第62部分
女盗賊を捕まえた翌日。メンヒウの町に到着し、女盗賊達と奴隷契約を交わす。
「シャル、一緒に来てくれないか?」
シャルを連れて、別の奴隷商のところへと足を運ぶ。
「これはこれは、今日はどのようなご用件で?」
「奴隷を売りたいと思う」
「なるほど、奴隷もいろいろございますが、どのような扱いを希望されますか?」
「全員、娼婦にしてくれ。悪事の精算の為、しっかり働かせたい」
「わかりました。では見積もりますので、お願いできますでしょうか?」
「ああ、わかった。命令だ。全て脱げ。」
この命令にはシャルもドン引きしている。分かってはいたが、目にすると、という奴か。
「ふむふむ、若いですし良い価格をお約束します。」
「それ以外に何か条件はありますでしょうか?」
「仕事ぶりが悪ければ犯罪奴隷として鉱山なりに送り込んで欲しい。その場合の差額はこちらで負担するので、今日は代金は受け取らなくていい。」
「なるほど、では代金は一旦預かりとさせて頂きます。」
「それで構わない」
こうして奴隷商と魔法契約を交わし、奴隷商を後にする。
「ねぇ?」
シャルが話しかけてくる。
「うん、どうした?」
「奴隷を嫌っていた割には割り切れるものなのね」
「同情すべき理由があれば別だが、リンマの言う通り、魔物以下だったからな」
「それはそうね。でも、全部脱げは強烈だったわね。」
「それはまぁ、仕方ないじゃないか」
「スタイルが抜群だったから、売れっ子になるわよ」
「それが良い事なのか、悪いことなのか分からないな」
苦笑しながら、皆が待つ馬車へと向かう。
「ヤマトさん、盗賊の残骸は冒険者ギルドに引き渡してきました。所持品は全て売却し、言われてた通り遺族の方へお見舞い金として渡るように交渉済です。」
「わかった。ありがとう。」
リンマにお礼を言って、馬車に乗り込む。
「回り道になるが、知って放置は出来ない。残りの盗賊を駆除しに行こう。」
馬車でメンヒウ砦の東を通りすぎ、ダンジョン付近から探索を開始する。
「リーダー、あそこです。」
そこには確かに洞窟があり、その前には3台の馬車が止められている。
「クリス、偵察をお願いしたい。盗賊に捕らえられている人が居る可能性もある。慎重に探ってきてくれ。」
「わかりました。」
そう言い残し、隠密で姿を消したクリスが馬車を後にする。
シャルがリンマに奴隷商での出来事を話して、リンマがドン引きしている。
奴隷になった女盗賊のスタイルが良かった話になると、リンマは少し怒り気味に、
「他の女の裸は見る必要はありませんっ!!」
と怒り狂っているが、そこはシャルが上手くなだめて大事には至らなかった。
「お待たせしました。洞窟の中も見てきましたが、捕らえられている者はいません」
「中まで?」
「はい、この装備のお陰だと思いますが、接触しなければ見つかりません」
「そんな反則な装備が作れるんだ……」
「それで人数は?」
「男が20人、女が15人居ます」
「子供はいないか?」
「はい、子供や老人はいません」
4人で35人は流石に数が多いな。
「良ければ私が中の男を始末してきます。皆さんは出てくる女の確保をお願いできますか?」
「可能なのか?反撃されると囲まれるぞ?」
「そこは大丈夫です。酒を飲んでいる様で、ほんとどが寝ています。」
「なら問題ないな。悪いが手伝ってもらえないか?」
そう振り返った時には、棍棒とロープを手にした鍛冶師がスタンバイしていた。
「では行ってきます」
シャルを先行させ、洞窟の入り口へと近づく。
今回の作戦は腹パンマーシンとしてシャルとリンマ。捕獲チームとして鍛冶師3人。
私は周囲の警戒任務となった。女を腹パンさせるのはどうか?という意見からである。
暫くすると、中から何人かの女が飛び出してきた。
即座にひっ捕まえ、腹パンをかまし、後方に投げ捨てる。
鍛冶師達はそれを手際よく縛り上げ、並べていく。
何度か一連の作業が繰り返され、最後に男の大きな悲鳴が洞窟から聞こえてくる。
人数的には最後の女達が洞窟が飛び出してきて、手際よく処理されていく。
引きずられ、出てきた男は股間に見たことがない剣が刺さっていた。
「他は全て始末しました。他のメンバーが居るかもしれませんので、一番奥にいた男を連れてきました。」
なるほど。情報は大切だが、股間に刺さった剣の意味はなんだろうか?
