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LEVEL5 〜超能力を巡る戦いの記録〜  作者: 更待クロム
第1章:政府革命編
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第4話:新たな仲間

「君はこの間山海の宿にいた人だよね。私の事を覚えてるよね」


「俺を口封じするつもりか?」


「しないよ。あの時のビビり具合はみものだったけどね。ところで君、名前は?」


「俺は露草一希だ。お前はなんで人を殺したんだ」


「言ったでしょ、殺したい奴がいたって。今回で最初で最後のつもり。まあ人違いだったんだけどね」


「はあ!?︎人違いって...誰と間違えたんだ?」


「露草も知ってるよ。この国の総理大臣、金青尚輝だよ。手紙、もらったでしょ」


「まさか、涼風がレボルなのか?」


「違うわよ。私もあの手紙をもらったの。それで腹が立ったの」


「と言う事は涼風も織野市に住んでいたのか?」


「そうよ。レボルが誰かは知らないけど、信用しない方がいいのはわかってる。

 だから勘違いしないで。今回は私の八つ当たりみたいなものよ。

 私が悪いのは間違いないわ。自首するつもり」


「...いや、涼風が自首する必要はないよ。信用はしていないけど事実を言っている可能性は高いんだ。

俺もあの地震には違和感があった。震源から離れたところに長い割れ目があったんだ。


あれが地震の境界線だとすれば局地的な地震だと言う事に説明がつく。何者かの能力と言うのは本当かもしれないな。

だから涼風は悪くない。腹が立つのも仕方ないさ」


「ありがとう。そう言ってくれて嬉しいわ」


「...ところでこの前涼風が言っていた不穏な気配ってなんだ?」


「私は超能力を持った人間がわかるの。集中力を高めれば君も見えるんじゃない?」


「...うーん、萌黄から何か見えるような見えないような?萌黄も能力者なのか?」


「そうかもね、これを見た事あるでしょ?」


「学校に拳銃持ってきちゃ駄目だよ!?︎」


萌黄は俺を無視して説明を始めた。


「この銃、見た目の割に射程が長いの。それが能力?かな。前に使ってた刀は私の父の形見よ」


萌黄は少し寂しそうに説明した。


「一希はどんな能力なの?」


「俺は物を動かす力かな」


「ふーん、サイコキネシスみたいな感じなのね。私は最近何故か使えるようになったの。一希はいつから?」


「俺も最近だ。あの地震と何か関係があるのかもしれないな」


「...ねぇ、一希はレボルを信じてみるの?」


「...いや、怪しい所は無いけど今はやめておくつもりだ。

理由の一つとして内容は本当でも罠の可能性がある。

もう一つは実際に組織があったとして政府に狙われていたら俺たちが巻き込まれてしまう。

あとは組織が俺たちに対してどんな扱いをするかもわからないって言うのもあるしな」


「わかったわ。今は情報を集めよう。勝手に決めつけていたけど金青じゃないかもしれないものね」


「俺たちで同盟を組もう。一人より二人の方が情報を集めやすいし」


「いいよ、じゃあ私たちは仲間だ。よろしくね」


こうして俺たちは同盟を組む事になった。この時の判断が後の運命を変えることになるとは思っていなかった。


「仲間になった一希君に情報共有をするよ。あのやたらハイテンションの銀髪の子がいたよね」


「凛のこと?」


「そう、あの子、能力者だよ」


「マジか...仲間にするか?」


「判断が早いわね。もっと慎重になるべきだと思うけど」


と言ってきたが萌黄も異論はないらしい。


放課後、早速凛に声を掛ける事にした。



.........放課後、場所は人の少ない小さな公園。


俺は凛と、一緒に着いてきた萌黄と公園にいた。


「単刀直入に聞く。凛は超能力者だよね?」


「え?.........あ、...フッフッフ、いかにも!私は超能力者だ!もちろん頼っていいぞ!」


「実は俺たちもそうなんだ」


「え!?︎」


「俺たちに協力して欲しいんだ。この前の地震は多くの人を巻き込んだ。

その原因を作ったであろう人物が国の人間、その中でも要人の命令で動いた可能性がある。

それを突き止めるためにまずは情報が欲しいんだ」


俺は旅館での出来事の話は控えて今までの事を話した。


「えー!?︎」


「お願い!」


「い、いいよ。それで具体的に何をすれば良いの?」


「うーん、もう少し協力者を集めたらレボルが指定した場所に行ってみるのもありだな。

情報を集める手段がないからな」


「よくわかんないけど萌黄ちゃんと友達になれたからいいや。ねー!」


「え、友達!?︎」


「駄目だった?」


「全然いいよ!」


「やったー!萌黄ちゃん、一希のことは気をつけた方がいいよ。

難しいこと言ってカッコつけてるだけだからね」


「な、何言ってんだ!」


ま、まあ萌黄と凛が仲良くなったみたいでよかった。


「それと、3人もいるんだからリーダーを決めないとね。私はバカだから一希がいいと思うよ」


「私もそれで良いわよ」


「わかった。俺がリーダーになろう」


「カッコつけてるってそーゆーとこだよね」


空はもう薄暗くなり、カラスが鳴いていた。

ここまで読んでいただきありがとうございます。今日から暫くは7時30分に毎日投稿いたします。よろしくお願いします。

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