1章.24 あれから
読んでいただきありがとうございます
最近はモンハンも触らず書いてます
あの野盗退治の件から一年過ぎた。
あれから俺も里も、少しだけ変わった。
【名前】 ウルド
【性別】 男
【種族】 エルフ族
【年齢】 17歳
【レベル】26
【スキル】弓術Lv10 剣術Lv7 風魔法Lv8 火魔法Lv2
水魔法Lv2 聖魔法Lv4 魔力操作Lv12
魔力探知Lv10 拳闘術Lv5 鑑定Lv6⚫︎
精霊使いLv4 短刀術Lv5 魔弓術Lv5⚫︎
毒耐性Lv3 麻痺耐性Lv3 呪い耐性Lv2
調合Lv1 採取Lv7 解体Lv10 隠密Lv10
鷹の目Lv1 魔力凝縮Lv1 料理Lv2
【称号】女神の加護 ⚫︎
我ながら、1年でかなり成長したと思う。
レベルもかなり上がって、ビッグボアなら弓以外で仕留める事が出来る様になった。
魔法は相変わらず風魔法ばかり使っていたので、かなり成長したと思う。
母さんからは、そろそろ免許皆伝を貰えるらしい。
そして、新スキルを3つ覚えた。
鷹の目は遠距離狙撃や斥候で役立つスキルで、感覚的にはスナイパーライフルでスコープを覗いてる感覚に違い。
ただ、まだレベルが低いので1.5倍ぐらいの倍率だと思う。
次が魔力集中だ。これは恐らく魔弓術のレベルが上がったから覚えたのだろう。
これで魔力の矢を作る時間が若干短縮したが、このスキルには少し問題があった。
そもそも魔弓術のスキルに弓が耐え切れないのだ。
魔力操作で壊れない威力に調整すると、実戦じゃ使い物にならない。
なので、新たに俺の力に耐えられる弓を手に入れないと使えない。
まぁ、普通に魔法を使う時には便利なスキルなので今はそちらで使うとしよう。
そして最後が料理だ。
最近は一人で森に入り野営する事が増えたので、飯を作る機会が増えた。
鑑定のおかげで食べられるキノコや山菜がわかるので、採取と料理のレベルが上がってしまった。
後、どうでも良いんだけど、神童が消えた。
これは大人になったと考えるか、凡人に堕ちたと考えるか。
まぁどっちでもいっか。
アザレアさんに監視されているカトレアとの文通は、何とか続いている。
そもそもエルフの里と人の街とのやり取りなので、手紙が届くのに一月、返信して相手に届くのが一月と、1回のやり取りで二ヶ月掛かるのだ。
これぐらいなら俺でも大丈夫だ。
アザレアさんに怒られる事もあるまい。
俺の変化はこんな感じだ。
次に里の変化だが、まず交易が始まった。
一か月に一回、里にパゴダさんの商会の行商人が森の外に来る。
エルフの里からも森の外に出て、そこで取引をするのだ。
今は里からは工芸品や森で採取した薬草と余った獲物の素材などを、商会からは調味料やエルフの里だと手に入らない物を取引している。
因みにカトレアとの手紙はこの際にやり取りしている。
次に、俺の独立が認められて一人で森を自由に動く許可を貰った。
これに関しては俺の変化でもあるか。
生活に関しては今まで通り実家暮らしだが、森を一人で動けるようになった事で修行の幅が大きく広がった。
そして最後なんだが、これが一番の変化だ。
ルルが最近冷たい。
何故か怒っているんだが、怒ってないと言われると俺もそれ以上聞けない。
前世のドラマで観た事がある。
いや怒ってるじゃん!と返して大喧嘩するシーンを。
なので絶賛ルルのご機嫌取りの予定だ。
とりあえず身辺調査は基本。
という事で、ルーセリアさんに聞いてみる。
「最近ルルが機嫌悪いみたいなんですけど、俺ルルに何かしちゃったんですかね?謝りたくてもちょっと原因がわからなくて。」
するとルーセリアさんは声を出して笑い出す。
「あっはっはっ!うちの里の英雄さんも女の気持ちはわからんか!あっはっはっ!!」
英雄じゃないし女の気持ちなんてもっと知らねーよ!
そう心の中でさけで叫びつつ、俺だけじゃ手の打ちようがないので降参する。
「お手上げですよ、ルーセリアさん。助けて下さい。これじゃ未練なく里を出れないですよ。」
ルーセリアさんに助けを求めると、大きな溜め息を一つ吐いて、説明してくれた。
「ウルド君、いつ里を出る予定なの?」
いつか出て旅がしたいと最近は隠さなかったので、ルーセリアさんの耳にも入っていたようだ。
「18歳になったら出ようかと思います。しばらくはザガルタを拠点にする予定なんで里にはすぐ帰れますけどね。」
そこまで話すとルーセリアさんはまた一つ大きな溜め息を吐く。
「それよそれ。私達で気付くのにルルが気付かない訳ないでしょ?他にも理由はあるけどね。貴方、助けた女の子と手紙でやり取りしてるでしょ?それを知って、お兄ちゃん取られたー、って思ってるのよ。可愛いでしょ?うちの娘。」
なるほど。全部俺のせいじゃん。
これ以上はその娘の母親に聞くのは良くないな。
「なるほど…。ありがとうございます。後は何とかしてみます。」
ルーセリアさんにお礼して、俺は解決策を探す事にした。
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そんなある日、父さんから『紅の乙女』を里に招待するのが決まったと伝えられた。
交易を始めて約半年、数日の滞在なら問題ないだろうと里長が許可をくれたからだ。
なので、ルルへの対応が決まらないまま、俺は森へ狩りに出ている。
「かなり大物だ。こいつでいいか。」
全長3m程のビッグボアを発見して、正面に立ち弓を構える。
いつもはスキルの鍛錬の為に隠密を使って仕留めるが、今回はこいつの狩り目的なので危険はないし保険もかけてある。
俺はビッグボアの額に狙いを定めて矢を放つ。
魔力を込め過ぎると貫通してしまい味が悪くなるので、加減して魔力を込めた矢は、ビッグボアの額に深く吸い込まれた。
ズン、と音を立てて倒れたビッグボアを風魔法で浮かせ、川で血抜きする。
いつもの作業だが、今日は丁寧に処理をした。
「みんな喜んでくれるかな?」
処理しながらそう呟くと、ドライアドが現れて話しかけて来た。
「人間を里に入れるなんて、どうせ貴方が原因でしょ。本当に変だわ。」
ドライアドはこの森の精霊なので、俺が呼び出さない限りは森から出ない。
ただ、森にいる時は呼び出さなくても勝手に来るのだ。
「前に里の外に出た時に仲良くなったんだ。優しくしてあげてくれ。」
そう俺が頼むと、悪戯を思い付いたような悪い笑顔でこう言った。
「私は貴方の契約精霊だからね。貴方の友人に危害を加えないし加えさせないから安心しなさい。でも、面倒な事にならないといいわね?」
この時の俺はドライアドが何の事を言ってるのか分からなかったが、その翌日その言葉を思い出して後悔する事になった。
ついに1章の下書きは終わったので、2章を考えながら清書してます。
楽しい!




