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別世界  作者: むごな
リンドス国編
19/22

飛行中

ライのおかげで、かなり快適な旅を過ごすことができている。ライも時速60㎞くらい出していると思うがそれに難なく地上を走って追いついているラスクは強さのそこが一切見えないな、ライもラスクも一切休憩を必要としていなく。朝から晩まで常に稼働することができている。


今は飛行して移動中で俺がライの背中に文字を書くようになぞり、それをライが読み取りライは構造変化により文字を表示して意志疎通を取っている。


ラスクを殺害する方法よりも先に異世界に戻る方法を見つけた場合、貴様は殺害できるまで元の世界に帰らないということでいいな。


それで問題はない。元の世界に戻る方法発見よりも先にラスクを殺害する方法を見つけた場合は、その方法を使用してなるべく早く殺害して、そのあとにライは自由に行動していいぞ。


こんな契約をするとは貴様はいったい化け物と何があったんだ?


この契約はもしラスクが俺の味方なら、契約した時点で俺の有利になる、なぜならいつでもライ裏切れるから。ラスクが敵の場合でも一人で相手にするよりも勝つ確率は上昇する。それにライ目線では俺を殺すメリットは一切ない。だからラスクを殺した後でも俺がライに殺されることはない。


ただ問題があるとしたらラスクが味方の場合は先にラスクを殺す方法を見つけた場合まずくて、ラスクが敵の場合は先に元の世界に帰る方法を見つけられないまたは殺害されるのどっちかだから先にラスクを殺さないといけないことだな。どっちにしろ解決する手段はあるが早いうちにラスクが敵か味方か判断しないとな。


そういう契約だからこそ、ライ目線では俺とラスクが味方の場合が一番問題のある状況だ。そのためどうしてラスクが敵であると思っているのかその理由について、ここで聞いておき本当に味方か敵かを判断するつもりなんだろうな。


ラスクは行動がバラバラだ。この世界の人間のことを考えてライは殺すだけど俺は殺さない。それはなぜだ?ライよりも俺の方がこの世界にとって悪影響しか与えない存在なのに。ラスクの目的が何もわからない、そんな奴よりも目的がわかる奴の方が信用できるからだ。


なるほど。理解した、我の疑問は解決したから化け物の魔法についてだが。我が知っている情報はあまりないから貴様から情報を出せ。


俺が知っている情報もあまり多くないぞ。ラスク曰く速度に特化した身体強化らしい、実際今もあり得ないくらいの速度で常時移動しているからな。


それはおかしいな、速度に特化した身体強化が奴の魔法であることは絶対にない。なぜなら、奴は常に走り続けている疲れている様子もほとんど見せていない。魔法により活動するためのエネルギーを生産していないとありえない。


ライは一回魔法を使用したらそれ以降は魔力消費なしでその状態が維持されるらしい、それに構造変化の魔法を使用すれば食料でも作れるから魔力と体力さえあれば動き続けることが可能らしい。確かにラスクの運動量からして必要なエネルギー量は多くなるはずだがそうゆう様子は一切見せていないな。


ラスクが嘘をついているのか、それとも単に自分の使用する魔法がわかっていないのか。いや、それはほぼあり得ないな。自分の使用する魔法がわかっていないのに、そうやって扱うことができると理解するのは難しいだろ。つまりラスクは自分の使用する魔法について嘘をついている可能性が高いということか。だけど単に自分の情報を他人に教えないだけかもしれないからな。


ラスクの魔法でできることとしては異常な速度、その速度に耐える耐久力、圧倒的な攻撃力、その速度下でも周りの状況を把握できる反射神経と動体視力、エネルギーの生産。ラスク自身の能力としては知識、知能、財力、地位くらいが思い浮かぶな。


ラスクの魔法って構造変化で全部可能そうだな。構造変化の魔法を使用している可能性があるなその場合だとラスクの方が構造変化の精度が高い。ラスクは人間は構造変化を使用できないといっていたから、ラスクが人間以外の種族で構造変化によって人化している別の種族ということになるな。


このことはライに言うべきだろうか、この情報によってラスクを殺す方法を見つけるのが早くなると困るから今話すべきことではないな。


今わかっていることはその程度か、


もう夜になり始めて日が落ちてきている。ラスクの移動が終了して止まってこっちに合図を送ってきている。今日はこのくらいで話は終わりだな。

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