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詩集1  作者: 明葉いより
89/96

触れなかった手の温度

大好きなあなたと初デート

浮かれ気分最高潮


でもいろいろと恥ずかしくて

少ししか合わないお互いの視線に

触れ合うことすらなかった手


気づかないふりをしていたけれど

ごめんなさいね

本当は気づいていたの


あなたが何度も

手をつなごうとしてくれたこと

そっと近づいては離れていく

温もりを知っていた


思い切って私から

つかんでしまえれば

よかったのにね


それでも不器用にデートを重ねて

ようやく触れた手は強く強く

確かな感触で 幸せいっぱい


そして──

お互いに真っ赤な顔をしていた

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