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第23部分

おはようございます。朝です。


目を覚ますと隣にリンマが寝ていました。何故でしょうか。


「おはようございます。リーダー、遂に任務完了ですか、おめでとうございます。」

「いや、部屋に監禁されている状態を褒めてもらう理由が分からないんだが。」

パトリクから何故か褒められる始末だ。解せぬ。


「これからダンジョンの続きを攻略されますか?武器の強化も終わりましたので、どこまで進めるか、気になっています。」

「そうだね。安全第一で進もうと思ってるから、場合によってはタワーシールドの強化も必要になるのかもしれない。でも…魔石中を5,200個近く集めるのは流石に厳しいからね。」

「どこまで強化するかですけどね。魔物の強さによって使用する目安を設定する「モンスターランク」を独自に決めているパーティもあるみたいです。」

「ランク?詳しく教えて?」

「はい、あくまで断片的な情報なので、そこは分かってください。例えばですが、スモールボアですが、この魔物はランク1の武器で問題なく倒せますし、これ以下の魔物は確認されていませんので、ここを基準点として考えます。これをランク1相当と考えます。ただ、森に出現する魔物と、ダンジョンに出現する魔物は若干異なる部分もあります。スモールボアの次に強いと思われるビックボアをランク2相当と仮定して、グレーウルフも同程度なのでランク2、グレーウルフリーダーがランク3相当になり、ロングソードが折れてしまったバサークベアがランク7相当になりますね。」

「ということはランク2の武器でランク7の魔物を殴って武器が折れたという訳か。」

「はい、ですのでどの程度を許容範囲とするかは考えていくべきですが、ランク差が5開くと効果的な攻撃は絶望的だと考えたほうがいいのでしょう。あと剣術が両者Cですので、これがBやAになれば話が変わる可能性もあります。」

「そうだね。でも、技能はそこまで簡単に上がらないんだよね。」

「え?そうなのですか?私は戦闘技能に関してはオールBまで上げて頂いてますが?」

「うん、事情が変わってね。技能のCは簡単に与えることが出来るんだけど、Bは大変。Aは物凄く大変なレベルになってしまったんだよ。」

「なるほど、今後は誰をどう育成すべきか、検討しないといけないですね。」

そんな話をパトリクと交わしていると、メンバーの女性3人が、


「「「旦那様、おはようございます。」」」


等という意味不明な発言をしながら食堂に入ってくる。


「まぁ、ようやくですか!いろいろと準備を始めないと!」

とクリスママはソワソワしている。いや、ちょっと待て。


「今日からダンジョン攻略を再開するから、準備をしておいて。フェルナンドは先に両ギルドに行って依頼を受けておいてくれ。」

メンバーに準備をする様に言い、パトリクとの話に戻る。


「話の続きだけど、例えばBを1つ持っている子が入ってきたら教えて欲しい。いきなり前線に立たせることはしないけど、今後は素質のある子を優先して育てるしか方法が無くなる。Gで買えるのであれば、延々と羊を狩ればいいんだけど、そうでもないからね。」

「分かりました。宿舎が完成すれば住居の余裕も出ますし、当面は2軍候補として技能持ちに声を掛けるようにします。」

「うん、その方向で宜しく頼む。」


準備が整ったので、ダンジョンへと向かう。


「6階層の魔物はバサークベアです。両ギルドとも1単位1匹で依頼を受けています。1部屋に3匹居ることが多い様で、エルサさん曰く「早く抜けるべき階層」とのことです。」

「分かった。7階層へ進むことを優先して考えよう。」


魔法陣で6階層へと移動し、探索を開始する。

「リーダー、そろそろ小部屋です。」

「弓はあまり効果が無いのか、牽制程度にしかならないよね。」

「そうですね、前回のボスで考えると、弾かれるイメージしかありません。」

「3匹なら1匹は弓で牽制して、2匹は強くなった戦士2人にタイマン勝負してもらおう。」

「強くなったのは装備だけなんですが……」

嘆いているフェルナンドとアクセルには申し訳ないが、これは実験なんだよ。


「間もなく、魔物は3匹です。1匹は弓で牽制します。」

クリスが矢を射だすと、1匹は足止めされた状態で動く気配はない。

残り2匹が戦士2人へと向かう。「牽制」で一度距離を確保して1匹づつと対峙している。

バサークベアがごっつい腕を振り上げ、盾に叩きつける。ガッチリガード出来ている!

