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剣ヶ峰龍雅の欲望/Life.of.Predetermined:GreedDragon  作者: 六月不二
第2.5章《逆行編:例外輪廻~Extra.Repeat.Time~》
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第伍拾肆話《EXLoop:Sixteenth SemiFinalStage:地獄渓谷》

 「チッ、離れろ!」


 龍雅は、血の海を泳いでいる。

 海の広さは太平洋の数十倍の広さだ。

 海上には無数の血に濡れた巨大な槍が柱の如く聳え立ち、槍の先端には、無数の人間のような存在が串刺しになっている。

 龍雅の手足には、無数の手が絡みついており、龍雅を血の海の底へと沈めようとしている。

 龍雅は、衝撃波を放ち、無数の手を破壊し、血の海から出るのと同時に血の海からあの時戦った無数のグロテスクな人型の怪物が海から飛び出し、龍雅に襲い掛かる。


 「こいつらか…経験値タンク共…」


 龍雅は、人型の怪物の心臓を抜き取り潰していく。

 水面から次々と無数の怪物が湧いて出てくる。

 果てしなく湧き出てくる怪物を倒していく。


 「これで終わりだ!!」


 怪物を倒しきると、次は異形の巨人の方へと向く。

 

 「ついでにお前らも死ね!」


 龍雅は、異形の巨人に向かっていき、心臓を次々と穿っていく。

 異形の巨人の体は崩壊する。

 全て倒すと、血の海の海岸に着陸した。


 ――血の匂いが体に染み込んでやがる。


 血の海を渡り切った龍雅。

 髪の毛から血が滴り落ちており、返り血で体が染まっている。

 

 ――まぁ、いいさ…これでレベルは一気にあがり、148に上昇した。次なる場所はと…


 龍雅は、血の海から出ると、空を飛んでいた無数の竜騎士が襲い掛かって来た。


 ――なるほど、次はお前らか…


 更に、地中から無数の魔物が出現した。


 ――何!?


 龍雅は、針の山の方へと逃げ、針の上に乗り、様子を見た。


 ――なるほど、最後のステージの前だけあって俺を本気で殺しに来ているな。


 地上には、地を埋め尽くす程の魔物が龍雅に向かって魔弾を放っている。

 龍雅は、迫りくる無数の魔弾を回避し、地面へと向かっていく。

 地上へと向かう途中で立ちはだかる無数の邪竜

 無数の邪竜は、禍々しい色のエネルギーの弾幕を無数に放つと、一発のエネルギー弾が太陽フレアと同等のエネルギーの爆発が連鎖的に発生すると、龍雅は、爆風を手で切り裂き、

 龍雅は、悪魔の心臓を破壊していく。

 邪竜の体と悪魔の体は、崩壊して消えた。


 「醜悪なる魑魅魍魎よ! 我が絶望の闇炎による抱擁を受けよ、そして我が血肉と化せ! 死毒ヴェノム煉獄インフェルノ:新星ノヴァ!!」


 龍雅は、炎の形を崩壊させる超高熱の超巨大な禍々しい紫黒の巨大な炎弾を放ち、地に着弾すると、超新星爆発の如きドーム状の爆発が発生し、爆発は破裂し、無数の魔物は毒に侵され、力尽きていき、龍雅の体に力が溢れ、戦闘力が向上する。


 ――149…これで俺のレベルは後1となった…さて、次は、邪竜か…


 龍雅は、無数の邪竜の心臓を抉り取り、潰し始める。

 最後の一体になると、龍雅は、拳に槍状の闘気を纏わせ、邪竜の心臓を穿った。

 

 ――さて、行くか…それにしてもこのステージ俺の体にかかる重力が地球の時より十倍ほど大きいな…


 邪竜は、地に墜ち消える。

 龍雅は、第一の地獄、血の海を越えて行った。

 

 龍雅は、次のエリアに足を踏み込んだ。

 そこは、あの火星エリアの灼熱が暖かいと思える煉獄だ。

 地面が熱で青色に輝いている。

 空は、橙色に輝いている。

 あらゆるものが熱く熱く燃える。

 あらゆるものが熱く熱く煮える。

 あらゆるものが煮え、蒸発する。

 あらゆるものが焦げ、そして灰化し、散る。

 龍雅は、身の回りに絶対零度の冷気を放ち、身を守っているが、それでもエジプトの真夏の気温に匹敵する熱気が龍雅に襲いかかる。

 0K…あらゆる素粒子が静止する冷気。

 しかし、あまりの温度は、絶対零度さえも無意味にするほどの熱気。

 だが、龍雅は熱気に屈せず進む。

 

 ――何だ? あれは…


 遥か先から何かが近づいて来る。

 それは、無数の炎を纏った山のように巨大な馬に乗った巨大な地獄の鬼の軍勢だ。

 走ってこちらに向かってくる。

 前横後ろ全方向360°見回すと、馬に乗った鬼が壁の様に連なって龍雅に向かって走る。

 

