↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/99

1章.20 勝ち鬨

次の間話で本日の公開予定までは終わり!

入り口に着いた頃には戦闘は落ち着いてきていたがまだ戦う音が聞こえる。


「ウルド君!!」


クレアさんだ。良かった、生きている。


「捕虜の救出と恐らく夜狼の頭を仕留めました。洞窟の奥に檻のある広い空間があるんで確かめて下さい。俺はこの娘を救護部隊まで連れて行きます。」


俺がそう告げると、クレアさんは頷く。


「わかったわ。アザレアがいるはずだから彼女までお願いね!女の子同士の方が安心するはずよ!」


「はい。では行きます。」


確かに。やっぱり女性のケアは同じ女性だよな。

この娘もずっと気を張ってただろうし急ごう。





救護部隊に合流し、近くの神父さんの格好のおじさんに事情を説明すると、アザレアさんの元にそのまま連れて行かれた。


「ウルド君!無事ですね!?良かった…。その女の子が商人さんの?」


アザレアさんも疲労の顔が見えるが無事ならば良かった。


「はい。すいませんが彼女をお願いしていいですか?女性同士の方が安心するでしょうし、その、少々過激な場面を目の前で見せてしまったので。」


仕方がないとはいえ、まだルルより少し大きいぐらいの女の子に人を殺す瞬間を見せてしまったのだ。


「では、俺は前線に戻ります。後は頼みます。」


そういって駆け出そうとすると止められた。


「何を言ってるんですか!貴方も休むのです!誰よりも神経を使う重大な任務を成功させた功労者を労わらずに戦いに戻すなんて、亡国の愚王か魔物ぐらいですわ!!それに貴方が行かなくても、もうすぐ終わりです。なので、食事と休憩を取りながら皆さんの勝ち鬨を待ちましょう。分かりましたね?」


凄い勢いで止められ俺は頷く事しか出来ず、アザレアさん達のいたテントを出て近くの木に寄りかかって軽い食事を取った。


身体は問題無いと思ってたけど、ずっと気を張ってたので安心したのもあり少し仮眠を取る。


小一時間が過ぎた頃、洞窟の方が騒がしくなった。どうやら片付いたようだな。


撤収の手伝いをしようと、再び洞窟の入り口に向かう。


すると、先程見かけなかったミーアさんとソフィさん、合流したクレアさんを見つけた。


「皆さん無事で良かった。こちらも終わったんですね。」


そう声を掛けると、ミーアさんがちょっと怒った顔をしてる。


「ウルド君、私、無茶はしないでって約束しなかった?貴方一人で救出と敵の頭を仕留めるなんて、何でそんな無茶したの!?一歩間違えたら人質も貴方も両方死んでたのよ!?信じらんないわ!!」


わあ、凄い勢いで怒られた。


「ウルド君、私も同じ意見。勇敢と無謀は紙一重。貴方は自分の命を軽く見過ぎ。」


いつも表情があまり変わらないソフィさんも、一発で分かるぐらいに怒ってる。


「ごめんなさい。ただ、俺があの場面で動かなきゃ多分あの子は怪我するか最悪死んでいたと思う。冷静に確実に仕留められると思ったから無謀な攻撃じゃなかったと思うんだ。でも、心配かけたのは本当にごめんなさい。」


俺が二人に頭を下げると、クレアさんがおろおろと話しかけてきた。


「ま、まぁまぁ!みんな生きてるんだから良いじゃない!二人も落ち着いて!ね?ほら!早く撤収して酒場に繰り出しましょー!」


クレアさんの必死のフォローで何とか俺は助かった。だが、矛先がクレアさんに代わって、貴女はウルド君に甘過ぎる!と帰りの道中ミーアさんに説教されていた。マジすいません。


因みに父さんは一人で20人程射抜いたらしく、帰りは参加した冒険者達に囲まれて大変そうだった。

アパチャイホパチャイって名前、マジで天才ですよね


俺なら絶対思い付かないし忘れないですもん

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。