第伍拾陸話《EXLoop:Eighteenth 真=肉体+偽 贋=魂+偽》
「お前は…」
『そう俺だ。龍雅よ。俺が閻魔であり、ルシファーだ。』
「まさか、地獄…いや、地球エリアのボスはお前だったのか…」
『俺は、お前の影から生まれ出た存在…いや、逆か…お前は、俺のデータから生まれた存在というべきか…』
「何?」
『俺には、魂はないが、この体はお前の原点と呼べる肉体だ。そしてお前は、色を付けた俺の贋作だ。しかしお前は、俺の魂を持っている。俺の魂は、偽物の魂だ。』
「…」
『ネプチューンフィッシュ、アステロイドドローン、ウラノスヘブンスナイト、ウラノスヘブンスドラゴン、ジュピターキマイラ、マーズダイナソー、ヴィーナスガーディアン、マーキュリードラゴン、アースヘルナイト、アースヘルワイバーン、アースヘルオーガ、アースヘルデビル、アースヘルヴァンパイア、アースヘルサキュバス、アースヘルサタン、アースヘルヒュドラ、アースヘルグール、アースヘルケルベロス、アースヘルエレファント、フラグメントクレイドール、グロテスクファントム…これが、お前が倒してきたモンスターだ。』
「それがどうした?」
『いや、何…君は、訳も分からない存在を倒してきたのだろう? ならば、その存在の名を教えなければな…』
「なるほど…」
『さて、本題に入ろう…俺と君…真の魂を持つ贋作の肉体か…偽の魂を持つ真作の肉体か…』
白黒の龍雅は、真っ黒な闘気の紅き戦士になり、剣を出現させ、龍雅に向かっていき、龍雅も青紫色の闘気の紅き戦士になり、剣を出現させ、剣で剣を当て攻撃を防いだ。
『どちらが上か、勝負と行こうか…』
龍雅は、白黒の龍雅を蹴り上げると、白黒の龍雅は、黒い炎を放ち、
『まぁ、はっきり言ってお前は、俺には勝てないが…今の俺のレベルは23…レベルの差的には、お前の方が上だ。だが、基本的な能力と成長力がお前よりも上でな…今の俺のステータスは、お前と同等かそれ以上だ。だが、能力はどうかな?』
白黒の龍雅は、そう言い、手を上に挙げると、白い雷鳴が龍雅に襲いかかる。
『行くぞ…』
二人の龍雅は、時間を止め、高速移動しながら睨みあい、牽制攻撃を繰り返す。
白黒の龍雅は、指を鳴らすと龍雅の目の前に瞬間移動し、龍雅に対し、殴りかかった。
龍雅は、咄嗟に手で受け止めると、手が元々無かったかのように吹き飛ばされた。
――何!?
龍雅は、後ろに下がり、腕を再生した。
『俺の攻撃は常時クリティカルヒットでな…それにお前のクリティカルの3倍の威力を持っている。知っているだろう? この攻撃は、あらゆる防御性を無効化する…そう…全能の神の能力でさえ無効化する能力をも、この能力を乗せた異能攻撃は防げない。防げるとするならば、圧倒的な戦闘力の差によって異能を封印する結界…幻想封殺結界を扱うブレイズジェノサイダーツヴァイ…お前の父、勇雅が変身した形態…紅き戦士第二覚醒状態しかない。』
「なるほど、道理で…だが、やられっぱなしではないぞ!」
龍雅は、白黒の龍雅を殴ると、攻撃が3倍の威力で返された。
『おっと、クリティカルヒットで攻撃してもらわなきゃ困るな…常時ダメージ三倍返しを使っているのでな…そしてこの鎧は、ただの飾りに過ぎない。』
白黒の龍雅は、そう言い、鎧から龍雅がいつも着ている服を白黒にした服を身に着けた。
「ハァ!」
龍雅は、白黒の龍雅に向かってクリティカルヒットを連発するが、白黒の龍雅は3倍の威力のクリティカルヒットを連続で放ち、
『いずれお前も、俺の領域に辿り着く。』
白黒の龍雅は、そう言いながら攻撃を続ける。
『だが、その前にお前を殺す。』
白黒の龍雅は、龍雅の体を斬り裂き、そして蹴り飛ばす。
龍雅は、死んだ。
――残り4…
『お前が俺に勝つ方法は、今の所はない。』
白黒の龍雅は、復活した所を殺す。
『さぁ、立て…もう終わりか?』
白黒の龍雅は、龍雅を挑発する。
――クソッ…
龍雅は、白黒の龍雅に向かって分解を放つと、白黒の龍雅は、それを察知したのか龍雅の後ろに一瞬で回り込み、龍雅の体を蹴り上げた。
