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詩集  作者: 明葉いより
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あなたが残した、無間の水槽

迫り来る闇 逃れられない影

眠り来たる夢 追いかけてくる声


甘美な陶酔はどこまでも尽きず

心地よい微睡みはどこまでも深く


私を虜にして魅せる笑顔は

独占を隠し惑わす仮面


私の瞼を閉じ映す 光の残滓は

真っ暗な淵を埋め 誤魔化すための目隠し


残酷な現実と冷血な心実は

優しきヴェールが覆い隠して

私を囲っている


私は

抗うことも

逃れることも

避けることも

消えることもできない


そうすべては──

この世界から消えたあなたが

創り出した無間の水槽


あなたが残した

私への愛情と執着が

深海のごとく

呑み込んでいる


私はまるで

水族館の魚のように

狭き水中を泳ぎ続けるしかない

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