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詩集1  作者: 明葉いより
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同じ顔なのに 違う生き方

いらないなら

その生命(いのち)と身体を

わたしにちょうだい

代わりに

わたしの生命(いのち)と身体を

あげるから


だっておまえは

健康そのもので

すぐそこにある

死に怯えなくていい


おまえは走れるし

なんでも食べることができて

どこにだって好きに行ける


でも

おまえは死にたい

苦しんで死にたいんでしょ

だったら替わってよ


わたしは生きたい

わたしは痛くて苦しくて

寝たきりの身体

生まれた時から

死の影がまとわりついた

貧弱な生命


たくさんやりたいことがある

思いっきり走って

好きなものを食べて

健やかに生きたいよ


あぁ──

おまえが恨めしい疎ましい


一卵性の双子で生まれたのに

何でおまえは健康で

わたしは病弱なのか


おまえと入れ替わって

やりたいのに


おまえがいつも

ベッドで苦しむわたしを

嗤いながら見ていたように


おまえが苦しみながら死ぬところを

嗤いながら見送ってあげるのに


あぁ……本当に

それができたら

どれほど嬉しいだろう

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