配信を見ます
くっそ、逃げやがった!!
「電話終わった?」
りさが話しかけてくる。
「つかぬ事を聞くけど、隼人と交渉とかした?」
「な、( ˙꒳˙ ;)ナ、ナンノコトカナァ……?」
「いや嘘下手か!?」
口笛を吹こうとする、嘘が下手な人がやる目の逸らし方だ。
「それより......お腹空いた」
「それは......確かにそうだな」
話は逸らされたが、時間は夜9時を過ぎているため、当然俺たちのお腹はぺこぺこだ。
「なんか作るか...」
「ライ...料理出来るの?」
「出来るけど、材料あんまりないから簡単なパスタを作るけど」
「食べる!」
「あいあい」
目を輝かせたりさに苦笑しながら、俺は台所へと向かった。
そもそもだ、2人分の食事が増えることになるのは予想外で、凝ったものを準備出来ない。
かと言って、この2人をそのまま家に残して置くのもどうかと思うし、りさだけ連れて買い物に出かけても多分アウトだ。
適当にカップラーメンで済ませようとも思ったが、カップラーメンだけだとまずいかと思った(カップラーメンもパスタも一緒かも知れないが...)
「メイちゃんの配信を流しながら作業するか」
せっかくメイちゃんが配信をしてくれているのだから、見ないとダメよな。
予定では雑談+マシュマロだったな。
『続いてのマシュマロは......旅行はどうだったん?そういえばTwitterに写真を上げてましたね〜』
旅行行ってたんだ......この数日で旅行行ってんの!?
慌ててTwitterを開くと、そこにはジオ〇ッサーで出ていた長崎のとある場所...というか、水辺の森公園から近い場所を撮影されていた。
しかも投稿された時間を見ると、俺が水辺の森公園に着いた5分ほど前だ。
『凄く良かったですよ♡しかもライさんの地元ですし』
(師匠答えてたもんな)
(ウッキウキで地元だって打ち込んでたよな)
(え、まさか師匠を追いかけるために長崎行ったとかないよな...)
『正解です。ライさんのことをもっと知りたくて行動しました!愛です』
(愛か)
(愛が重いなぁ)
(愛なら仕方ない)
コメ欄!!!???
お前らそれで納得してんのおかしくね!!??
(んじゃあそのまま帰ってきたん?)
(メイちゃんのことだから、師匠を特定するとか平気でしそう)
正解だよ視聴者。
『写真を撮った後はもちろん我が家に帰りましたよ』
(そうなんか......)
((´・ω・`))
なんでお前らショックなんだよ!!
『まあまあ、私にとっては楽しい思い出となりました。さて、続いてのマシュマロに行きましょうか』




