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風車の止まった夏
回り続けた風車
流れゆく風が緩み
勢い失くして止まった
訪れたのは夏
感じたのは別れ
笑いあっていたのは 昔のこと
もうどこにもつながりなど
ないはずなのに
手を伸ばして
触れられなかった
蒼き背中を想う
もう会えない
生きて会えない
それだけが胸を突き
あなたはいま
深緑が満ちる世界にいますか?
◇
一枚の写真を久しぶりに見た
あなたとわたしの若さ満ちる影
掠れゆく痕に
苦き痛み伴えど
消してつらくはなく
その報せが届き
わたしの予感を肯定し
遠ざかるあなたの背中を
ただ眺める
過去のわたしは激しく泣いて
現在のわたしは少しだけ微笑んで
ひとり静かに涙をこぼした




