↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
知識は最も重い荷物でも前に進む  作者: 秋月 筑摩
第12章 世界が動く
PR
72/79

奇妙な戦争・日英の危機(1939年秋)

 九月、ドイツがポーランドに侵攻した。イギリスとフランスが宣戦布告した。しかし戦闘は起きなかった。双方が国境線で睨み合ったまま、動かなかった。


 世界が「奇妙な戦争」と呼び始めた。


―――


 SSS司令部で、竹中は地図を広げていた。


「フランスへの情報提供は準備できているか」


「ドイツの侵攻計画書を三つのルートに分けて流します。『ドイツ内部からのリーク』に見せかけて」


「ドイツには伝えろ。英・独の戦端は同盟に修復不可能な疵を残す。フランスも備えている。備えたフランスには電撃戦が通じない。戦争が長引く、レーベンスラウムは遠のく、とな。独仏英戦になれば、アメリカも動く。日本もシベリアに兵を張り付けておかなくなる」


「ここが一番の勝負だ。もし独仏英戦が起きれば、日本は危機だ。全員知恵を振り絞って考えてくれ」


「独仏英戦になれば、日本は負けると?」


「直ぐには負けないが、ジリ貧になっていく。アメリカが何癖をつけてくる。海軍が黙っていると思うか?イギリスが鍵だ」


「どっちにしてもイギリスは出口を探し始める」


「日本が、その出口になる」


「そうだ」


―――


「海軍はどう動かしますか」と竹田。


「地中海の東まで行かせる。現代版『Great White Fleet』だ。あくまでも親善ということを全世界にアピールして回るんだ。ドイツは『日本は海軍も動かせる』と知る。イギリスは『組む価値がある』と感じる。アメリカは焦る。一度の航海で三つのメッセージを送る。最小コストで最大の効果だ」

第一部のシェープアップ版は以下で公開中

https://x.gd/akizukitikuma00

もしよろしければ、ブックマークに記入してもらえてば、幸いでです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。