第十話 秋のスポーツ大会 お肉ゲットしようぜ!
白熱のペアスポーツ大会当日、秋晴れの爽やかな空の下、スポーツ大会の会場となるグラウンドは熱気に包まれていた。
昨日の予選会での大騒ぎと雑魚寝を経て、俺と葵は無事に「秋のペアスポーツ大会」の本番を迎えていた。
「陸兄ちゃん! あたしたちの絆を見せつけて、絶対に高級肉カタログギフトゲットしようね!」
体操着姿の葵はやる気満々だ。スポーツ女子らしい軽快な身ごなしを見せる一方で、相変わらずジャージや体操着の生地をパツパツに押し上げる豊満な胸元が、動くたびに大きく揺れている。
「お、おう……! 無理せず行こうな……」
毒気を抜かれつつ俺が返事をすると、ベンチの方から視線を感じた。
応援席には、ハチマキを締めた凛と、ポーカーフェイスの結衣が並んで座っていた。
「ちょっと陸! 葵ちゃんの胸元ばかり見てないで競技に集中しなさいよね! 私がしっかり監視してるんだから!」
真っ赤な顔でメガホンを構えて叫ぶ凛。
「……陸兄さん。葵と息を合わせるのは許しますが、抱きつくのは禁止です。優勝して帰ってきたら、ご褒美は私があげますから」
結衣は静かにフリップを掲げ、ポーカーフェイスのまま強いプレッシャーをかけてくる。
いよいよ始まった競技は「二人三脚障害物レース」。
俺と葵は足を結び、肩を組み合ってスタートを切った。
「イチ、ニ! イチ、ニ! 陸兄ちゃん、いい感じだよ!」
「葵、ちょっとペースが速い……うわっ!?」
コーナーを曲がった瞬間、勢い余ってバランスを崩しかけた。
葵がぐっと俺の腰を引き寄せて倒れ込むのを防いでくれたのだが——
(ち、近い……っ!!)
ぎゅっと密着した葵の身体の柔らかさと熱量がダイレクトに伝わり、俺の理性がまたしてもゴリゴリと削られていく。
「あはは、危なかったね陸兄ちゃん! でも、絶対離さないから!」
無邪気に笑う葵の顔がすぐ目の前にあり、俺の心臓は激しく高鳴った。
「な、なに密着してんのよーっ!? 陸、鼻の下伸ばさない!!」
「……葵、ズルいです。競技にかこつけて距離を詰めないでください」
応援席から飛んでくる二人の悲鳴と牽制を背中に浴びながら、俺たちは必死に足を動かし、怒涛のラストスパートをかけた。
「イチ、ニ! イチ、ニ! 陸兄ちゃん、このまま最後まで駆け抜けよう!」
二人三脚障害物レースもいよいよ終盤。葵の持ち前の運動神経と軽快な掛け声に合わせ、俺たちはトップ集団を猛追していた。
しかし、ラストの障害物ゾーンに入った瞬間、俺たちの前に立ちはだかったのは「二人同時にフラフープを回しながら10メートル進む」という激ムズ課題だった。
「うわっ、これ揺れを合わせないと一発で落ちるやつじゃん!?」
焦る俺の隣で、葵が「任せて!」とばかりに俺の腰にさらにぐっと体を寄せてきた。
その瞬間——。
(ぐ……っ!??)
葵の低身長ながら豊かな胸元が、激しい動きと密着によって俺の腕と脇腹にダイレクトに押し付けられた。ジャージの生地越しにもはっきりと伝わる圧倒的な柔らかさと熱量!
あまりの破壊力に、俺の脳内麻薬とアドレナリンが限界突破して噴出し、視界が急激にクリアになっていく。
(あ、ダメだ……胸のことだけを考えろ……! 余計な雑念を捨てて、この『葵の揺れ』と完全に同調するんだ……!!)
俺は極限の集中状態に突入していた。
葵の体温、呼吸のリズム、そして胸が揺れる周期を完全に把握。俺の腰はまるで精密機械のように葵の動きと完全なシンクロを果たした。
「えっ……!? 陸兄ちゃんすごっ!? 全然フラフープが落ちない!!」
「いくぞ葵! このままゾーンを維持してゴールまで駆け抜ける!!」
俺たちは吸い付くような完璧なコンビネーションでフラフープゾーンを爆速で突破。圧倒的なスピードで前方のペアをゴボウ抜きにしていく。
「ちょっと何なのあの動きー!? 陸の動きがキレッキレすぎて気持ち悪いんだけどー!?」
メガホンを握りつぶしそうな勢いで真っ赤になって叫ぶ凛。
「……陸兄さん。胸に集中しすぎて覚醒に入るのはやめてください。ズルすぎます」
ポーカーフェイスを崩し、フリップを握りしめてジト目を向ける結衣。
二人の悲鳴のような歓声(?)を背中に受けながら、俺と葵はそのまま1位でテープを駆け抜けた!
「やったー! 陸兄ちゃん勝ったよ! 高級肉カタログGETだよー!」
歓喜した葵がそのまま俺の首にドカンと抱きついてくる。
極限の集中力が切れた途端、再び全身に押し寄せる葵の柔らかい感触と甘い汗の香り。
「ぐおっ……! あ、葵……もう勘弁してくれ……理性が……っ」
「あはは! 陸兄ちゃん顔真っ赤! 大会終わっても、あたしのこと絶対離してあげないんだからね!」
優勝の歓喜と、これから我が家で待っているであろう凛と結衣からの苛烈な「反省会」の予感に、俺は勝ち取った肉の重みを感じながら倒れ込むのだった。
なんかAIが葵のグラマー設定追加しただけで、それ中心になってる気がするけど、気のせいか?