『分解を使うのは、良い判断だ。だが、大人しく食らうと思ったか? まぁ、いいぜ…俺は、解体とお前の新たな力は、使わない…だが、本気で行かせてもらう。』
白黒の龍雅がそう言うと、龍雅に今までの戦闘が生易しく思える程の猛攻が襲い掛かる。
龍雅は、猛攻を避けながら解体を連発し、白黒の龍雅に解体で一撃死を狙うが、白黒の龍雅は、解体を回避する。
白黒の龍雅は、龍雅の周りに無数の弾幕を配置し、龍雅に襲いかかる。
『俺に負けるようでは、君の妹には勝てはしない。』
「好き勝手言いやがって…」
戦闘を再び開始する。
高速戦闘は、数ヵ月と15日間続く。
白黒の龍雅は、龍雅が取得していない技も使ってくるが、龍雅は数回食らえば、ある程度対処できる。
気付けば、白亜の大地には、無数の武器に刺さっており、地面は凍り、黒い炎と白い雷が辺りを取り囲んでいる。
『ここまでよく耐える事が出来たな…だが、お前のライフはもう1らしいな…まぁ、俺も残りライフが6な訳だが…』
「へっ、ライフ1になってからが本番って奴だ。」
『そうか…なら、見せて貰おうか…』
龍雅は、白黒の龍雅から放たれる攻撃を全て避けながら進んでいく。
『絶対回避』
「幻想封縛×二百!」
白黒の龍雅は、自身にあらゆる攻撃を回避する状態を付与する技を発動し、対して龍雅は、白黒の龍雅に向かって二百の光輪を放つ。
――幻想封縛…あらゆる異能を一時的に封印する幻想封殺結界の強さ関係なく封じる単体技版…
二百の光輪は、白黒の龍雅に向かって高速で駆ける。
龍雅は、その間に白黒の龍雅に向かって解体を無数に放つ。
白黒の龍雅は、解体と光輪を回避しながら龍雅に猛攻を仕掛ける。
解体の攻撃は、不可視にして高速追尾攻撃だ。
だが、解体は発動してどんな距離であろうと発動者の体感時間1秒後に発動し、発動する時にロックオンが外れる為、ロックオンが外れた瞬間に回避し、解体された箇所を再生すれば問題はない。
白黒の龍雅から放たれる雷撃、黒炎、吹雪、エネルギー弾幕、武器の弾幕、光線を紙一重で回避する。
射撃戦が続く。
龍雅の攻撃は、一撃必殺の連撃。
白黒の龍雅の攻撃は、超高威力の連撃。
お互いにクリティカル補正を持っている。
故に、防御性など無意味。
あるのは、どちらが先に攻撃を当て、倒すかだ。
『お前の場合は、この圧倒的な速度によって体にダメージを負う…だが、俺の防御性はお前よりも硬くてな…速度程度でダメージを負わない…だから鎧なんて必要はない。」
――仕方ない…アレを使うか…
龍雅は、地面に刺さった武器を浮遊させ、白黒の龍雅に向けて射出した。
「爆散しろ!!」
武器の質量は、全てエネルギーへと変わり、超新星爆発並みの爆発が発生した。
鎧の機能は、超新星爆発をも跳ね返すが、この爆発はクリティカル補正が付いている為、龍雅はエネルギー集束で、爆発をユーラシア大陸を覆う大きさにとどめた。
『ほう…なるほど、武器を使って俺を殺すとは…いや、爆散によって俺を殺すとは…それに初めて相打ちではなかった…では、俺も爆散と行こうか…』
白黒の龍雅は、武器を無数に射出すると、武器が地面に刺さると大爆発を起こる。
それが連続的に発生する。
更にデビルジェノサイドも無数に放ってくる。
時空が歪む。
攻撃は、今までよりも苛烈化する。
地獄…
地獄を超える地獄…
地獄が数時間続く
――クソッ…避けきれない…
龍雅は、遂に諦め、無数の剣が体に刺さり、そして剣が爆散し、死に消えた。
⦅さて、死んだか…また来いよ…俺…⦆
白黒の龍雅は、そう言い、剣を地面に刺し、消えた。
――またやり直しか…
龍雅は、海王星エリアで再び敵を蹂躙する。
龍雅は、また繰り返す。
紅き戦士の覚醒方法は分かっているので水星エリアを難なくクリアする。
だが、地球エリアでまた死ぬ。
999回繰り返す。
相手には、余裕がある。
『また来たか…俺…まぁ、いいさ…やるか…』
「あぁ…」
龍雅と白黒の龍雅は、再び相対する。
「この千回目…この回で…お前を倒す!」
『良いだろう…来い!』




