第伍拾壱話《EXLoop:Twelfth Revenge:進化する龍と模倣する虎》
――レベルはリセットされたか…まぁいい…また90のレベルから上げていくか…一体一体残らず倒す…そしてリベンジする…
龍雅は、そう思い、怪魚/機械兵を分身させずに仕留めていく。
――ハァ…ハァ…また来たぜ…鉱山エリア…
龍雅が再び、鉱山エリアに辿り着いたのは、体感時間にして凡そ一ヵ月…前回、龍雅が鉱山エリアに到達したのは、凡そ一週間…
――レベル120…どうあがいてもこれ以上は上げる事が出来ない…全ての敵を潰した…敵が分身すると、強さはそのままに経験値が少なくなっていく。二体に分身すれば、50%…四体に分身すれば、25%…千体に分身すれば0.1%…万億兆…分身すれば分身するほどリスクが高まっていく…
無数の敵を全て殲滅した龍雅は、鉱山のエリアでそう心の中で呟き、飛び交う銃弾を紙一重で避けて行く。
――だから俺は、分身する前に、叩き潰した。全力かつ迅速に…だが、所詮得られる経験値もこの程度…これで勝てるだろうか? さっき自分の状態を調べる能力であるステータスを得てわかった事だが、残ったレベルは、後30つまり150ある…この30の力差が重要だ…ギリギリ紗里弥に届くが…紅き戦士になったとしたら…レベルが…いいや、後先の事を考えずに、今は、虎太郎の攻略に専念しよう…
龍雅は、そう不安を抱えながら再び鉱山エリアの光の柱の前に再び立つ。
――行くぞ。今度こそ勝つ…
結界が張られ、龍雅の前に鉄の巨兵が現れると、龍雅はすぐさま鉄の巨兵の心臓部を穿ち、巨兵を倒す。
――さて、これで結界は解かれて先に進める…
龍雅は、光の柱の中へ入って行く。
白亜の空間、再び現れる無数の影兵。
龍雅は一瞬にして影兵の頭を切り裂き、核を潰すと桃色の闘気を纏いし虎太郎が龍雅の後ろに現れた。
龍雅は、早速鎧の機能をオンにし、時間を止める。
――行くぜ…虎太郎…今度の俺は一味違うぜ…
龍雅は、虎太郎に向けて拳を向けると、虎太郎はすぐさま龍雅に攻撃を仕掛け始めると、龍雅は、虎太郎の腕に向かって解体を放つと、虎太郎の腕は消えた。
――ククッ…力差は埋まっているようだな…これでやっと同等の戦いが出来るぜ。まぁ、嘘だけどな…
龍雅と虎太郎の拳と拳が衝突する。
解体と解体が衝突し、まるで互いが透明になっているかのように、衝突した箇所が削り取られる。
――防御無視攻撃クリティカルヒット…俺とお前の防御能力は、無意味になる。引くか、攻撃するかの二択しかない。
龍雅は、心の中で言い、互いが互いの体を消し合い、そして相手に消された箇所を自分の治癒能力で再生する。
戦いは、体感時間で数時間続く。
終わらない。
精神の消耗戦だ。
虎太郎は、精神の消耗戦と続けていると、後ろに下がり、再びあの無数の攻撃を放ってきた。
――来たか…
龍雅は、無数の攻撃を紙一重で避けて行く。
無数の攻撃の一発一発が、大陸一つを滅ぼすエネルギーを持つ。
――攻撃されているままではないぜ。偽の攻撃に惑わされやがれ…
龍雅は、虎太郎の周りに無数の武器を瞬く間に配置し、武器全てに電撃、毒炎、エネルギーの刃を一瞬にして纏わせ放つ。
龍雅の攻撃一発一発が、星を砕く一撃だ。
速度上昇による質量及びエネルギーの増大で威力が増す。
この無数の攻撃を回避する時間に体感時間で二時間浪費した。
――さて終わらせるか…
龍雅は、虎太郎の攻撃を紙一重に避けながら虎太郎が分解しようとしている武器に解体をかけ、超巨大な大爆発を起こしていく。
——更に、俺の新たなる技…エネルギー集中…同じ光量でも一点に光を集中させると光は熱戦となるのと同じように、質量変換によって発生した膨大なエネルギーを一点に集中させる事で、爆発のエネルギーは、破滅の光線へと変化する。
龍雅は、全ての武器を爆発エネルギーに変え、爆発のエネルギーを収束し、エネルギーの刃を龍雅の腕に纏わせ、無数の攻撃の壁を切り裂き、虎太郎の体を真っ二つに切り裂き、核を潰した。
――これで終わりか…いや、まだか…
虎太郎の肉体は、一度崩壊し、そして龍雅の後ろに虎太郎が現れ、奇襲を仕掛けてきた。
――俺の能力…コンティニュー能力を使って復活したか…何回殺せばいい? 取りあえず9回殺すか…
龍雅はそう思い、エネルギーの刃を纏わせまま虎太郎を殺しに行く。
虎太郎は、戦術を変え、一瞬にして辺り一面に蜘蛛の糸を張った。
――何をする気だ?
