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別世界  作者: むごな
リンドス国編
21/22

安全に

ここからどうなるかはわからないがとりあえず町の中に入ることができた。俺の魔法が完全に対策されていて、俺の姿が見られることが少し不安だったが魔法が相手に有効だったみたいで助かった。それにライもばれずに入ることができたがそもそも今回は身分証を提示する必要も何もなかった。前回の町に入るときに必要だったのは俺のせいなんだろう。


となると身分証の話をラスクが出さなかったのは単純に必要ないと思っていたからなんだろうか。ラスクは本当に敵なんだろうかとりあえず最悪の場合を想定して動くべきだ、味方だと思う気持ちは捨てて考えるとしよう。町の中に入って適当な宿を見つけてそこで泊まることにした。


宿の中でこれからの行動について相談することにする。

「これからの行動ですけど、とりあえず別の世界にかかわっているような魔法がないか調べないといけないと思います。どうやって調べればいいでしょうか?」

「それは俺が図書館で調べるからお前ら2体でこの町の情報を調べておけ」


ラスクが図書館で調べるのは不安だな情報を隠す可能性がある。だけど情報は大切だって言っていたから、確かな身分証がないと別の世界に関わるという特別な魔法は調べられないのかもしれない。となればしょうがないだろう、この町の情報ってそういうことだろラスクはあの提案に納得したのか?


「盗むという案にラスクさんは反対していたと思いますが、なんでそれの確認をするんですか?」

「それ以上にいい案が思い浮かんでいないからだ。代替案もないのに否定はできないし、それ以外で情報を手に入れる方法もないし、失敗するとも思えないからな。」

確かにこのメンバーで盗めない場合はほとんどないだろうな。とはいえラスクに普通の倫理観はあるみたいだな。


あと何かあったときの対策としてラスクと魔法で連絡を取れるようにしておこう。

「それと私ライが一緒に行動するとはいえ何が起こるかわかりません。ですから私の幻術をラスクさんに見せておきますからそれが消えたら問題が起きたと思ってください。」

「分かった。その場合はなるべく早くお前の場所に行くことにするよ。」


これで問題ごとは去ったしライと二人で行動する機会を得ることができた。情報収集を進めつつ、ラスクを殺す方法についても考えることができそうだ。ただ問題としてラスクだけで図書館を調べに行くから、図書館に情報があってそれをラスクが教えずに秘匿した場合はどうしようもないな。


ある程度はしょうがない、逆にその行動をした場合敵だということが確定するからそっちの方が後の行動を考えやすくて楽かもしれない。隠したかどうかを確かめる手段がないというのを置いておけば。待てよそういえば今の俺のこの世界における知識はすべてラスクからのものだ。


ならラスクが俺に嘘の情報を教えている可能性があるな、今のうちのこの世界の住人と話しておいてラスクが正しい知識を俺に教えているかどうかをすり合わせておく必要もあるな。もしあっていた場合はラスクを仲間だと断定できる………わけないな、それだけで仲間だと決めるのは無理があるな。


そもそもこの世界の住人と俺が普通に会話することができるのかどうかという問題があるが、それはライを頼れば何とかなるから大丈夫だな。ラスクを殺した後この国にもう一度来れるかどうかわからない手に入れられる情報はすべて今のうちに手に入れておこう。

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