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3章.25 第八王女の出立

日本酒美味しいですよねぇ…

最近はレモンサワーばかりで久々に飲みたい気分

朝だ。



私はベッドから出て着替えると、いつもの様に朝の鍛練に向かう。



「はッ!やッ!とうッ!…ふう。やはりどんな日でも続けてきた日課だからな。やはりどんな日でも続けなくては上達しない!」



ウルド殿に褒められた剣、これだけは自信がついたので継続して鍛えていきたい。



剣の鍛練の汗を流し食堂に行くと、ウルド殿が朝食に来た所の様だった。



「ウルド殿、おはよう!昨日は気付いたら寝てしまっていた様で気付いたらベッドで寝ていたんだが…ん?」



「オフィーリア、頼むから誤解を生む様な表現は控えような?お前が酒一杯で潰れたから俺が運んだ。だけど部屋には侍女達と運んだし、すぐに部屋から出たからな?」



ウルド殿が運んでくれたのか!

しかし何故そんなに慌てているのだ?



「ウルド殿には助けられてばかりだな…。これからは私がウルド殿のお役に立てる様に精進せねば!」



「頼むからこの件は忘れてくれ…。お前が喋る度に誤解が増えそうだ…。」



私にはよく分からないが、受けた恩を返せぬような恥知らずにはなりたくない。



「分かった。だが、いつかこの恩をティーザニアの名に誓って私が必ずお返しするぞ!」



私がウルド殿に宣言すると、せめてライゼルに相談してからにしてくれと言い残して言ってしまった。






何故だ?







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







朝食を済ませて公務の衣装に着替えて、出立式会場へ向かう。

なんと、わざわざ国王陛下が私の為に開いてくれたのだ!



国民達とは当分の間は会えなくなるから、今日はしっかりとした私を見せて安心させてやらなければならない。



それに国を出る前の最後の公務なのだから、ライゼルお兄様やお世話を掛けるウルド殿にも良い所を見せたいぞ!



私がそんな事を考えながら準備を進めていると、ライゼルお兄様が尋ねて来た。



「綺麗だよオフィーリア。昨日は流石に驚いたけど、案外良い結果だったかも知れないね?国民達を既成事実にしてしまえばウルド殿もそのうち……」



「ありがとうございますお兄様!昨日は恥ずかしい姿を見せてしまいましたが、今日はバッチリ決めて参りますので見ていて下さいね!所で何の話ですか?既成事実とは?」



私が聞くとライゼルお兄様は、何でもないと慌てて出て行ってしまった。



そして暫くすると、次はウルド殿と国王陛下が来て下さった。



「おっ、流石は王女だな。よく似合ってるよ。国民に良いとこ見せてこいよ?」


「オフィーリア、貴女の国民からの人気はとても高いので、立派に式を成功して国民達を安心させてあげて下さい。」



二人共応援に来てくれた。

ウルド殿は陛下に進言してくれ、ウルド殿は両親や元老院も黙らせて認めて下さったのだ、最後に憂いなく国を出る為にカッコよく決めるぞ!







式が始まり、国王陛下から剣を戴いた。

疾風の剣という剣で、陛下の昔使っていた剣のひとつとお聞きしたが、この剣に見合った実力をつける為に、もっともっと頑張るぞ!



そして私の出立の言葉の番になった。



「今日は集まってくれてありがとう!私が愛した国民達にこんなに祝われて、わたしは幸せ者だ!私は国を出る!しかし、大きく成長した姿でこの国に戻る事を誓おう!離れていても皆の幸せを祈っているぞ!」





「オフィーリア様ーっ!お幸せにーっ!」


「お世継ぎ様の顔は見せに帰って来てくれーっ!」


「うおおおおーっ!ティーザニア王国万歳っ!」





皆、私の事を思って…本当に、私は幸せ者だ!



「皆、ありがとう!絶対に幸せになるぞ!応援してくれ!」



私は感極まってしまい、国民達に応えながら泣いてしまった…!

陛下も笑顔でこちらを見て下さっている。

お兄様とウルド殿は目頭を押さえてきっと泣いていらっしゃる。





私は本当に、幸せ者だな!

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