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魔物資源活用機構  作者: Ichen
三つの供物
3055/3091

3055. 7日間中 ~ティヤー南西の夜・四日目:『呼びかけの室』の修験者・血の精霊の懸念

※今回は7000文字以上あります。どうぞお時間のある時にでも。

 

 場所は変わって、ティヤーの島の夜。



「おかえりなさい。皆は元気だった?」


 ニダに迎えられて、オーリンは頷く。夜までフラフラ過ごし、日が暮れてからティヤーに戻ったオーリンだが、ニダは局長と船で移動しているため、船中泊。


 ティヤー南部、局長が使う小さめの船に乗るニダは、『ごめんね』と乗員数制限のある船に乗れないオーリンに謝るが、オーリンは『顔見るだけだ』と一日一回の様子見を前に出す。


 船を探したことにして・・・ 何となく後ろめたい距離感を、素知らぬ振りでやり過ごす、短い時間。


 仲間の側まで行った心の変化が、また騒がしい。ニダが()()()俺を必要としていない、それも毎日強く感じる最近だから、余計にか。



『今日はどうだった?』と日課の具合を尋ねると、ニダは局長と回る分だけ早いらしく、事故や消息不明の人を調べたことも話す。結構、多いみたい・・・ 連続している、と話すニダに、オーリンはまたサブパメントゥを考えた。それと同時に『俺は仲間の元に行った方が良いのか』とも掠めるが。


「そうか。局長と一緒だと融通も利くし、やっぱり動きが順調だな」


「うん。今は仮眠で奥にいるけど。もう少ししたら私が眠る番なんだ。こういう経験も楽しいよ」


「食事は?ちゃんと一日二回、摂ってるか?体の具合は悪くなってないか。無理はするな」


「大丈夫だよ・・・アハハ、毎日おんなじこと言うんだから!」


 心配だからだとオーリンが言うと、ニダはニコッと笑って頷く。今、オーリンはガルホブラフに跨ったまま船横に浮いており、ニダは船の縁で会話している状態。組んだ両腕を縁板に乗せて、少し身を乗り出すニダ。


「私は『オーリンの子供』、だけど。()()なんだよ、これでも」


「そりゃ、分かってるけど」


「でも、心配してくれるのは嬉しい。有難う、オーリン。ただ、局長が何もしてないみたいに聞こえ・・・()()()()()()()()()。ね」


 局長に気を遣って、と遠回しに言われ、オーリンは笑顔が引っ込む。・・・そう言われたら、そうだけど。身の置き場が急に消えた気がして、『じゃ、また明日な』と挨拶を挟んですぐ切り上げる。ここで、ニダが慌てて止め、オーリンは振り返った。


「報告は、まだあるのか?」


「あ。うん、あのね。局長が付き添ってくれる範囲は、もうじき終わっちゃうみたいなんだよ。順調に行けば、あと一週間も要らないかも」


「あー・・・分かった。目途が立ったんだな?じゃ、その後は」


「オーリンに、もう話しておきたくて。()()()()()()の話なんだけど」


 え?と瞬きした龍の民に、ニダは『ティヤーの中だったら』と、局長が提案した宣教の行動を伝える。それは、海賊関係の生き残りに広く連絡を回してから、狼煙と継ぎの船を巡る話。迎えも来て、乗り継ぎして、島を渡る・・・ 


 頭で理解できても、オーリンは少し面食らう。

 この広い国でそんな都合良く行くか?誰もが信用できるのか?と疑ったが、ニダは局長を信頼しており、『毎日オーリンと会うから、危なくないと思うよ。行き詰まったら助けてほしい』旨で締めくくった。



 要は。 ニダのティヤー補佐を、外された。


 毎日安否確認で通い、行き詰ったら手伝う。順調に戻れば、俺は()()()()。そういうことか?――― とまで訊けなかった。


 ニダは、『ティヤーが早く済んだら、次は外国。そうしたらまた一緒にお願いします』と微笑んだが・・・ そうなるだろうにせよ、都合よく使われる印象に表情を曇らせたオーリンは、『また明日な』と返事もせずに空へ上がる。