龍雅は、虎太郎が蜘蛛の糸を張った事に疑問を感じ、蜘蛛の糸を全て毒炎で燃やすと、毒炎の中から無数の攻撃が龍雅に向かって飛んでくる。
空間を切り裂く攻撃/解体攻撃が絶え間なく襲い掛かる。
龍雅は、再び襲い掛かる無数の攻撃を全て回避し、時に防ぎスキが出来ると、龍雅は毒炎の中から脱出すると、虎太郎がそれを待ちかねたように龍雅の体を解体しようと手を向けると、龍雅は、虎太郎の後ろに一瞬にして移動し、虎太郎の足を掴み、毒炎へと放り投げようとすると、龍雅の腕は消された。
――ならば…
龍雅は、虎太郎の両腕両足を解体で消し、毒炎のMPを使い、腕を再生し、虎太郎を蹴飛ばし、頭に標準を定めて解体を放ち、核が浮き彫りになる。
――もう一度死ね!
龍雅は、虎太郎の頭を掴みに空を駆ける…が…
――クソッ…
虎太郎は瞬間移動し、そして超巨大な城壁が虎太郎を取り囲むように無数に出現し、龍雅は壁を破壊しながら向かう。
無数の壁を越えた先、城壁の中心に、虎太郎はいた。
「もう逃げられねえぞ…」
龍雅は、そう言うと、虎太郎は龍雅に向かって無数の解体と空間を切り裂く攻撃を仕掛けてくるが、龍雅は、全て紙一重で回避し、虎太郎の頭に向かって解体を放ち、核を掴み、潰すと、虎太郎は、再び復活した。
——残り8回…
龍雅は、城壁を全てレーザーに変え、レーザーを一つの光線へと変え、虎太郎の体を焼き貫き、龍雅は両手に電撃と毒炎と冷気とエネルギーと解体を纏わせ、虎太郎の体を殴る。
虎太郎の体は、毒に侵され、そして氷と電撃のよって動きを封じられ、そしてエネルギーと解体で体が壊れていく。
虎太郎は、必死に抵抗しようと、無数の攻撃を放ってくるが、龍雅は無数の攻撃を全て回避し、
「オラァ」
龍雅は、虎太郎の頭を殴り、核を吹き飛ばし、蹴り潰した。
――後、7回…まだまだだな…
龍雅は、虎太郎が復活した所を再び頭を撃ち抜き、核を潰すと、虎太郎は、遥か遠くで復活した。
――後、6回…虎太郎は、恐らくレベル110か? 俺の強さと虎太郎の強さが逆に力差が出来ている。まさか…そこまでバランスを考えているのか? 宮弥は…
龍雅は、そう思い、虎太郎が復活した場所へ飛ぶと、虎太郎は龍雅に向かって何度目かわからないが再び無数の攻撃を放ち、そして全方位に不規則な動きをする超高エネルギー弾の弾幕を放ち、龍雅を惑わせよつとするが…
――そんなまやかし通用すると思ったか?
龍雅は、エネルギーの刃を手に纏わせ、無数の攻撃と光弾を破壊し、そして、全力の速度と力で超高速戦闘を開始した。
高速戦闘は、一時間続き、両者一発一発の攻撃が巨大なエネルギーを持つ為、衝突する度、空間が歪み、擦れる。
龍雅は、虎太郎の顔を全力で殴り飛ばし、虎太郎は、地面に叩きつけられ、龍雅は、額に搔いた汗を拭く。
「ハァハァ…さて、終わらせようか」
龍雅は、そう言い、手に解体の能力を纏わせると、虎太郎は、再び飛翔し、手に解体の能力を纏わせ、両者衝突する。




