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第71部分

「さて、そろそろ行動しないといけないね。」


盗賊騒ぎから戻り3日目。そろそろ休養も終わりにしないと。


「ところで、ダンジョンの攻略を再開しようと思っているんだが」

「反対です!」

即座にリンマに反対されてしまった。理由は分かっている。

「呪いだよね……」

「呪いがある限り、進み様がないか。」


しかし2人の育成をする上で、ダンジョン通いは必須なのだ。


「ではグリフォンを狩るのはどうだろうか?達成Pを得られる依頼を受けたい」

「ではグリフォンを倒しに行きましょう」


10階まで魔法陣を利用し移動する。


「はじめての魔物との戦闘がグリフォンとかどんな育成なのよ」

シャルが苦笑しているが、ここは仕方ない。ガンガン行くしかないのだ。

「グリフォンは鷲のような頭をした四足歩行の大型魔獣だ。攻撃は激しいので、まともに受けずに、受け流さないと耐えられないと思う。」

「「分かりました!!」」


小部屋に入っての戦闘。

グリフォンがお約束のように突進してくる。

クララとオクタビアはこれを受け流すかと思いきや、盾でガッチリガードしている。

腕が折れないかヒヤヒヤして見ているが、2人に焦る様子もなく、平然と押し返している。

「「鍛冶師パワー!!」」

意味不明な掛け声と共にバランスを崩されるグリフォン。そこにエストックの突きの連打が繰り出される。

更に盾と槍を構えたシャルの突進が追加され、トドメにシャルの剣が首を切り裂く。


「ねぇ?鍛冶師パワーってなに??」

「ヤマトさん、怒ってますか?受け流すつもりだったんですが、思いの外軽くて」

「軽い???」

「あの突進でしたら何度でも受けることが出来ると思います」

「そうか、わかった。無理はするなよ。」

加護を持つだけでここまで人外の戦士が生まれるのか。怖いな。


その後、10階を4周回り、討伐数は40匹となった。


グリフォンを持ち帰り、鍛冶師の3人とクララ、オクタビアを交え相談する。

「グリフォンは他の魔獣と違って鳥の要素もあるから、弓とか矢の材料に使える部分はないだろうか?」

「翼を構成している骨はいいかもしれないですね。あと、足の骨も頑丈でしょうから、良い材料になるかもしれないです。」

「じゃあ強化短弓をベースに何か強化方法を考えてくれないか?」

「了解しました」


「あとこれは別の話だけど、呪いに対抗する装備って何かないかな?」

「邪を払うには聖職者の衣と言われますが、手に入る物ではないですから。」

「そうだよね。急いでの話ではないから、考えてみて欲しい」

「了解しました」


それからギルドへの報告を済ませ、自宅へと戻る。


「今回はクララとオクタビアに体術Cをつけようと思う」

大きな歓声と共に拍手が沸き起こる。

「グリフォンの突進を止めるから、体術が要るのかやや不安だったりするけど」

笑いながらスマフォをポチポチと触る。

「残りは5個だから、グリフォンを倒して一通り獲得してしまおう。」


こうして方向性は決まり、5日間のグリフォン討伐が開始された。


5日間の苦行を終えた後、オールCながら欲しかった全ての技能を2人は獲得することになった。


(前衛)

クララ(盾)攻撃+8 防御+20

シャル(双剣)攻撃+12 防御+12

オクタビア(盾)攻撃+8 防御+20

(中衛)

リンマ(槍)攻撃+12 防御+26

(後衛)

ヤマト(槍・弓)攻撃+9 防御+8

クリス(短剣・弓)攻撃+12 防御+12


「リーダー、落ち着いたみたいですから、今日は久々に皆で食事しませんか?」

パトリクから声を掛けられ、皆と食事を取ることにした。


「折角なので、まとめて買った奴隷達は完全解放しよう。名前はパトリクに任せるので、少し考えて付けてあげて欲しいんだけど。」

「リーダー、実は考えるのが嫌になってきていませんか?」

「うん、それは否定できない。でも、普段一緒に居るのはパトリクのほうが長いから、この仕事はパトリクに任せるべきかなと。」

「それは確かにそうですね。では完全解放する宣言はお願いします。」

「了解。すまんが宜しく頼む。」


そして食堂に集まれるだけのメンバーを集めて食事会をする。

パトリクがお父さんになった報告をはじめ、フェルナンド・アクセルの道場建設の進捗、羊毛加工の推移、羊毛加工で雇用できた孤児の数の報告(10名)等がそれぞれから発表された。

「最後に、我らが主でありリーダーのヤマトさんが冒険者の頂上であるAランクに到達しました!」

パトリクの発表と共に湧き上がる大きな拍手。

「ありがとう。皆の手助けもあってAランクに到達できた。これからはあまり討伐する魔物に拘らず、出来ればダンジョンの攻略を目指したいと思う。それと以前から約束している通り、奴隷として購入した皆を奴隷から完全に解放する。名前はパトリクから告げられるので、これからは我々と同じ村人として生きて欲しい。」

話し終えると湧き上がる大きな拍手。

その後は食事をしながら、解放する予定の奴隷各自としっかり話し合い、これからのことを決める。全員が解放後もここで働きたいと申し出て、引き続き手伝ってもらうことになったのであった。


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名前:ヤマト

職業:狩人A

所持P:16,150P

冒険者ギルドA -P、商業ギルドA -P

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