3章.19 新たなる力
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あれから4日。
俺は瞑想を繰り返し、世界樹の魔力をかなり自由に扱う事が出来るようになっていた。
「鑑定。」
【名前】 ウルド
【性別】 男
【種族】 エルフ族
【年齢】 19歳
【レベル】57
【スキル】弓術Lv16 剣術Lv12 風魔法Lv14
火魔法Lv7 水魔法Lv7 聖魔法Lv7
魔力操作Lv19 魔力探知Lv15 拳闘術Lv9
鑑定Lv10⚫︎ 精霊使いLv8 短刀術Lv7
魔弓術Lv15 毒耐性Lv5 麻痺耐性Lv5
呪い耐性Lv3 調合Lv3採取Lv7 解体Lv12
隠密Lv15 鷹の目Lv9 魔力凝縮Lv10
料理Lv10 結界術Lv3
【称号】女神の加護⚫︎ 王級討伐者 世界樹の加護
世界樹の魔力操作を頑張っていたら、最近は全く伸びなかった魔力操作スキルがかなり成長している。
それに世界樹の精霊と契約したからか、精霊使いスキルも伸びたし結界術という新しいスキルも手に入ったから、戦闘の幅も広がった筈だ。
「やれる事はやった。後はぶつかるだけだな。」
明日の決戦に備えて身体を休めていると、世界樹の精霊が声を掛けてきた。
「遂に明日です。私はひとつ質問があります。貴方はいずれ自力で上位種族へと至るでしょう。それだけの力を持っています。その力を貴方は何に使いますか?」
「急だな…。俺がやりたい事は昔からひとつ、自由に生きる事だけだ。その為になら俺は躊躇う事なく力を振うよ。今回みたいにな。」
俺がそう答えると、精霊は理解出来なかったらしく無表情で首を傾げた。
「自由ですか…。私には分かりませんが、出来るならあの子と国を治めて欲しかった。あの子は孤独過ぎました。」
こいつなりに国王を心配してはいたのかな。
まぁ、やり方は間違えてたけどこれからは少しずつ変わって行くだろう。
「これからはお前が国王を支えてやればいいだろ?俺も旅の合間にここに近寄ったら見に来てやる。オフィーリアのように国民と触れ合っていけば孤独じゃなくなるだろうよ。国王だってエルフなんだから長い目で見てやれ。」
そう言って俺は精霊に背を向け眠りにつく。
精霊はその後、一言も喋らなかった。
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翌朝、俺は日課の瞑想をしながら魔力操作を発動させる。
昨夜は早く休んだ為か調子が良く、魔力の循環がスムーズだ。
「よし、良い感じだ。後はやるだけだな。」
すると、世界樹の精霊が光の玉から現れた。
「おはようございます。貴方がアンフィスバエナと戦う為の武器を用意しました。『聖弓ユグドラシル』、世界樹を使って作られた弓です。貴方の魔力を全力で込めても壊れる事なく力を発揮するでしょう。」
弓を受け取ると、込められた力を感じるのと同時に寒気がした。
普段使いには強力過ぎるが、強敵や格上との戦いではこれ程に頼もしい相棒はいないだろう。
それ程までに魔弓術との相性が良過ぎるのだ。
「凄い弓だな…。幾らでも魔力を込められそうだ。これなら武器が壊れる心配もしなくて済む。」
「かつて勇者と共に旅をしたエルフが使っていた弓です。以来、使い手がいなかったので世界樹にて安置されていました。あれから使い手がいませんでしたので弓も喜んでいましょう。」
俺は試し射ちをしたり構えなどの確認をしたりと、残り時間を弓を手に馴染ませる事に専念したが、まだまだ物にしたとは言えないが仕方ない。
戦いの時が来た。
「ご主人様、そろそろお時間です。封印を解いても大丈夫でしょうか?」
「ご主人様はやめろ。ウルドでいい。それを直したら試合開始だ。」
俺が魔力操作スキルを発動させると、世界樹の魔力も合わさって身体から溢れた魔力が周囲を渦巻いている。
恐らく魔力探知スキルを持つ者が今の俺を見れば卒倒するレベルだ。
俺の準備が完了すると、世界樹の精霊は地面にポッカリとした丸い穴を魔法で生み出した。
穴からは俺が感じ取ったら膨大な魔力と、明らかに今まで出会った事のない肌を刺す様な感覚が伝わって来る。
「この先は世界樹の力で結界で空間を隔絶させた世界です。私が声を掛けたら再び穴から出て来て下さい。ではウルド様、作戦開始いたします。」
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