間話 ???
間話です!
少し重い内容な為、心が弱ってる方は注意して下さい
「オラァッ!!ったく、売れもしねぇのに、ただの穀潰しの肉袋が!!」
「きゃっ!?」
鈍い音を出し、私の身体が飛ぶ。
売れない闇奴隷の扱いなど、こんな物だ。
「チッ!次に値下げして売れなきゃ、娼館に飛ばすか魔物の餌にしてやるからな!ったく、ダークエルフなんぞ安いからって買うんじゃなかったぜ!糞がッ!」
カビたパンを投げつけ、男が出て行く。
今日も私を殺してくれなかった。
「今日も、死ねなかったな。」
毎日カビたパンを食べ、怒鳴られて殴られる日々。
パパ、ママ…どうしてわたしを産んだの?
どうして、わたしを捨てたの?
どうして?どうして?どうして?
答えのない問いを繰り返す。
涙も表情もとっくの昔になくなった。
この首輪に付与された魔法で、死ぬ事すら許されない地獄の日々。
「あと少しで死ねるんだ。あと少しの辛抱だ。」
絶望なんて、元々希望がある人がする物。
今のわたしにとって、死が救済なんだ。
わたしたち、ダークエルフは嫌われている。
人間には迫害を受け、エルフには忌み嫌われる。
わたし、前世で何か悪いことしたのかな?
じゃなきゃ、神様はわたしが嫌いなんだ。
「神様なんて、いないんだ。」
わたしは何度も何度も何度も何度も、死のうとして失敗した。
それに気付かれて、檻の外からそれを見て笑う男達。
「お前は死ぬ自由すらねぇんだ!大人しく愛想振り撒いて売れてから勝手に死ね!ハッハッハ!」
あれ以来、わたしは壊れたんだろう。
殴られて、その時だけ声が出る。
それ以外は、何もしない。
近々来るだろう、死という救済を目指して。
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闇市に運ばれて、見世物にされる。
当然、わたしみたいなダークエルフを買う人なんて、いるわけない。
しかも、見て分かるほどわたしは壊れてしまっているんだろう。
わたしを見る目は揃って、汚物を見るようだ。
「こんな物、早く処分しろよ。」
わたしを見る目がそう言っている。
でも、わたしは何も感じない。
今日を耐えれば、死ねるんだ。
やっと…、やっと、夢が叶うんだ。
神様。もしいらっしゃるなら、卑しいダークエルフに、痛みなく死の救済を。
そして、願わくば、次はダークエルフ以外に生まれ変われますように…。