 遠くなる海から、ニダが『おやすみ』の大声を張り上げているのが聞こえても、オーリンは軽く手を振っただけ。



 ふーっと大きく息を吐いたオーリンは、龍の背中からぼんやりと黒く見えるヨライデを眺めた。ヨライデの陸。地図では中部に当たるところに、イーアンたちがいる・・・


「レムネアク、俺は。お前の一言にぐらついてるよ」



 ―――『戻ってきてくれませんか』


 茶色い目。数えきれない殺人を行ってきた男の、少し化粧した顔が振り向いて頼んだ言葉は、正直すぎるくらいに真っ直ぐ、オーリンの胸に刺さった。

 イーアンたちが、彼を気に入ったのも分かる。俺もあいつと、仲良く出来る。思いやりのある、良いやつだと思った。思いやり・・・・・



「案外。次は早めに、()()()行くかもな」


 必要とされる所。間に合わせの所。

 その狭間に感覚が反応するオーリンは、ニダの乗る船から離れた後、ヨライデ―― ()()の位置 ―――を見つめて、この日は空に帰る。 



 *****



 四日目の朝、ヘズロンの町の奥で、妙な振動があった。奥と言っても曖昧で、東方面と判断するのみ。


 バロタータは『様子を見る』と、何かしら知っていそうだが、返事はそれだけ。皆は気になる。


 朝食時の話題に上がった『明けたすぐの振動』のこと。もし魔物なら倒しに行った方が良いと、誰もが目を見交わし、視線の集中する最後はイーアンに落ち着く(※無難)。


 イーアンも、自分に集まった視線をそれぞれ見て、頷いて終わり。でも、実のところ、魔物の気配はそんなに感じないので、違う理由じゃないかと思いつつ。



「では。出発します」


「気を付けて行くように。イーアンに言うことではないが」


 女龍はドルドレンの送り言葉にハハハと笑い、『あなたたちも気を付けて』と返してから『バロタータがいて、心配はありませんが』と付け足す。両者、笑って見送り見送られ、今日の予定の場所へ向かった。


 最終的にはシャンガマックに見送られ、ドルドレンたちはワンちゃん付きで旧教の遺跡行き。


 送り出した褐色の騎士がちらりと後ろを見て、むすーっとした仔牛に『魔導士は来ないね』と肩を竦め、『来たら断る』とそれしか言わない仔牛に笑った。そうだねと同意を示しながら・・・ この時間で来ないから、やっぱり今日も休みだなと、シャンガマックは空に顔を向ける。


 魔導士が来ないまま、何日も経過してしまったけれど。黒い剣は見つけたのかどうか。イーアンから何も聞いていないので、こちらも質問していない。もしかすると、魔導士の手に渡ったかもしれず、それなら安心だが。


「魔法の練習でもしないとな。鈍ってはいけない」


「馬車歌、休むか?俺とここで練習してもいい」


 ふとした呟きを仔牛が拾い、騎士はニコッと笑って頷く。今日の留守番時間は、シャンガマックの鏡魔法練習に移行―――



 *****



 馬車で親子が、楽しく魔法練習している間。


 精霊バロタータと一緒に、再び遺跡へ向かうドルドレンは、修験者と幽鬼の様子を今日の連れに、改めて話し聞かせる。

 バロタータはさておき、ミレイオとシュンディーンはあの日別行動だったので、詳しく説明される相手の状態を想像し、遠慮なしの嫌そうな顔に変わる。


「不潔ってことよね」


「そうだな。レムネアクの話では、修験者は皆、そのような風体らしいが」


「瘡蓋だらけで、怪我しているの?それでも体を洗わないの?」


「シュンディーン。それが彼らにとって、大事ではないのかもしれない。価値観の違いである」


「ちょ、ちょっと聞くけど。臭う?私、ついて来ちゃったけど、そいつの近くで喋るの抵抗あるわ」


「む。ここまで来て、引け腰とは。ミレイオなら大丈夫だと思うが」


「どういう意味よ。私、汚いおっさんなんかに近づくの嫌よ」


 息吸って病気になるかもしれないじゃないのさ、と嫌悪丸出しのミレイオに苦笑するも、ドルドレンは並んで歩く精霊を見て『バロタータが話してくれるのかもしれない』とやんわり振ってみる。すると精霊は立ち耳をこちらへ向けた。


「そのつもりで来たのだ。ミレイオは、ドルドレンたちに分かるよう、私と男の話を訳せば済む」


「あ。なんだ、そうなの?あなたが何かすると思ってなかったのよ。一緒に行けば安全かな、とか、それくらいは過ったけど」


「安全だ。間違えていない。そして、幽鬼を味方にする人間と、お前たちを喋らせるつもりもない」


 頼もしい精霊に、ミレイオはホッとする。良かったねと小声でシュンディーンに言われて、本気で頷いた。ドルドレンはくすっと笑った程度で、バロタータなら・・・と心からの信頼を寄せる。それを感じ取る犬の精霊も、期待に報いない行為を望まない。



 石畳を進む足音は、人数分だけ。風と鳥の声以外、聞こえるのは砂が風に散る音や、通り過ぎる街路樹の葉擦れの音くらい。

 明け方は良い天気だったが、曇ってきた空に黒雲が混じり、昼前には降りそうな空。吹く風も温さが取れて、少しひやりと肌を撫でて行く。


 シュンディーンはじっと天を見つめて『雨が降ったら』ぽつりと呟き、金色の瞳を向けたミレイオに、上を指差した。


「その修験者。雨でお風呂だね」


「濡れたくないんじゃないの」


 フフフと笑った精霊の子に、ミレイオは『そいつ、雨を喜ぶ気がしない』とぼやいて、不衛生な現場へ近づくのも嫌がる。が、喋っていると早く着くもの・・・ 足を止めないバロタータは、勇者に告げた。



