2章.24 冬支度
今回短いので、未来の自分が2話連投してるはず…
家を購入して暫く経ったある日。
「んー…ウルド、おはよ…。」
「おはようオリビア。朝ごはん作ってくるからちょっと待っててね。」
「うー…。わたしも手伝うよ。」
オリビアはまだ目が覚めてないみたいだ。
それぞれ部屋を分けたけど、オリビアはまだ1人で寝るのが怖い様で俺の部屋で一緒に寝ている。
まぁ大きくなったら自然と親離れするだろうし、まだリハビリ期間だから仕方ない。
「じゃあ顔を洗って一緒に作ろっか。」
顔を洗って簡単な朝食を作り、朝ごはんを食べる。そして俺はギルドに向かい、オリビアは洗い物をやってくれる。
これが俺達の朝のルーチンになっていた。
「それじゃオリビア、行ってくるよ。」
「行ってらっしゃいっ!気を付けてね!」
家を出てギルドに向かう。
最近は寒くなってきたけど、俺は気にせず依頼を受け続けていた。
稼げる時に稼いでおかないと何かあった時が心配だからな。
いつものようにオークなど適当に討伐依頼を持って行くと、ミレイさんが俺の知らない常識を教えてくれた。
「ウルド君さぁ、凄い依頼を頑張ってくれてるけどいつまで受けてくれるの?冬は金欠の人以外は休業するんだけど、そんなに貯金厳しいとか?」
……何それ知らないんだけど。
確かに冒険者の数が少ないと思ったけどさ。
「それ知らなかったですよ…。お金はかなり貯めたし拠点も手に入れたんで、正直休みは増やそうと思ってました。」
俺が責めるような目線を送ると、ミレイさんがあからさまに誤魔化し笑いをしながら言い訳し出した。
「あははー…。ウルド君、新人って感じしないから話してなかったんだね。ごめんね!じゃあ、ウルド君とは冬明けまでお別れだね。寂しくなるよー…。」
「いや、指名依頼があればやるんで教えて下さい。流石になければゆっくり休みますけどね。」
指名依頼は美味しいし強い魔物も出るから、強くなる為にもお金的にも得しかない。
今後の為にも積極的に受けたかった。
「いや、それ休業って言わないから。まぁこっちとしては助かるんだけどねー。それじゃ、頑張ってねー。」
「はーい。」
もうオークぐらいじゃ心配すらされなくなった。
2時間ぐらいで帰ってくるから別にいいんだけど。
案の定2時間程でオークを4匹持ち帰り、急遽、今年の仕事納めになる予定の依頼報酬を受け取り帰宅した。
「ただいまー。」
「ウルドっ!おかえりなさい!早かったね!」
オリビアの元気な出迎えを受け、早速冬休みの話をする事にした。
1人にする事が多かった分、一緒の時間を増やしてやりたいな。
「オリビア、明日から俺、春までお休みするから。暖かくなるまでのんびりしよっか。」
「本当にっ!?やったー!じゃあ、お買い物とか一緒に行こ?」
そっか、冬を越す為に薪とか保存食も買っとかなきゃだなぁ。
せっかくだから色々と料理も覚えたいし、オリビアに文字の読み書きも教えてあげなきゃな。
「じゃあ早速、明日にでも色々買いに行こっか。俺も料理用に色々買いたいし。」
「行くっ!!明日楽しみだね!」
パッと花が咲いたような笑顔のオリビアを見て、これなら冬休みも悪くないなと思い、その後も何をするか2人で盛り上がり、案の定オリビアは遠足前の子供みたいに夜寝れなくなっていた。