縛り上げられる男。腹パンの治癒が行われる女。
女達は繋がれていた馬車に積み込まれていき、残るは股間に剣を刺したままの男だけになる。
「私にお任せください」
そういうクリスの顔はやや怖かったが、ここは任せるようにしよう。
剣を抜かれて、リンマの治癒が行われる。
「盗賊団のメンバーは他に何人いる?」
「けっ、そんなこと教えるかよ!!」
答えると同時に股間に差し込まれる剣。見てて寒い気分だ。
「もう一度聞く、他にメンバーは何人いる?」
「喋る訳ねーだろ!!」
今度は剣ではなく、思い切り踏みつけられる。あれは絶対に痛い。
白目を剥いて失神していたが、治癒により意識を取り戻す。
クリスが洞窟からハンマーのような物を持ってくる。
「剣は役に立たないから、次はこれ。」
「分かった。話すからもう簡便してくれ。」
男の話では、残りはもう居ないということだった。
昨日の夜から帰っていないグループが2つあり、逃げたのかどうなのか不明。
「よし、知りたいことは全て分かった。町に引き渡されて縛り首になるか、ここでハンマーで股間を潰されて死を待つか、ダンジョンに特攻するのとどれがいい?」
「死なない選択肢は無いのか。町で死ぬのが一番マシそうだな。」
そう男が答えると、クリスのハンマーが股間に振り下ろされた。
「途中で暴れると面倒だから。」
男を鍛冶師が待つ馬車に積み込み、メンヒウの町へ移動する。
繋がれていた馬車3台は全てメンヒウの町へ移動させる。
冒険者ギルドで股間を粉砕された男を引き渡し、リンマが治癒を行う。
洞窟で集められた物や装備品はシャルが全て売り払う。
そして私とクリスはギルドカウンターで職員と向かい合っている。
「このギルドカードはマナト王国のもので間違いないか?」
「はい、確かにマナト王国のものです。ランクはEやFばかりですが。」
「それが盗賊の正体なんだ。この場合、どう対処したらいい?」
「集団で盗賊行為を認めてる以上、冒険者ギルドの保護対象から外れます。」
「では、犯罪者としてこちらに権利があると考えていいな?」
「はい、そこは問題ありません。」
「分かった。ありがとう。」
馬車に戻り、女盗賊に確認する。皆、奴隷になる道を選んだ。
「またアレするの?」
「そうだね、やるしかないね」
「そう」
そして来たことのある奴隷商へやってきた。
今回は3人も一緒である。
「これはこれは。何か問題でもありましたでしょうか?」
「いや、追加で15人持ってきた」
「それはそれは。早速確認させて頂きます。」
人数が多いので、3回に分けて部屋に入らせ、全て脱がせる。
その光景に3人共ドン引きしているが、しっかりチェックはしていた。
「ねぇ、好みは居なかったの?」
「犯罪者の時点で論外です」
「そう」
そんな話をしながらメンヒウの町を後にする。
洞窟で見つけた馬車は2台売却し、1台は教会に寄付してきた。
盗賊事件でやや時間を取られたものの、ようやくローカニルの村(町)へ到着したのであった。
☆☆本日のお仕事☆☆
魔石(小)残0個-入手0個-使用0個(残り0個)
魔石(中) 残0個-入手0個-使用0個(残り0個)
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名前:ヤマト
職業:狩人A
所持金:30,233,500G
所持P:4,150P
冒険者ギルドB 150/10000P、商業ギルドB 150/10000P
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