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06:45 (竹中の執務室)
二・二六事件から一夜明けた。
卓上には、広大な地図と膨大な書類が散乱している。昨夜から一人、整理し続けてきた極秘資料だ。
足音もなく、竹田が熱い茶の淹れられた湯呑みを置いた。
「飲め」
「ありがとう」
竹中は茶を一口、喉に流し込んだ。
「兵は敏速を貴ぶ」
竹田が、窓外のまだ暗い空を睨みながら言った。
「わかってる」
竹中は書類の束から、特にお目当ての一枚を指先で引き抜いた。
見出しには、こう記されている。
『JCS設立案』
昨夜の宴の裏で、すでに彼が書き上げていた国家リフォームの設計図だ。
「今日中に動く」
竹中の目が、冷徹な光を宿した。




