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詩集1  作者: 明葉いより
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境界の海で存在不明

ここは世界の境界

あらゆる世界の境が

絶妙な距離で隣接しながら

必要以上に交わることなく

存在している


されど果てのない底のない

数多の存在の大海原

凄まじい存在たちの

生々しい生命の海流が

唸りをあげながら迸っている


濾過され細分化された潮流に乗って

存在は新しく変化あるいは転生し

本来の世界へまた還っていく


しかし稀に元の世界に還れない存在もいる

そういう存在は己のすべてを忘れ

必ずこう言うのだ


「ココハドコ? ワタシハダレ?」


答えるものは存在しない

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