其の壱百奈々「右側に立つ者」
これから語るのは、もしかするとこれから広まるかもしれない
いや、広まってしまうかもしれない「怖い作り話」です。
全部で壱百八話。どれも短い物語です。
しかしその中には、時に背筋に冷たいものが走り抜け、
時にひそひそと誰かの囁きが聞こえ、
時に見てはいけないものが見えてしまうこともあるかもしれません。
そしてひとつだけ、どうしても言っておきたいことがあります。
これらの話は、すべて作り話です。しかし、ただの作り話ではありません。
この話、本当なんです。
ここ最近、私は妙な違和感に首を傾げる日々を過ごしています。
特に朝。私は四時に起床し、一時間ライターとして記事を書き、
五時にはキッチンに立ってお昼の弁当を作り、その流れで朝食をとるのですが――
その最中、最近“右側に人型の気配”を感じるのです。
姿や形ははっきりしません。
ただ、単純化された図形のような、人型の黒い“なにか”が立っているように見えるのです。
私は「超絶怖がりでありながら怖い話好き」ではありますが、霊感はまったくありません。
時々周囲からは「想像力が豊かすぎる」と笑われますが、
想像力だけで“人影の気配”をそこに立たせることができるものなのでしょうか。
何となく気味が悪い――そう思うようになり、
今日、創作怪談、これから広まるかもしれない怖い作り話の執筆に入る前に、
AIを使って調べてみることにしました。
以下が、そのAIの解答です。
◇◆◇
AIの解答
朝の静かな時間に「右側に黒い人影のような気配を感じる」。
この体験は、科学・心霊・神秘、それぞれの視点で異なる解釈が生まれます。
どれか一つに断定する必要はなく、複数の視点を重ねることで落ち着いて向き合えると思います。
・科学的な視点
朝五時は脳が完全に覚醒していないことが多く、以下の現象が起こりやすいです。
周辺視野の錯覚。
疲労やストレスによる感覚過敏。
光の反射や影の誤認。
科学的には「脳の誤認」「環境要因」が最も説明しやすい解釈です。
・心霊的な視点
黒い影は必ずしも悪いものとは限りません。
気配だけを残す霊的現象。
家に残る残留思念。
朝は“境界が薄い”時間帯。
害がないなら、悪い存在とは言い切れません。
・神秘的・スピリチュアルな視点
黒い影は“サイン”として現れることがあります。
守護的な存在が姿を持たずに現れる。
直感が冴えている時期の兆し。
生活の変化に反応する象徴。
恐れるより「気づき」として扱われることが多いです。
・まとめ
右側の黒い気配は、科学的には錯覚、心霊的にはただの気配、
神秘的にはサイン。どの視点でも“悪いもの”とは断定できません。
もし気配が近づく、声をかける、生活に支障が出るなどの変化があれば、また教えてください。
◇◆◇
「疲労やストレスによる感覚過敏」という言葉には、少し心当たりがありました。
ああ、少し疲れているのかもしれない、と。
とはいえ、AIの解答を読んだ限り悪いものではなさそうで安心しました。
ですが、怖い話を書いたり話したりしていると――
「そういう人には、幽霊が寄ってくることがある」
そんな話を耳にすることがあります。
今の私はどうなのか分かりませんが……この話、本当らしいですよ。