「ドルドレン。幽鬼が私たちに気づいた」


「分かった。あなたが先頭だが、このまま進むのだろうか」


「お前たちは私の後ろにいなさい。ミレイオは私の声を、ドルドレンとシュンディーンに訳すように」


 あっという間で、別の通りから入った大広場の一画。旧教の遺跡・・・『洞窟だね』と精霊の子が見たままのそれを尋ね、ミレイオは頷く。


「私も来たことあるはずなんだけど、さほど記憶に残ってなかったわ」


 ミレイオは、広場のそこだけ大岩が盛り上がった具合の、『遺跡』を見つめる。

 広場中央側に出入り口のつく盛り上がった岩で、穴があいているだけ。奥も、浅いとか。


 出入り口には、綱に渡された、様々な色の細長い布が結ばれており、微風にも揺れる。布の合間に動くのは、花細工とヘズロンで親しまれる、樹皮製造花の連なり。


 中に入ったことはないミレイオだが、近くまで来た時に、この洞窟遺跡を横目に見たことは何度かあった。

 今は、ここに汚い男が幽鬼と棲みつく・・・ 場違いね、と飾られた入り口に首を傾げる。入り口付近、ふらふらと不安定な人の姿がうろついていて、それは幽鬼。


 幽鬼は、精霊が来たので落ち着きを欠き、犬を伴う客の内、犬と・・・黄色い肌の何者かへ、恐れの顔を向けて洞窟の両脇へ逃げるように消えた。歩みを止めないバロタータ、後ろに続くドルドレンたちは、遺跡の前に立つ。この前はもう少し離れていたが、今日は入り口まで2m。


 幽鬼はもう、出入り口付近に姿を見せない。奥から逃げたのか、立ち止まった客が声をかける前に、中からあの修験者が出てきた。

 長身の外国人の再訪に無遠慮な目を向け、その視線は手前にいる犬と、外国人の並びに立つヨライデ人、そして、おかしな肌の色の・・・ここで、犬より先に、黄色の肌の人物に話しかけた。



「精霊か?」


 シュンディーンが答えようとして息を吸い込んだが、ミレイオが、待ったの手をちょっと当てて黙らせる。シュンディーンの代わりに答えたのは、バロタータ。


「いかにも」


「あ。この犬もか。犬の姿ということは、馬車の連中の」


 口の悪い修験者で・・・ドルドレンの目つきが冷える。バロタータは口元以外動かさず、修験者に伝える。


「ここを、出るように。お前がいる場所ではない」


「精霊。この男に何を頼まれたのか教えてくれ。この男は少し前も来た。その時、盗人も連れていたぞ。旧教の鉈を盗んだ男と一緒にいたのを、この目で見た」


「もう一度だけ、言おう。お前は・ここを・出るのだ」


 会話が止まる。ミレイオが急いで訳し、ドルドレンは気づく。精霊は二度までしか待ってくれない・・・ ミレイオも思い出しており、シュンディーンの青い目が修験者を憐れむように細められた。


 修験者は、ぎょろッとした目玉を動かして、普通の犬より大きな不思議な相手に少し黙ったものの、喋らずに突っ立っている後ろの訪問客に顔を向け、()()()()()()()()()()()、そちらに言葉をかけた。これで、彼が間違いを選んだと、三人は知る。



「お前ら・・・精霊に嘘を吹き込んだな?俺を追い出したくて」


 ミレイオは答えないが、同時通訳で囁く。ドルドレンもシュンディーンも、男から目を逸らし、男は苛立ってきて息を吸い込み、洞窟の入り口から数歩出た。バロタータは静かで、男が自分の前まで来た時、跪いて『こいつらは嘘つきだ』と言いつけた修験者を―――



「あ」


 シュンディーンは思わず、目の間での出来事に声が漏れた。バロタータの前で膝をついた修験者が後ろへ倒れ、心臓と目が消え去る。べこっと凹んだ両瞼。ピタリと止まった呼吸。


 見つめるドルドレンに首を向け、精霊は何が起きたか、教える。


『この者は、善いものではなかった』と、一番最初にそう言った。瞬きした勇者と、眉根を寄せるミレイオ、そして続きを待つ精霊の子に、犬の精霊は死んだ修験者の状態を丁寧に話してやった。教えてもらったドルドレンは、倒れた男へまた視線を向け『幽鬼の?』と信じられずに呟く。


