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3章.13 王女との密約

GWはストックいっぱい作ってオブリビオンやるんだ…

俺はオフィーリア王女の提案に乗る事にした。



「いいぞ。但し、攻撃されれば俺はそいつを容赦なく殺す。それが誰であろうとだ。どうだ?」



俺の過激な提案にオフィーリアは恐る恐る質問を返してくる。



「それは……例え、国王であっても、か……?」


「勿論だ。これが受け入れられないなら今から森を焼きながら国に攻め込むだけだから気にするな。」



するとみるみる顔を青ざめさせたオフィーリアが制止してきた。



「ま、待ってくれ!!分かったから!その条件を飲むから頼むから待って欲しい!…はぁっ…。せめて、明日で構わないか?明日であれば貴殿を商人として入国させてライゼルお兄様に自然に案内出来る!信じてくれ…!」



ぽんこつ王女の提案にしては悪くない。

入国までスムーズに行けば、後々戦闘になるだろうし体力と魔力の温存になるしな。



「よし、じゃあ明日は頼むぞ。別に逃げるなり報告するなり好きにしていいが、俺は堂々と正面から国を攻撃開始するから忘れるなよ?」



一応脅しておくと、過呼吸になる程ガクガクと震え怯え出した。



「あー、いや、ごめん。お前はそんな事しないよな。明日起こしに来てやるから今日は寝ろ…。俺も疲れたから寝る…。」



「…本当に寝てる間に攻撃したりしないか…?絶対に絶対か…?」



一度脅してしまったのが悪かったのか、お化けの怖い少女の様に確認してくるぽんこつ王女の頭を乱暴に撫でて部屋を出る。



「しないから安心しろって…。んじゃ明日頼むぞ。」



あっ…という声が聞こえたが、これ以上いると調子が狂うので、無視して隠密スキルを使い部屋に戻った。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







翌日、まだ起きるには早い時間だが俺はオフィーリアの部屋に訪れた。



「……まさか、まだ寝てるとは思わなかったな。…おい、起きろ。」



俺が騒がれると面倒なので静かに起こすと、オフィーリアは寝起きが悪いらしく寝ぼけながら起床した。



「ふぇっ…?…おはようございまふ…。今、着替えちゃいますねー……。」



こいつ、相当な箱入り娘か…?

俺は溜め息を吐いておもむろに寝間着を脱ぎ出すオフィーリアを背に、一度退室した。



「ひゃあああ〜!!」



その後、目覚めたのか室内から変な声が聞こえたが、彼女の名誉の為に聞かなかった事にした。



数分後、着替え終わったらしいので入室すると、顔を赤くしたオフィーリアがベッドで正座していた。



「お、お待たせした。未婚の王女の着替えを見た事は黙っていてくれ…。侍女以外には見せた事ないのだ…!」



「別に誰にも喋らん。それより準備が出来たなら早く行くぞ?」



「…どうせ剣ばかり振るしかやる事がない女の身体など…。」



俺は興味ないので出発を促すとオフィーリアがまた何故か落ち込み出したが、この手の話題は苦手なのでスルーして出発する事にした。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







オフィーリアの案内で森の中を進む。

里の森と同じく、ティーザニア王国の者以外は知らない道をひたすら進むと、急に視界が晴れて綺麗な街並みの自然豊かな国が姿を現した。



「ここがエルフの国、ティーザニア王国だ。」



「へぇ、腐っても王国か。綺麗な所だ。」



俺がそう呟くと、オフィーリアは一瞬悲しい顔をしたがすぐに凛々しい顔に戻り、案内を再開した。



「この先にあるティーザニア城にライゼルお兄様はいらっしゃる。着いて来てくれ。」



俺が頷くとそのまま真っ直ぐと城に向かう。

道中、国民がオフィーリアに手を振ったり声を掛けたりと意外と人気の様だった。



「お前、籠の中の鳥にしては国民から慕われてるんだな。」



何となく口から出た言葉だったが、オフィーリアは心底嬉しそうだった。



「そ、そうか?私は他の兄様方や弟達と違い国外に出れないからな…。その時間に剣を振るか国民と触れ合うしかやる事がなかったのさ…。」



かと思いきや死んだ目になるオフィーリア。

本当にこいつ見てて飽きないな。



「まぁ、いい事なんじゃないか?姫なら国民に慕われるのも大事だろ。剣も外で生きるならやっといて損はないしな。」



俺がそう言いながら街並みを眺めていると、オフィーリアは俺の言葉に嬉しそうに微笑んでいた。



なんでこいつを慰めなきゃならんのだ…。

そんな事思いながら歩いていると、気付けば城の正門に近付いていた。



「もうすぐ城に入るぞ。私に口裏を合わせてくれれば大丈夫だからな。」



さて、ついに敵陣突入な訳だが。

ここからは俺も本気で行かなきゃ死ぬかもな…。

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