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別世界  作者: むごな
リンドス国編
3/10

生き残る方法

とりあえず時間はできた、自分の魔法について理解を深める時間に使えるだろう。だけど、それよりも優先するべきことがある、それは食料だ、今は何も食べものも飲み物もない。


それに異世界の食べ物は俺の口に合うのだろうかまずくても食うしかないんだがな。どうすればこの問題は解決するのだろうか。いやちがう、何をするべきか、何をするしかないかはもうとっくのとうにわかっている。ただやりたくないだけだ。


盗むしかない、ああ、そうだあれは人間じゃない、なのになぜ盗むのを躊躇していたのだろうか、良心なんてあっても無駄だ、生きていくためにはそんな考え不要だった。無駄なことを考えてしまったなと思っていると。雨が降ってきた。


体温が奪われるとまずいと思ったが、これはチャンスかもしれない晴れている時よりも今のほうが、相手も行動しづらく俺のことを発見しづらいと考えた。だからとりあえず今の場所から移動して、別の路地裏へと行くことにした。


次の場所についてからこれからの行動方針を考えることにした、大まかな選択としてまず2つ選択肢がある。1つがこの町から移動すること、もう1つがこの町にとどまることだ。正直自分のことがばれた現状この町から移動をしたい、という気持ちが強い。


だけど別の町とこの町の距離も、安全であるという保障も、食料もなく、そもそもその距離を運動不足の俺が移動できるわけがない。そのためこの町にとどまるしかないということになる。ということで次の選択肢は正直たくさんありすぎて整理しきることは不可能だ。


だが優先事項が3つある、1つめが食料の安定した確保だ。俺の魔法があれば盗むことはそれなりに成功すると思っているが、いつ失敗するかもわからないし、相手に護衛をつけられたら、正直リスクが高すぎる。最初の数回は大丈夫だと思うから、対処は少し遅くてもいい。


2つめが、魔法に関する確認だ。どの程度の幻術を見せることができるのか発生にかかる時間はどの程度なのか幻術によりこの世界の住人を殺すことは可能かどうか。効果時間、自分を透明化したり、他人の姿になることができるかどうかも確かめたい。これは1つめの成功にもかかわるためすぐに確認したい。


3つめが、ギルドと呼ばれる施設の動向の確認だ。あの冒険者はギルドへとすぐに向かって俺のことを報告したはずだ、俺に対する殺意があれだけ高いのならほかの奴らも高いと考えるのが妥当だろう。とはいえ魔物一匹相手の対応だから安心をしている部分もある。


こんなところか、さすがに今日はここから動けないから魔法の確認をさっさと終わらせるとするか。詠唱しなくても心の中で思ったことが現実になるみたいだから、割と自由度は高いことが分かった。これなら、自分の姿をあの冒険者の姿に変えられるかもしれない。


そう思いやってみると、確認手段がなかく絶望していると雨が降って水たまりができておりそこから確認することができることに気が付いた。雨が降っていて本当に助かった。それに、雨が普通に降っていることから物理法則に関しては元の世界と似ているんだろうな。


そんなことはどうでもいいと思い自分の姿を確認すると、あの冒険者そっくりの姿になることができていた。これならあいつらに交じって生活をすることができるかもしれないという希望が生まれた。それに今日襲われたときに俺の魔法は通用していた。


これからもずっと通用し続けるとは考えられないが、この町にいる冒険者なら対応できるんじゃないかと思った。そうしていると、もう夜になっていたこんな場所で寝たことはないから、寝れるか不安だったが疲れていたのかすぐに眠気がやってきた。


正直最初はどうやっても生き残れないと思い絶望していたが、これなら生き残れるかもしれないそう希望を胸に包みながら俺は寝ることにした。そして、空は曇り雨は降り続けていた。

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