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知識は最も重い荷物でも前に進む  作者: 秋月 筑摩
第12章 世界が動く
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新戦艦計画(1939年秋)

 麻子が建艦計画の書類を持ってきた。


「大山型の建造が始まりました。信濃・紀伊も着工です」


「世界に知らせろ」


「どうやって」


「海軍省から非公式に漏れる形で」


「『秘密が漏れた』という形にするんですね」


「そうだ。それで慌てて公式発表したようにしろ。その『漏れた情報』の方が信じられる」


 麻子は溜息をついた。


「……本当に、全部計算していますね」


「計算できるものは計算する。できないものは……」


 竹中は窓の外を見た。


「勘に頼る」


「その勘が一番怖いんですよ」


 麻子はそう言いながら、書類を整理し始めた。

第一部のシェープアップ版は以下で公開中

https://x.gd/akizukitikuma00

もしよろしければ、ブックマークに記入してもらえてば、幸いでです。

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