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07:00(反乱軍 将校の私室)
中橋中尉は椅子に座ったまま、動けなかった。
手の中に、あの手紙があった。
「たわけ」
たった3文字。その3文字が心を錐のように鋭く抉る。
(俺は本当に『たわけ』だったのか・・・)
窓の外が明るくなっていた。作戦は始まっている。仲間たちは動いている。しかし何かが、根本的に狂ってきていた。
伝令が来た。
「岡田邸、首相不在でした」
中橋中尉は動かなかった。
また伝令が来た。
「牧野別邸、対象不在」
また来た。
「斎藤邸……指揮官が負傷しました。狙撃です」
中橋中尉はようやく立ち上がった。
窓の外を見た。東の空が白んでいた。
全てが、誰かに読まれていた。
そう気づいた瞬間、全身から力が抜けた。
「……誰だ」
誰も答えなかった。
答えられる者が、この部屋にいなかった。
嵌められたのか?
いや違う、我は天から『日本を正しい道』に導くように進んで、決起しただけだ。我の行動は天命なのだ。正義は我




