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崖っぷち聖女、拾ったショタ魔王がくっっさモフモフだったので、ついついお持ち帰りしてしまいました!?  作者: 向夏夜なくの
二章 日常と邪悪魔法

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第28話 何か悪いこと

「マグノリアよ、我は悪いことがしたいぞ」

「突然どうしたのマオ君? 反抗期かしら?」

「そうかも知れんの」


朝イチから無抵抗にモフられているマオは突然、魔王としての本能が騒いだ。


しかし、幼きマオは善悪の区別がまだない。そのため、何が善い事で何が悪いことなのか。その判断がつけられなかった。


そこで、マグノリアに判断を仰いでみる。


「マグノリアよ。悪いこととは何じゃ?」

「うーん。難しいわね。確かに言えることは、犯罪は悪いことよね!」

「そうじゃな……。とは言えじゃ。魔王が人が犯す罪と同じ行為をしたとして、悪いことをしたと言えるのじゃろうか? それは人の真似事では無いのかの? 人にとっての悪は、魔王にとっての悪なのかの?」


今日のマオは凄く哲学的だ。


彼から、いつにも無い雰囲気を感じ取ったマグノリアは、無い脳みそをグルグルさせる。


「逆に犯罪では無いことをするのはどうかしら?」

「それでは普通に暮らすのと変わらんじゃろう?」

「確かに!」

「納得してどうするのじゃ!?」


世界で一番簡単なこと。それは、マグノリアを論破することである。


暖簾に腕押し感はあるが、マオの相談相手はマグノリアと決まっていた。その理由は彼への接し方が一番まともだから。


シャーリーは逃げようとすると神聖魔法で脅してくる。とっても火力が怖い。


アガサはモフりの勢いが怖い。四肢全体を器用に使ってモフりつつ、更に頬を擦り付けてくる。普通に引く。


よって、安定印のマグノリア以外に、気楽に相談ができる生物はマオの周りには居ない。


「悪い人が悪いことをするのは分かるわよ。だけど、魔王が悪いことするのは普通の事よね」

「そもそも人とは何なのじゃ?」

「そんなの簡単じゃない。労働基準法が適用されているのが人よ!」

「前々から思っておったが、その基準は何なのじゃ!?」


そんなこんなの問答をしばらく繰り返した結果、マオは明らかに悪い行為を一つ思いついた。


「そうじゃ!勇者を倒すことじゃ! 勇者を倒すことは、絶対に悪いことに違いないぞ!」

「流石ね!やはりマオ君は天才だわ!」


勇者を倒すという平和を脅かす発言をするマオを、マグノリアが止める訳が無い。


「勇者は我の大敵じゃ!定時後に我が魔王城に乗り込んで来たと思いきや、いきなり真っ二つにして来よった。許せんの!」

「私は二十億コロ借りただけなのに、手下が凄くつきまとってくるの。許せないわ! ストーカーよ! 変態なのよ!」

「うむ。やはり勇者は敵じゃの! そうと決まれば、悪は急げじゃ。勇者についての情報集めを始めようかの!」

「「おー!」」


こうして、『勇者を倒そう大作戦』が始まるのであった。

◯作者コメント


魔王としての本能が働いて、勇者を倒したくなったマオ。

果たして、勇者を倒す事は出来るのか!?


まずは、情報収集から進めていきます!

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