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第30部分

「今日からダンジョンの攻略を再開しようと思います。」

おー!!!パチパチパチ!!!


宿舎のことやら、羊毛の加工やらで時間が掛かってしまった。


「今日は7階から攻めてみようと思う。」

クリスが少し微妙な表情をしている。そうだ、矢が通じないアレが居るからな。

まぁでも、弓も強化したので問題はないだろう。


準備を整え、冒険者ギルドへと向かう。


「あら、ヤマトさん、お久しぶりね。」

エルサさん、顔を見るなりのご挨拶である。

「少し準備に時間を取りまして。依頼受注をお願いします。」

手続きを行い、商業ギルドへと向かう。


「あら、ヤマトさん、羊毛の加工は順調かしら?」

エステルさんも同じ様な調子だ。

「羊毛の加工はもう少し先になりますね。そのうち納品に来ますよ。」

適当に受け流し、依頼受注の手続きをしてもらう。


メンバーのテンションも高く、早速ダンジョンへと向かう。


魔法陣で7階へと移動。索敵で数が少ない群れを探してもらう。


「この先に3匹の群れがいます。」

シャルが知らせてくれる。

「弓が効くか試したいので、カバーを頼む。」


盾2人を先頭に小部屋へと入って行く。

憎きベビーキメラが3匹部屋の中に居た。

「クリス、速射は使わずに撃ってみよう。」

頷くクリス。弓を構え矢を放つ。

矢が命中したベビーキメラは少し吹き飛ばされ、ピクピクしている。

「よし、弓は有効だな。このままこの階はどんどん進んで行こう。」


部屋をどんどん攻略して行き、7階で倒したベビーキメラは50匹だった。


8階へと移動し、魔法陣で一旦地上へと戻る。


「弓の強化は正解だった。まだ時間はあるので、8階も進んでみたいけど、どうだろう?」

「何匹か戦ってみる価値はあると思うわ。行くだけ行きましょう。」

シャルはやる気に満ちている様だ。

「では8階へ移動しよう。」


8階に移動し、索敵を開始する。

「この先に魔物は居るけど、1匹みたい。」

「1匹?子分無しの本命だけなのか」

「8階の魔物に7階の魔物という組み合わせではない様よ」

「少し嫌な予感がするな」

小部屋へと向かう。様子を見に行ったクリスが戻ってくる。

「リーダー、ひとまず見てみますか?」

「うん?何か変わった魔物でも?」

「いえ、物凄くおっきいです」

「……そうか、見に行こう」


小部屋は今までの部屋よりも天井が高く感じる。

小部屋で待っていた魔物はまさにキメラ。いろいろと組み合わさってるけど、どれが本体なのだろうか。


「よし、隊列を組んで進もう。部屋に入ったら矢の雨をお見舞いしてやろう。」

部屋に入ると、こちらに気付いたキメラが襲いかかってくる。

クリスと2人で矢の雨をお見舞いするも……あれ?

「クリス、矢が5本に1本位しか当たってない気がするけど、そっちは?」

「私も同じ感じですね。当たる寸前に矢が逸れてしまいます。」


これはまた面倒なことになったのではないか。

試しに久々に使う投擲用の小型鉄杭を投げ込んでみる。

鉄杭は問題なく胴体に命中する。


「リーダー、力押しで倒しましょう。」

シャルの提案に乗り、近接3人とリンマに攻撃をお願いする。


フェルナンドとアクセルがキメラの気を引き、その攻撃を誘う。

その隙きにシャルは後方から接近し、ケツに強烈な突きを叩き込む。

側面からリンマの攻撃が何度か決まるが、防御力が高いのか、決定打に欠けている。


フェルナンドを攻撃しているキメラの頭へアクセルが剣を叩き込む。

これは効果があったのか、キメラの体勢がやや崩れる。

それを好機とリンマのハルバードがキメラの腹を執拗に攻撃する。


均衡は崩れ、程なくしてキメラは絶命した。


「これはまた武器の見直しが必要かもしれないね。」

「弓が効かないのがきついですね。」


無理せずに今日はもう戻ろうと皆に伝え、地上へと戻る。

そして思い出す、キメラを回収し忘れている。

次からちゃんと回収しようと心に決め、戻るのはやめた。


自宅で解体を行い、その足で報告へ向かう。


冒険者ギルドで依頼の報告を行う。

達成件数:10件 達成報酬:250,000G


商業ギルドで依頼の報告を行う。

達成件数:10件 達成報酬:1,000,000G


「苦労した割には全然稼げてないよね」

そういうと皆が無言で頷いている。


「魔石中が50個手に入ったから、シャルの武器を強化しておこう」

そう伝え、武器屋へと向かう。


「あら、ヤマトさん、お久し振りね。今日はどうされましたか?」

リリーに弓が効かない魔物が居ることを伝える。

「なるほど、それは厄介ですね。矢が逸れてしまうということは、風の防壁のようなものでもあるんでしょうか?」

「風の防壁……あるかもしれない。その上の階の魔物は未強化の弓だと効いてないなという感じだったね。」

「そうですか、今の武器は……強化短弓+7ですね。これを+10にして効果が出るかというとこですが、正直分からないですね。」

「なるほど。一応、投擲武器は効果あったみたいなんだけど、流石に投擲武器を強化して大量に持ち込むのは現実的ではないんだよね。」

「確かにそれはそうですね。少し時間を頂きますけど、取引のある武器商人に有効な手がないか聞いてみましょう。それまでは無理をされないほうが良いかと。」

「そうだね、上の階で素材集めでもしておくよ。」


「シャル、武器の強化はまた今度にしよう。有効な手が見つかるまで7階で戦おう。」

「わかりました。それがいいでしょうね。」


そうして疲労感たっぷで自宅へと戻るのであった。


☆☆本日のお仕事☆☆

魔石(小)残1,550個-使用0個(残り1,550個)

魔石(中) 入手50-使用0(残り50)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:ヤマト

職業:狩人A

所持金:138,613,500G

所持P:7,650P

冒険者ギルドC 550/5000P、商業ギルドC 300/5000P

E強化短弓 E小型鉄杭 Eハードレザーセット Eアイテムボックス(中)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

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