「そんな状態で、人間として生きていられるのか」


「生きていたな。幽鬼に生身以外の存在を渡したのだ。言ってみれば、肉体だけ。中身は幽鬼と変わらなかった。当人がそれを理解していたかどうかは、私に分からない」


「・・・それで、バロタータが()()()()こうなったの?」


 裁いたと言ったミレイオを見た犬は、『裁くほど大袈裟でもない』と静かな声で少し否定。中身は幽鬼だから、精霊の気に中てただけ・・・あっという間に息絶えた理由は、それだけだった。


「幽鬼は、どこ行っちゃったんだろう」


 さっと見渡した精霊の子に、バロタータはこれもすぐ教えてやる。幽鬼はこの男を捨てて逃げたこと。え・・・となるのは、三人とも同じ。あっさり捨てられた男の末路は、何とも言えない。善人でもなく、いつから幽鬼と共に生活していたのかも知れず、人の消えたヘズロンで幽鬼に囲まれて過ごした結果が。


「この死体は、どうするの?」


 私が消すのかな~と微妙なミレイオが尋ねると、バロタータはそれを勧めず、放置を勧めた。それはこの肉体が崩れて消えるのも、そう時間が掛からないと言う。



「それでは、ドルドレン。中へ入ろう」


 バロタータは何事もなかったように、倒れた死体の横をすり抜け、先頭を行く。臭いが凄そうと思いつつ、ドルドレンたちも後に続く。意外にも、バロタータが消臭でもしてくれるのか、遺跡内の臭いは付いていなかった。


 入り口に死体。遺跡内は荒れて、修験者のだらしない生活がそのまま残っている。荒らされるようなものはないのだが、修験者が持ち込んだ食料や寝床の材料は散らかっており、布切れや食べものが大きな祭壇前にまで及ぶ。これは、耐えられないミレイオが、精霊に一言断ってから消した。


「ひどいわ。仮にも宗教で使われていた場所なのに」


「自分の生活以外を慮る、そうした感覚が薄いのだろう。修験者という立場を持ちながら、それは人格や性質に届いていなかった一例だな」


 不潔な遺跡内と、尊重しなかった修験者。気分が悪い。それはドルドレンたちも同じ。


 もしかしたら、過去に祝福を受けて生き残った男かも知れないが、かといって、祝福を受けた時と同じ精神で人生を生きたわけでもないのが伝わる。幽鬼を味方にするために、肉体以外の要素を譲り、守護を固めた修験者の最期は、精霊の気の前に耐えられなかったと、寂しい終わり方だった。



「ドルドレン。祭壇を」


 気持ちを切り替えて、ここに来た意味を促すミレイオの横に立ち、ドルドレンも祭壇を調べる。向かい合う大きな壁は、ドルドレンにもミレイオにもピンと来ない。


 ここに映像が映るなど、そんなことも想像しないが、岩を削りだした太い柱に囲まれた祭壇は、まさにここで秘儀が行われたと信じるに、充分な存在感を持つ。

 ルオロフと行動を共にしたことのない面々なので、ちょろっと聞いた、細切れの情報を思い出しながら、『ここに傷がある』と床の凹みを見つけ、傷の形からドルドレンが『剣のようだ』と確定したり。


 調査と呼ぶより、観察と呼んだ方が合う、情報量も少ない遺跡訪問時間はすぐに終わった。


 ああだこうだと、三人が祭壇周囲で話しているのを少し待ってやった精霊は、『ここで動くものはない』と終了を告げ、これを合図に揃って洞窟を出る。

 ぽかりと空いた、戸のない通路から見えるので気づいたが、洞窟を出ると死体は消えていた。



『呼びかけの室』を発動させるのでもなく、ただ、見に来ただけのドルドレンたち。

 幽鬼に存在を預けた一人の男が死んで、それだけで終わってしまったような・・・ 


「風呂は、必要なかったのね」


 ミレイオの静かな言葉が、雨を告げる冷えた風に流れる。呆気なく終わった用事。バロタータは三人を見て『馬車へ戻る』と早い帰りを促した。



 バロタータが様子見した、二つのこと。

 一つは、遺跡に来る日をずらしたこと。もう一つは、明け方の振動。


 どちらも()()()()()()()()()()()が伝わった。

 幽気付きの修験者は、幽鬼に聞いた『鉈』の存在を、窃盗物と言った。

 あの男は、幽鬼を遣いに出して、血の精霊の祠に何をしたか。

 そして振動もまた、血の精霊と関わる下位地霊が起こしたよう。


 二つは別物かもしれないが、祠を頼る頻度によっては、今後、血の精霊そのものが現れるかもしれない。今は、どこかに潜んでいるようでも、祠を揺らし続けるなら。


 直接、手を下してくることはない精霊であるにせよ、あれが動くと巡り巡って、多くの被害が出る。



 残った人間たちが 血の祠を過度に使うことを、精霊は警戒する。

 

お読み頂きありがとうございます。

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