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第7話 ジェノサイドを望まない僕は46億年前の窒素に転生して守備隊を形成することにした

 僕が長く追及してきた戦争の原因。

 それは、窒素固定にあった。

 窒素固定なんてものが、生命なんていう無限戦争兵器を生み出し、今日(こんにち)まで続く争いを作ってしまった。

 ただ窒素であるだけなら、三つの手を固く結びあって、ただ空気中に佇んでいられたのに。それこそが世界平和の鍵だというのに。


 しかし、この21世紀において、生命をみな窒素化するわけにはいかない。僕はジェノサイドをするような狂信的思想の持ち主ではないからだ。

 だが、このままでは世界は平和にならない。

 一体どうしたものか……。


 そうだ!

 生命を爆誕させなければいいんだ!

 すなわちそれは、DNAを爆誕させなければいいということだし、アミノ酸を作らなければいいということだし、アンモニアを作らなくていいことになる。

 要するに46億年前の窒素になって、窒素固定というイベントをキャンセルすればいいのだ!


 そうだ! それが世界平和への近道だ!

 窒素になって守備隊を固めればいいんだ! 三つの手を固く結んで放さなければいいんだ! 鉄や水素の誘惑を跳ねのければいいんだ!

 みんなで守備隊を作れば、圧力にだって屈しない!!


 よし、僕は心を決めた。

 46億年前の窒素に転生して、窒素固定を阻止するんだ!

(※作者の思考とは別物です)

(※生命は無限戦争兵器ではありません。作者は生命活動を固く支持します)

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