、夢の影


夢から夢へと走る影は

私の理想で 追うことに必死

追いかけて 追いつけなくて


夢が創る幻は 私が見せる幻で

だからこそ 目覚めたときの現実に

ただ絶望するのです



2、ふりをする


瞬く間の刹那に見える真実は

見える者 捉えた者に

容赦なく純粋を突きつけ

点から線へ 線から面へ

すべての事柄 事象の原因を

理解させてしまうのです


だから見える者は

見なかったふり

気づかなかったふりをする




3、徒桜


燃ゆる花の先に

滾る彼女の姿は

徒桜のごとく淡く

実を結ぶことがない悲哀


されど心に宿る深き情を

あなただけが

その人生と生命を捧ぐことで

初めて痛感することができる



4、壊れた先の美


グロテスクなものは

心から嫌悪していたのに


色々とあって

外から中から

ぐちゃぐちゃに粉々に

自分が壊されて崩されて


今──

その壊れた精神と

崩れた世界で見る

グロテスクさは

なんて美しいのだろう

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