表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集1  作者: 明葉いより
91/96

風車の止まった夏

回り続けた風車

流れゆく風が緩み

勢い失くして止まった


訪れたのは夏

感じたのは別れ

笑いあっていたのは 昔のこと


もうどこにもつながりなど

ないはずなのに


手を伸ばして

触れられなかった

蒼き背中を想う


もう会えない

生きて会えない

それだけが胸を突き


あなたはいま

深緑が満ちる世界にいますか?



一枚の写真を久しぶりに見た

あなたとわたしの若さ満ちる影

掠れゆく痕に

苦き痛み伴えど

消してつらくはなく


その報せが届き

わたしの予感を肯定し

遠ざかるあなたの背中を

ただ眺める


過去のわたしは激しく泣いて

現在のわたしは少しだけ微笑んで

ひとり静かに涙をこぼした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