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召喚術の支配者  作者: 人間失格
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能力確認3

それからは素材になりそうな物や、武器にはならないが有用なアイテムを召喚できるカードを探していた。

その過程で分かったことがある。

まずよく呼び出しているソルジャー等の比較的人間に近い、手足が二本ずつで頭があり二足歩行するタイプのモンスターはアンデッド型と聖霊型に分かれる。

その大きな違いは、アンデッド型は自由意志がないが聖霊型は自由意志がありある程度の意思疎通も可能という事だ。

更にドラゴンを呼び出してみたところ、会話が可能で鱗を分けてほしいというと快諾してくれた。

そして一度送還してみると鱗は手元に残った。

ドラゴンにも種類があったので全部呼び出そうとして、200種類くらいいたので断念した。

これは時間のある時に呼び出そう。


それとドラゴンは毎回別の個体を召喚するらしい。

何処から呼び出しているかとかはわからないが、反抗的な個体はいなかった。

多少堅物もいたが、そのくらいは個性だろう。


次に料理人、彼らは聖霊型に該当するらしく意思疎通は可能だった。

会話は可能か、と試してみたところこちらの言葉は理解しているらしいが発声は不可能だった。

確認のため仮面を外してくれないかというと、素直に外してくれたが納得した。

仮面の下は骸骨がいた。

これもアンデッドになるのでは、と思ったが何かを極めた人間は聖霊型と呼ばれるようになるらしい。


それからはアイテム系をひたすら探した。

その結果【魔法の水差し】やら【活性化のコップ】、【魂の鍋】等が見つかった。

水差しは無限に水が湧く水差しで、水とは思えないほどの味わいだった。

とはいえ水なので無味無臭だが、うまい水とはこの事かと思い知った。


更にコップに関しては、水を入れるとその味わいがさらに強化された気がする。

水なのに、感動のあまり涙が出たほどだ。


最後に鍋だが、魔法の水をコップで活性化させて、料理人にこの鍋でスープを作らせたところ。

僕は号泣した。

美味い、体の全てが喜んでいるというのはこの事だろう。

涙の数だけ強くなれる、それを体現させるのかのように力がみなぎってくる。


味は美味いなんてものではない、説明すらできない味だ。

濃厚な魚介の味と、それを引き立てる野菜の味、それを引き出す水の味が調和しており三位一体、もとい三味一体のうまさだ。


それを泣きながら飲み干す。

美鶴も僕の横で同じような有様になっている。

そして飲み干して気づいた。

びっくりするほど体が軽い、試しにソルジャー相手に組み手をしてみたところ微妙な空気の流れさえ感じ取れるほどのパワーアップを遂げていた。


これはすさまじい。

けれど危険だ、これだけの力を引き出す料理なんかが悪人の手に渡った場合を考えるとこれは一般販売は厳しいだろう。

しいて言うなら薬の代わりに使える可能性があるというぐらいだろうか。


この調子で他のアイテムも見つけよう。

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