番外編 ねこねこ探検隊!
1000pt感謝の特別編です。
東京編が終わりましたので並び替えです。
双子のレイ視点、お楽しみください!
「ねこねこ探検隊!出動!」
「しゅつどーう!」
「にゃーーん」
はるとがお仕事をしている間、私たちはすることがない。つまり暇。
お庭での追いかけっこにも少し飽きてきて、″はるとを守り隊″を結成した。
名付けて、ねこねこ探検隊!
メンバーは、私とユウと近くの猫ちゃんたち。
隊長は私、ユウが副隊長。
「標的一体!発見しました!」
「隊長!二体隠れています!」
「にゃーーーん」
私とユウ、それに有志のミケの猫ちゃんたちと一緒に家の周りをパトロール。
猫ちゃんたちは悪い霊を見つけるのがとても上手だから、いつも助かってるの。
「レイ、いっきまーす!」
姫さまに貰った鞠を思いっきり投げる。勢いよく飛んでいった鞠は、悪霊にぶつかってキラキラと輝いた。
「ストラーイク!」
「お見事です!隊長!」
「それほどでもー」
パチパチと拍手するユウの周りで、猫ちゃんたちもにゃんにゃんと鳴いて褒めてくれる。
「続きまして!ユウ!いっきまーす!」
たたたっと走って行ったユウは、「一の型!水の剣!」と言いながら、上から下に剣を振り抜いた。
力を光に変えて水の飛沫のように飛ばしていてかっこいい。いっぱい練習したから、ユウの光も花火みたいにぱあっと広がって、とっても綺麗。
光に当たった悪い霊たちは、「きえええ」と可愛くない声を残して消えて行った。
「ユウ副隊長!お見事!」
「にゃーーーん」
「どうもどうもー」
頭を掻いたユウが、「ていっ、やぁ!」と素振りをした。刀を振るたびに光が舞って、かっこいい。
「いいなぁ、剣」
「レイの鞠もかっこいいし、かわいいよ」
「このシャラシャラがいいよねー」
投げたら勝手に帰ってくるところもお気に入り。
「これで悪い奴はいなくなったかな?」
「街の平和は守られた!」
「ねこねこ探検隊、お仕事終了!」
ふぅ、と息を吐いてみんなで行進して帰る。
「ねこねこ探検隊、帰りました!」
「帰りましたー!」
お家に帰って元気よく叫ぶと、お仕事が終わったはるとが出て来てくれた。
「おかえりー、今日はなんかあった?」
「悪い奴をやっつけました!」
「綺麗な石を見つけたよー」
「偉いなぁ。悪い奴やっつけて、石まで見つけたのか。すごいすごい」
はるとが頭を撫でてくれる。
はるとはたぶん、悪い奴のことに気づいてない。けれど、それでいいの。はるとが笑ってくれたらそれでいい。
ユウと、レイと、ミケと守るから。それは、私たちのお仕事なの。
幸せを届ける、座敷わらしだからね!
「お菓子食べるー」
「はるとー、猫ちゃんたちにご褒美のビスケット!ちょうだい!」
「おう、一枚ずつな。今日は特別に猫用のクッキーサンドだ!」
「おおー!太っ腹ー!」
「だろだろ?」
リビングに置いていた猫ちゃん用の籠から、はるとが袋を出して来てくれる。
「ありがと!はると!」
「おう。猫たちによろしくな!」
縁側に出ると、猫ちゃんたちが整列して待っていてくれた。
「お駄賃を配りまーす!」
「今日は特別大サービスです!はるとに感謝して下さーい!」
「にゃーーーん」
一匹ずつやって来た猫ちゃんたちが、「にゃん」と鳴いてクッキーサンドを咥えて帰っていく。
「またねー!」
「次も頑張りましょう!」
「にゃーん」
今日も街の平和は守られた!
ねこねこ探検隊!これにておしまい!
「はるとー!おやつー!」
バタバタとリビングに走っていくと、はるとがおやつとジュースを出してくれているところだった。
「はると、ありがとうー!」
「はると、だいすきー!」
今日も、はるとは最高です!
ずっとずっと、この時間が続きますように!
私たちが、はるとを守るよ!
おーしまいっ!
沢山応援いただきありがとうございました!
今後もよろしくお願いいたします。
特別編のユウ視点は本日夜投稿です。
よろしくお願いします。




