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第29部分

「おはようございます。商業ギルドの方が来ていますよ。」

リンマが隣で寝ている部屋にシャルとクリスが入ってくる。

シフト表でルールを決めているので、イチャイチャを見ても文句は言わない。


「分かった、すぐに行くよ。」


食堂に行くと商業ギルドの職員が奴隷を連れて待っていた。


「では契約をさせて頂きます。」


奴隷との契約もなんか慣れてきた。最初は抵抗が強かったんだけどね。


「それでは私はこれで失礼します。」

商業ギルド職員は一礼して去っていく。


「パトリク来てくれるか?」

「はい、なんでしょうか?」

「この5人が羊毛を加工する上でキーになる奴隷だ。」

「なるほど、わかりました。」

「当面は製品作りではなく、技術指導ということで、生産技能を希望する子の指導をさせてくれ。技能は 紡績、機織、裁縫 があるから、多少は希望を聞きつつ、バランス良く。」

「了解しました。あと、今日が宿舎の完成日になりますので、後で確認をお願いします。」

「わかった。後で行くよ。」

クリスが奴隷達を連れて外へ出ていく。


「なかなか綺麗な方でしたね」

「ええ、スタイルも素晴らしく」

「あんな方に手を出さないのは主人としてどうなのでしょう」

3人から想定通りの指摘があるが、あまり聞かずにスルーしておく。


宿舎が完成したと言ってたな。宿舎へ行こう。


宿舎へ行くと、パトリク隊のメンバーを含め、孤児院や奴隷達がワイワイやっている。


「パトリク、お待たせしたね。無事完成した様で何よりだね。」

「はい、ありがとうございます。よければ中を見てみませんか?」

「いいね。中を見せてもらおう。」


建物自体は奥行きのあるアパートといった感じだ。

中に入ると、向かいまで一直線線に続く廊下はある。左右には各部屋のドアが並んでいる。

個室はベッドとテーブル、収納箱があるこじんまりとした空間だった。


「リーダー、狭いと思っていませんか?」

パトリクが察したのか声を掛けてくる。

「うん、狭いとは思うけどこれで十分と言えば十分だよね。」

「そうです、部屋に居るのは寝る時位ですから、これで十分です。」

「分かった。部屋割りは任せるから問題無い様にして欲しい。」

「はい、その点はお任せ下さい。」

「あと使用人宿舎に住んでる奴隷達もここに住ませよう。ゆくゆくはあの建物を取壊して、作りたいものがあるから、説明して引っ越しさせて欲しい。」

「はい、では早速作業に取り掛かります。」


宿舎も確認したので、孤児院へ行こう。


テクテクと孤児院へ向かう。


「こんにちわ、院長さんいますか?」

「あら、ヤマトさん、少しお待ちください」

教会に隣接する孤児院へお邪魔する。


暫くして応接室に通され、院長が現れる。

「ヤマトさん、ようこそお越しくださいました。今日はどうされましたか?」

「突然お邪魔してすみません。あちこち移動しているもので。早速本題なのですが、孤児院の収容人数って結構オーバーしてたりしますか?」

「ええ、残念な話ですが常にオーバーしてますね。」

「その中で成人が近い子供で、冒険者や生産者を目指している子をうちで預かりたいのですが、いかがでしょうか?」

「有り難い申し出ですが、狭い部屋に押し込む形はお断りしております。」

「それは当然でしょう。それなりの待遇で引き受ける準備が出来ました。」

「それなりの?詳しくお聞きして良いでしょうか?」

「ベットとテーブルと収納箱がある小さな部屋ですが、全て個室で180人収容可能となりました。既に引き取ったメンバーもいますので実際の人数は減りますが、150人程度は受け入れ可能です。」

「それは凄いですね。受け入れる子達へ課す条件はありますでしょうか?」

「冒険者を目指す者には戦闘技能訓練、生産者を目指す者には生産技能訓練を義務とします。代わりに3食の保証を行います。成人した際には本人の希望を聞き、各自の希望する道を保証しようと思っています。」

