62/63
時の色葉
時の色葉に相愛を重ね
微笑む若き夫婦の門出に
神の祝福と万人の拍手を
その証として誓いの口づけを
時の色葉に人生を重ね
二人の歩む道に幸福を
四季と色彩に溢れる希望と
困難を乗り越える絆を
時の色葉に抱擁を重ね
二人に宿る新しき命に
父母の愛と健やかな成長を
神に子の安寧を祈る
時の色葉に終焉を重ね
死が二人を分かつまで──
いえ死んだ後も
二人の愛と絆は切れず
夫婦であることを望む
時の色葉は神により
一対の夫婦樹に分かれ
二人の魂はそこに宿る
夫婦神としての役目を
それから幾星霜
世界も時代も人々も
凄まじく発展すれど
仲睦まじい夫婦樹の
言い伝えは変わらない
人には見えなくても
二人はお互いを愛し
寄り添っている




