3章.27 家路
予約投稿忘れてました!
昨日飲み過ぎて寝てしまって、
今くっそ焦って投稿してます…
さて、ここからどうするか。
急ぐ旅路でもないしオフィーリアには初めての旅なのだから、ゆっくり帰ってもいい。
しかし、護衛役の身からすればこいつを歩かせておくのは怖過ぎるから風魔法でとっとと帰りたい。
「まぁ、せっかくだしな…。」
オフィーリアが楽しそうになんの変哲もない道を歩く姿に俺は多少の面倒は仕方ないと思うのだった。
暫く歩いていると、魔力探知に引っかかる反応があった。
「オフィーリア、恐らく魔物だ。警戒しろ。」
「わ、わかった!指示通り動くからよろしく頼む!」
良い子だ。
剣術レベルが高いから独断専行するかと思いきや、未知の敵を前に冷静に指示を仰ぐのは偉い。
「偉いぞオフィーリア。知らない敵はどんな相手でも警戒するんだ。油断で死ぬより警戒して怪我で済めば儲け物だからな。」
「はい!師匠!」
いつからお前の師匠になったんだ俺は。
「誰が師匠だ…。ほら、右の茂みからゴブリン6匹だぞ。試しに1匹戦ってみるか?」
「良いのか!?…よし、任せてくれ!」
俺は剣を抜くとそのままゴブリンに向かって駆け出すと、流れるように5匹の首を飛ばしてオフィーリアとゴブリンの一騎打ちを見守る。
「ギャギャギャッ!!」
先に動いたのはゴブリンだ。
棍棒を片手に走り出すと、真っ直ぐオフィーリアに向かって行くが、オフィーリアは動かずに剣を構えて動かない。
「…そこだ!はあッ!」
ゴブリンが棍棒を振り上げた瞬間、疾風の如き剣がゴブリンの両腕と首を刎ねた。
俺はオフィーリアに近付き、さっきの魔物の初討伐を褒めてあげる事にする。
「良い剣だった。ゴブリンじゃお前には物足りなかったかな?これなら常識と基本を勉強すれば独り立ちはすぐ出来そうだ。」
するとオフィーリアはニコッと笑い素直に喜びを表現する。
こういう所が国民から好かれる良い所なんだろう。
「ありがとう!ウルド殿に剣を褒められるのはやっぱり嬉しいな!しかしもっと精進して、いつかは肩を並べて戦うぐらい強くなってみせるぞ!」
「大きく出たな?なら俺が目標にしてる冒険者ランクAに、オフィーリアもいずれなって貰わないと行けないな。さて、討伐証明部位と魔石取ってさっさと街に向かうぞ。」
ゴブリンの魔石と討伐証明部位の耳を斬り落とし、死骸は魔法で燃やした。
「流石はウルド殿、解体と後始末の手際が凄いな。幼少期からやっていたのか?」
街に向かい再び歩き出すと、初めての解体で少し手間取ったオフィーリアが尋ねて来た。
「子供の頃から父さんと狩りに出ていたからな。獲物の解体は毎日してたし、魔物の解体も感覚的には変わらないって感じかな?オフィーリアはこれから慣れて行けば良いんだ。まだまだ先は長いんだからゆっくり学んで行けば良いのさ。」
「ああ、ありがとう…。しかし、ウルド殿は本当に私より年下なのか?ライゼルお兄様より年上と言われても私は信じてしまうぞ…?」
そっか、オフィーリアって100歳近いんだっけ?
まぁ、こいつは俺の中だと大学で初めて一人暮らし始めたお嬢様って印象だから、どうしても前世の年齢に引っ張られて年下の女性への対応になってしまうんだよな。
「よく言われるよ。きっと両親の教育が良かったのさ。」
そんな話をしつつ、俺達はカサンドラに向けて進み続けた。
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道中何度か魔物を退けて進んで来たが、日が暮れて来た為ここら辺で野営する事にした。
「ここなら良いな。よし、日が完全に暮れる前に野営の準備をしようか。初日にこれだけ進めれば明日から少し楽になるし、今日は美味い物食って英気を養うぞ。」
俺は指輪から携帯調理器具を取り出して、夜ご飯の準備に取り掛かる。
「なら私はテントを張るぞ!…正直、私が料理を担当したいが、まだ勉強中でな?披露出来る腕前になったら是非食べて欲しい!」
「期待しないで待ってるよ。俺は食べるのも好きだし、娘に作ってやるのが趣味みたいな物だから料理は好きなんだ。」
以前仕留めたビッグバードのモモ肉を串に刺して、試作を重ねた焼肉のタレMK-5に漬け込み焼く。
スープはビッグバードのガラでダシを取った物だ。
そこにザガルタでお気に入りのパン屋のパンを出せば完成だ。
「出来たぞオフィーリア。温かいうちに食べよう。」
「こちらもテントは終了したぞ!しかし…凄く良い匂いだ!もうお腹ぺこぺこだから早く食事にしよう!」
その後、見張りのやり方や冒険中の気を付ける点などをお茶を飲みつつ教えて俺達の旅初日の夜は過ぎて行った。
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