「待遇が良すぎますが、大丈夫でしょうか?」

「ご存知の通り、食材の確保にはそう苦労しておりませんし、財政面も安定しています。戦闘技能訓練を受けさせるのも、この村の防衛の為でもあります。」

「スタンピード対策ですか?」

「はい、ですが子達に剣や盾を持たせて前線に立たせるつもりはありません。あくまで支援する人員として「ある程度理解できている者」を増やすことを考えています。」

「それでしたら安心ですね。正直、定員オーバーが続いてまして、運営が苦しいのが現状です。」

「では近日中に希望者を募って頂けますか?不安でしたら見学に来て頂いて構いませんので。」

「わかりました。手続きもありますので、終わり次第お願いします。」

「来て頂く場合はパトリクが担当しておりますので、パトリクにお申し付けください。」

「同じ孤児院出身の者であれば、子供達も安心します。お気遣いありがとうございます。」

「いえ、とんでもない。では、準備できましたら宜しくお願いします。」


孤児院での話も終わり、自宅へと戻る。


「リーダー、おかえりなさい。」

パトリクが出迎えてくれる。

「宿舎のほうは順調に進んでいるかい?」

「はい、日暮れまでには全て終わる予定です。」

「それは良かった。宿舎のことで済まさないといけなのはあと2点だね。」

「2点ですか?」

「そう2点。1点目が食事と掃除当番決めだね。料理は適正もあるから、料理するなら掃除免除でいい。2点目が宿舎のルール作りだね。ルールと言っても、厳しいルールは必要ないから、最低限度のルールがあるといい。」

「分かりました。詳細はお任せ頂けますか?」

「そうしてくれると助かる。」


こうして宿舎の運営もパトリクに丸投げして、一定の地盤はできた気がする。


「パトリク、今から少しいいかな?」

「はい、大丈夫ですが何かありましたでしょうか?」

「隣の土地を正式に買ったので、見に行かないか?」

「おお、それはいいですね。クリスパパママにフェルナンド、アクセル、それとお許し頂ければ奴隷達もいいでしょうか?」

「全員で行こう。これから住む人は見たほうがいいからね。」


食堂でお茶を飲んで少し待つ。そんなに待たずに全員が揃う。


「じゃあ行こう。とは言っても隣なんだけどね。」


自宅を出て隣の住居へと向かう。敷地は自宅(宿屋)があるのと同じ面積なのだが、その敷地に1軒の住居が建っており、とにかく広い庭が広がっている。


「ここの敷地を4つに分けて家を立てようと思う。通りに面している側がパトリクとクリスパパママ、奥がフェルナンドとアクセルでいいかな?」

「リーダー、話は聞いてましたが、本当にいいのでしょうか?」

パトリクは実際に見ると少し心配になった様だ。

クリスパパママは絶句して固まっている。


「家が完成したら、パトリク、フェルナンド、アクセル専属の奴隷は解放して結婚させるつもりだから、そのつもりで頼む。あとはパトリクに任せる!」

絶句して固まっている奴隷達は嬉しくて絶句しているんだろう。


自宅に戻りシャル、クリス、リンマの3人に住居建設のことを話す。

特に異論は無い様なので、そのまま進めよう。


「両親の家を考えてもらい、ありがとうございます。」

「いや、約束してたことだから、気にしないでいいよ。」

「戦闘も頑張りますけど、夜はもっと頑張ります!」

「いや、それなりにでいいと思う……」

という会話があったとか、なかったとか。


☆☆本日のお仕事☆☆

魔石(小)残1,550個-使用0個(残り1,550個)

魔石(中) 入手0-使用0(残り0)

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名前:ヤマト

職業:狩人A

所持金:137,363,500G

所持P:7,150P

冒険者ギルドC 50/5000P、商業ギルドC 300/5000P

E強化短弓 E小型鉄杭 Eハードレザーセット Eアイテムボックス(中)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

建設予定資金:3棟180人 完成

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