何度か攻撃を防いだ後、隙きを突きロングソードの攻撃が襲いかかる。一度の攻撃(鈍器でぶん殴るイメージ)の後に、体制を崩したところへ突きが入る。そして頭への一撃で終了。牽制していた1匹を2人に攻撃させてみたけど、盾で攻撃を防ぎ、弾いた瞬間に剣で突きを何度か入れ、倒れ込むと頭を殴られるというコンボで瞬殺していた。


「感じとしては問題なさそうだね。弓が通用しない問題点はどうにかしたいけど、次からは1匹シャルとクリスに対応してもらおう。」

そして10個の小部屋を通り、7階への階段を発見する。


7階へと降り、少し休憩。


「この階層の魔物情報はある?」

「いえ、この階層以降はよく分からないみたいです。」

ふーむ、ギルドで情報が無いとなると困ったな。


「クリス、少し様子を見てきて欲しい。」

……暫くしてクリスが戻る。

「リーダー、説明が難しいので見て欲しいです。そこまで敏感ではない様ですので、角からこっそり見れば気付かれません。」

「そっか、じゃあ見に行こうか。」

クリスと2人で小部屋へ続く道の角からこっそり覗き込む。

「リーダー、これってなんでしょうか?」

獅子の頭がある四足歩行の動物だけど、背中の上に山羊のような頭が生えており、尻尾は大きな蛇?のような魔物だけど、体格はやや小さい。

「私の知ってる範囲だと、こういう魔改造された生き物をキメラと呼んでた。」

「キメラですか。聞いたことがあるキメラは人の背丈以上に体をしていると聞きます。これはその下位種か子供なんでしょうね。」

レッサーキメラとかベビーキメラといったとこだろうか。


「一度、皆と合流しよう」


「見てきた情報からすると、キメラと呼ばれる魔物だと思う。ただ、クリスが聞いてるキメラのサイズよりも大幅に小さい。矢がある程度効くなら、十分戦えると思う。」

「リーダー、矢が効かない場合はどうなりますか?」

「フェルナンドとアクセルが頑張ってガードするだけなので、特に問題はない。」

「いや、問題しかないでしょう。」

戦って厳しい場合は逃げよう!ということで話はまとまり、小部屋へと向かう。


現れたキメラ?は5匹。

「牽制」「不動」の技能で戦士2人が3匹を引きつける。シャルとリンマが1匹を引きつけ、クリスと2人で残りの1匹に矢を射るも、どうにも有効打ではないような気がする。

シャルが1匹を切り捨て、こちらの応援へ来てくれる。側面からの突きであっけなく絶命。

フェルナンドとアクセルの2人も攻めるに攻められずに攻撃出来ていない様だ。

牽制しているところへ、側面からの攻撃で1匹、また1匹となんとか倒し戦闘は終了する。


「このまま進むべきではないです。戻りましょう。」

リンマの言う通り進むべきではない。

「階段のとこまで撤退しよう。」


こちらの攻撃力より魔物の性能が上のようだった。


「治癒術を使いますので、この場から動かないようにして下さい。」


そう、そして皆、幾らかの被弾があったのだ。


「リーダー、せめて弓は強化しないと厳しいかもね。」

シャルの言う通り、このままでは厳しい。


「リンマの武器もそろそろ買うべきだと思う。」

アクセルの言う通り、武器の更新も必要だ。


「この階層もだけど、次の階層が本来のキメラならシャルの武器も強化すべき」

クリスの言う通りだ。


「全体的に武器の見直しがまた必要だな。今日は村へ戻ろう。」


冒険者ギルドでの達成報告

達成件数:5件 討伐報酬:210,000G


商業ギルドでの達成報告

達成件数:30件 素材代金:510,000G


皆を連れて武器屋へと向かう。


まずはリンマの武器を見せて貰う。

3,ハルバード70,000G槍術B これが無難なラインだろう。

今日入手した魔石を全て使い、+3まで強化する。合計で370,000G。


弓の強化をしたいけど、手持ちにないので今回は諦める。


「弓の強化の為に、アレをやりましょうか?」

「またアレをやるのか……でも、他に方法はないもんな」

「リーダー、クリスの弓、シャル、リンマ、リーダー、クリスの鎧と6件の強化すべき装備品がありますので、6週間あれば完成しますよ。」

「いや、そこまでやると、この世界の羊保護団体から怒られるだろ。」

「ならばせめて1週でも回って、最低+5にすべきでは。+7くらいまでは強化できそうな気がしますが。1週で5400個位でしたよ。」

確かに+7程度はいけそうだ。+7までで635個 装備6個で3810個。足りそうだ。


「ヤマトさん、また羊さんと遊びに行くの?」

武器屋のリリィさんから少し冷たい目で言われてしまう。

「これは仕方がないんだ。攻撃が通じないから。」

「王都へ出かけて、高ランクの武器を買うのでは駄目なの?」

リリィさんが言うことはごもっともである。

「高ランクを買っても、また攻撃が通じない場合、強化できないというオチが待っていてですね。今はランク3の装備でも魔石の入手で苦労してるから。」

「それだったら、羊に嫉妬している場合じゃないわね。」

嫉妬するとかしないとかそんな話ではないと思うんだが。まぁ、いいか。


☆☆本日のお仕事☆☆

討伐実績:バサークベア×30、ベビーキメラ×5

魔石(中) 入手35-使用35(残り0)


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:ヤマト

職業:村人A

所持金:113,943,500G

所持P:7,150P

冒険者ギルドC 50/5000P、商業ギルドC 300/5000P

E強化短弓 E小型鉄杭 Eハードレザーセット Eアイテムボックス(中)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

土地購入予定:5000P

建設予定資金:3棟180人 建設開始残り14日で完成予定

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