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召喚術の支配者  作者: 人間失格
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能力確認1

とりあえず、当面はこの街に残り情報を集めるという結論に至った。

その第一歩として、自分を知ることを美鶴に提案された。

僕もその意見には大賛成だ。

例えば僕のカード。

合間合間で効果を確認していたがその実半分程度しか判明していない。

明らかに数が多い上に効果が複雑すぎる。


また美鶴の刀についても同様だ。

彼女も時間を見つけては刀を撫で回して確認しているが、切れ味がものすごく良くなっている以外は普通の刀と変わらないと言っていた。

けれど同時にまだ何かがあるような感じがするとも言っていた。

もしそれが本当なら、知っておく必要がある。


さらに僕たちの体についてだ。

ステータスを見ることはできるが、基準がわからないため判断がつかない。

一度好きを見て騎士団長に使ったことがあるが、筋力や魔力は僕たちとあまり変わらなかった。

せいぜい僕のが20か30強いだけだ。

けれど、この20,30がものすごい差だとしたら。

という場合もあるので反応が難しい。


「【無限の広場】」


先日見つけたばかりのカードを使用する。

僕専用の部屋同様、扉が現れるがこの行き先はまた別の場所だ。

【無限の広場】屋外だが無限に地平線が続く場所で、鍛錬用に使えると書かれていた。

ここでなら思う存分カードの練習が可能だ。


まず手頃なものから。


「【フレア】」


使者が使用していた魔法だ。

火炎放射の要領で対象に炎をぶつける魔法だが、拡散しやすいため攻撃には向かないらしい。

その証拠に3mほど先で炎は拡散して消えてしまっている。

一度中断させて、今度は心の中でカードの名前を呼ぶ。

【フレア】と、その結果カードからは先ほど同様フレアの魔法が放たれた。

成功、声に出す必要はないし威力も変わらない。

次に【シールド】を仕様、魔法から身を守る魔法カードだ。

それからポケットにフレアのカードを入れたまま、【フレア】を発動させる。

その際てから炎を出すことをイメージする。

これも成功、魔法はカードからではなく僕のイメージした場所から発現するようだ。

念のため貼っていたシールドの魔法もなんの影響もないことから無害なのだろう。


次はフレアの火力調節、強くと念じれば強く、弱くと念じれば弱くできることはわかった。

それから次に形状を、そう考えるとフレアは鞭のように一本の長い炎となった。

その最射程が伸びたのか7メートルほど先で炎が拡散している。

同じ容量で、ビームをと考えたが今度はフレアが発動しない。

カードを見てみると、先程までは白地に炎が描かれていたカードが灰色に染まっている。

これはコピーを使い切った際もこうなっていたことから、限度回数を超えたということだろうか。

ひとまずフレアのカードをポケットにしまい、コピーで作った別のフレアを取り出す。


そして小刻みに五回発動させたがカードの色は変わらない。

もう一枚フレアを取り出して数分間発動させ続けると10分もした頃に炎が消えた。

おそらくこのカードは回数ではなく時間制限があるのだろう。


では次に、小関係のカードを使う。

【ソルジャー】、鎧姿の騎士のカードだ。

パラディンと比べると正のは劣るが、黙っていれば普通の人間と見分けが付かない。

というかパラディンは神々しすぎる。


とりあえずこの【ソルジャー】を5体同時に召喚する。

するとカードが黒くなる、

このカードは体数制限なのだろう、念のためもう一枚ソルジャーを取り出し今度は3体召喚する。

合計8体のソルジャーが現れる。

それから2体召喚したところで再びカードが黒くなる。


おそらく一枚につき五体まで召喚可能なのだろう。

今度は2枚のソルジャーのカードを取り出して同時に十体召喚する。

なるほど、カードさえあれば同時に召喚する数も増やせるようだ。


これはなかなかに戦略の幅が広そうだ。 

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