 ――なるほど、俺をそうやって倒すつもりか…さて、使ってみるか…新たな技をな…


 龍雅は、右目を抑えると、龍雅の眼の色が反転し、禍々しい色へと変わり、視界に入っている鬼の肉体が一瞬にして消滅した。


 ――破滅デストラクション邪眼イビルアイ…視界に入ったあらゆる敵を一定の確率で消滅させ、確率が外れても身体的、感覚的、精神的に致命傷を与える技。俺の場合は、乱数調整で確定即死が約束されている…故に、視界から外れれば死ぬ事はないだが、俺はお前らを殺す。


 龍雅は、サイコキネシスで鬼の軍勢をひとまとめにし、鬼達をこの世から抹消していく。

 鬼が全て消滅すると、龍雅は、再び灼熱の地獄の中を歩き始めたが…


 「――――――――!!!!」


 龍雅の後ろにいきなり、無数の鬼を遥かに超える大きさの巨大な鬼が出現し、超巨大な勺を振るい、龍雅を潰そうとするが——


 「馬鹿め! 俺が気付かないとでも思ったのか!?」


 龍雅は、鬼の勺を指で受け止め、そして指の一突きで勺を真っ二つに折り、折れた勺の先端を掴み、投げ、鬼を後方へと倒し、心臓を胸ごと踏み潰した。


 「さて、次行くか…」


 龍雅は、灼熱の地獄を進んでいく。


 次のエリアは、灼熱とは打って変わって絶対零度の凍結地獄へと出た。

 あらゆる存在の熱エネルギーが奪われる…いや、無になる。

 如何なる存在の熱を失う絶対零度。

 有象無象は、凍り、そして風が吹き散る。

 永遠なる冬。

 訪れる事無き温もり。

 龍雅が先程踏破した場所がムスペルヘイムならば、ここはニブルヘイム。

 耳/脳に死者達の嘆きのような悍ましく呪われそうな声が響く。

 龍雅は、周囲に冷気から変わって熱気を放ち、周囲の温度を揚げ、体感温度にして夜の南極と同等の寒さとなっている。

 

 ――寒い…体調崩れちまうな…一週間前まであの灼熱の地獄を味わったからいきなりこの凍結地獄はな…それにしても誰かの声を聞いたのは久しぶりだな…


 龍雅は、震えながら進んでいく。

 亡霊の声を聞かされ続ければ、誰だろうと精神が崩壊するだろう。

 だが、龍雅には、この死者の嘆きを聞いて逆に安心している。

 何年振りに誰かの声を聞いた事に安心している。

 誰でもよかった。

 人の声が聴けるのならば…

 会話など出来ない。

 亡霊達はただ嘆くのみ。

 亡霊の嘆きを楽しみ、寒さに身を震えなさながら進む。

 

 しばらく経つと、巨大な湖が見えてきた。

 湖には、氷漬けになった人間が無数に水面を漂っており、中心には、玉座に座る巨大な悪魔がこちらに向けて明確な殺意を向けて睨みつけている。


 ――あれは…なるほど大魔王サタンという事か…


 龍雅は、そう思うと、巨大な悪魔は立ち上がり、号令を出すと、無数の悪魔が現れた。


 ――或いは、ルシファーか…どちらでもいい…


 「来い!」


 龍雅は、全てを破壊するような大咆哮で、悪魔を蹴散らし、大剣を取り出し振り回す。

 

 ――あそこが焦熱地獄だとすればここは差し詰めコキュートスと言った所か…


 龍雅は、地獄の様子を二つの宗教の地獄として例え、悪魔を切り裂いていく。


 ――消えろ…


 龍雅は、片目の色を反転させ、視界に映ったあらゆる敵は、自動的に消滅していく。

 悪魔達は抵抗として氷の纏った様々な魔法や魔術を繰り出すが、龍雅は、全ての魔術/魔法を回避し、視界に収め、消していく。

 悪魔が全て消えると、魔王は立ち上がり、龍雅に向けて大焦熱の炎と闇が纏った剣と絶対零度の氷と闇を纏った剣を持ち、振るうと、闇を纏った炎と氷が辺りに散らばった。

 

 「――――――!!!」


 魔王は、口に暗黒の術式を纏った雷を溜め始め、そして雷を剣に纏わせ、両腕を合わせ、龍雅に向かって巨大な闇の光斬を放った。

 魔王は、ラスボスに相応しい姿だった。

 魔王は、ラスボスに相応しい攻撃を放った。

 だが、龍雅は…


 「派手な攻撃は嫌いではない…だが…」


 龍雅は、闇の光斬に向かい、大剣に毒炎と絶対零度の炎と雷とエネルギーを纏わせ、振り下ろし、龍雅も闇の光斬を放ち、魔王の斬撃を吸収し、魔王の体を切り裂いた。


 「俺には届かない。」


 龍雅は、そう言い、氷の湖を渡り、そして次の地獄へと向かって行った

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