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すいすい
ロージが早速最初の妨害工作のなされた場所に到着した。
事前に説明しているので難なく避けている。
あとは無事に破壊して貰えば万々歳だ。
そうすれば現在俺に向かっているステップのヘイトがロージに戻り、ゲーム通りの流れになるからな。
『ロージ選手、手際よく凶悪な魔導砲を破壊し進んでいく!!』
『見事! なんたる腕前か! あのような生徒を育てる学園長の教育の手腕にも驚嘆を禁じえん!』
「いえ、一重に生徒の頑張りですね」
見事にバク宙しつつ岩の弾丸を避けるとロージは備え付けの剣で両断してそのまますいすいと進んでいく。
その様子を見たゴリボイが感極まったように声を上げるので適当に相槌を打っていく。
まあ最低限の機動と魔法以外は無茶ぶりしてただけだからな。
俺は全く頑張ることなく眺めていただけだ。
『おっと! これは大変です! 数々の暴虐を尽くしてきたステップ選手の一団とハズレの道から引き返してきた一年特選クラスのアリシア選手とタイラー選手がバッティングしようとしています!』




