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別世界  作者: むごな
リンドス国編
6/10

負けず嫌い

日が暮れてきた、そろそろ寝る時間かそういえばどこで俺は寝るのだろうか。何も聞いていないそう思って外を見ると人影が見えた。その瞬間まだ本を読んでいるふりをすることにした。あれはレイカさんなんだろうか、いや違う気がする。いやな予感がする。俺の直感が今すぐここから逃げろそう言っていた。


その人影は明らかに俺にばれないように慎重に行動しているように見えた。そうだ、レイカさんなら何か明かりをつけるはずだ。明かりをつけずに動くのは俺に行動がばれないためじゃないか。ああきっと、だまされていたんだ。


俺の完全敗北だ、全部演技だったんだ俺をだますために行動をしていたんだ。くそっ、信頼した俺がばかだった、甘かった何もかも思っている以上にこの世界の住人は魔物に対する殺意が高いらしい。いや違う、もうこの世界の住民なんて言わない、この言葉のせいで俺はあいつらを人間だと思ってしまうんだ。


甘さを完全に捨てるためには言い方から変更しないといけない。あいつらにとって俺が魔物なら俺にとってもあいつらは魔物だ。魔法を使う動物だただの、会話できるかどうかしかほかの動物と違いはないじゃないか。


相手も殺そうとしているのに、自分は殺そうとしないなんて不可能だ。ここは生存競争だ生きるか死ぬかのそれなのに、俺は自分も相手も生きる道を歩もうとしていたそっちの方が楽だから。精神的に楽だったから。


認識を改めろ。あいつらに俺が勝てる可能性があることなんて頭脳戦しかない。後悔をするのは後にしよう。敵は夜遅くに行動してきている。視覚が悪い状態だと本来だと俺が有利のはずだ。今行動しているのはなぜだ?


敵は今行動してきたということはつまり何らかの手段でこっちの姿を正確に把握できる手段があるということだ。敵は俺の魔力により位置を把握しているのか?いや、それは絶対にないな。それなら俺の幻術魔法でどうとでもなる。


なら、単純に夜目に頼っている可能性もあるな。俺の知らない魔法で完璧に位置を把握することができるならどうする。敵は俺の目的を知らない、だって魔物だと思っているから。その勘違いを有効活用することができないだろうか。


敵が考える俺の目的は物資を強奪しようとしているまたは情報収集をしようとしているそう考えるだろう。なら、物資を強奪しようとしていると施しをもらいに来ている点から考えるはずだ。なら、どうする。有効活用は今は何もできないな。


突破できる手段が思い浮かばない。詰んでいるいる。もうあきらめた方が楽なんじゃないか。これからもこの生活が続くんなら死んだ方が楽だ。なんで俺はここまで生にしがみついているのだろう。どうせ、生きていても元の世界に帰っても何もないのに。


だけど、嫌だった俺はこの世界に来てから。まだたった2日だけど負け続けている。せめて、少しくらい魔物どもに報復をして少しでもいいから勝ってみたい。なら、諦められないな。ここで死んだとしても最後まで暴れて、意地を見せてやる。


ここまでずっと敵は用意周到だった。そうだ、きっと敵は一人じゃない相手は俺の身体能力を知らない、なら一人じゃ対応できない可能性も考えているはずだ。絶対に逃げられないために俺ならどうする。ここから敵は見えないだけどきっと教会の周りを包囲しているんじゃないか


敵が複数人ならこの世界で俺が使える最強の手が使える。一人で俺を討伐しに来たなら絶対に負けていただろう。魔物の幻術を見せよう。だけど、きっと幻術も一瞬でばれてしまうだろう。だから、勝負は一瞬で決まる。敵はまだ俺に気づかれていないと思っているはずだ。


なら、これまで後手に回っていた俺が唯一先手を取れる瞬間は今だ。だけど、包囲を突破する手段なんてあるのだろうか、いや俺はいま魔物の顔を三人分知っている。そいつらは包囲網には参加していないだろう、だけど利用はできるはずだ。


できればもう一体なるべく多くこの包囲網に参加してい奴の顔がわかれば、生き残れる可能性はぐっと上がる。人間には夜目がある、暗い空間に俺は慣れているじゃないか。周りをばれないように見る。顔はやはり見えないようにしているな。


逃げる際に誰でもいいから顔を見よう、死ぬときはきっと簡単に死ぬだろうな。そろそろ敵がやってくる。絶対に生き残ってやる。負けたままでいられるかよ。月明かりが道を照らしていた。

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