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詩集  作者: 明葉いより
44/63

危うき戯れの演技

あなたと紡ぐ愛は

炎のように燃え上がり

蝶のごとく戯れあい

雪解けのごとく淡い美を

宿しながら熱に消えゆく


されど

土から新芽が生え

かすかな生を感じながら

その存在を示すように


私の心に片隅に

いつもあなたは宿る


新緑が爽やかな風と

山からの岩清水が

川となり流れゆくように


あなたの笑顔は

私の心をいつも

浄化してくれる


紅葉の鮮やかな色が

揺れ動き

さざめくように


あなたの熱を帯びる

静謐な瞳は

ちろちろと艶を燻す



だからこそ私は

あなたと出会う


視線が絡み合う

抱擁を交わす

唇をかすめる口づけ

逢瀬が終わり

別れゆくその時まで


私はすべてを捧げ

あなたを愛し慕うのです



ええ

あなたには決して

わからないでしょう


女たる情念 遊女たる信念

私の生き様たる誇りを


私は決して

あなたの妻になりたくて

愛したのではなく

逢瀬を重ねたわけでもない


ここから抜け出したい

わけではないのです


あなたとの恋は

まさに炎でした


──危うき戯れを真剣に──

それが私の遊女としての 演技(つとめ)

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