第肆拾陸話《EXLoop:Seventh 荒野と森林》
――一気に攻略を進めるか…
龍雅は、そう言い、草原の先にある荒野へと向かう。
枯れた荒野には、超巨大な岩と土の巨兵がそこら一帯に徘徊しており、空には、飛竜が巡回している。
巨兵の大きさは、個体差はあるが、小さい個体でも高層ビル一つ分の大きさだ。
――荒野だから一気に走ればいいか…そうすりゃ、余計な時間も食わずに済む…あの天魔共は、硬さのわりに経験値が少ない…もしかすると、こいつらも経験値が少ないかもしれない。ボスの経験値は高い…そのおかげで俺のレベルは95…さて、行くか…
龍雅は、そう思い、荒野に入ると、59度の熱気と-25度の冷気が龍雅に襲いかかる。
――さて、行くか…
龍雅は、苦言も言わずクラウチングスタートの構えを取り、荒野を駆け始める。
荒野の敵達は、光の柱へと目指す龍雅を見ると、即座に襲いかかり始めた。
龍雅は、敵の攻撃を掻い潜り、光の柱へと目指す。
岩の巨兵が地面を殴ると地球にある物全てを吸い込み、削り取るような砂の大嵐が発生し、龍雅の体を吸い寄せ始める。
だが、龍雅には、大嵐なんて通用しない。
龍雅は、砂嵐を振り払い進んでいく。
――光の柱まで後少しだ。
龍雅が、光の柱の前に着くと、龍雅の周りにいきなり大量の飛竜と山の様に巨大な岩の兵団が現れ、龍雅の周りに結界が張られた。
――クソ…強制戦闘って訳か…
龍雅が、戦闘態勢に入ると、敵達は、龍雅に襲いかかり始めた。
――あの飛竜の弱点は…何処だ? あの騎士か? 一つやってみるか…
龍雅は、鎧のボタンを押し、跳躍で飛竜の上に乗り、飛竜の上に乗っていた騎士を掴み電撃の纏った拳で複数回殴ると、騎士の動きが止まり、騎士と飛竜は消え始める。
――こいつらの弱点は、騎手…やはりか…
龍雅は、飛竜が消える前に、次の飛竜に飛び乗り、次々と飛竜の上に乗る騎士を倒していく。
――案外簡単な事だったな…
龍雅は、そう思い、最後の飛竜を倒し、地上に降りた。
――さて、次は、こいつらか…
龍雅は、巨兵達を見てニヤリと笑う。
巨兵は、龍雅に向かって殴りかかる。
「そんな大ぶりな攻撃、俺に通用すると思うなよ!」
龍雅は、巨兵の攻撃を利用し、巨兵を一回転させ、地面に沈めた。
「さて、壊してやるか…」
龍雅は、拳で巨兵の体を割ると、巨大な水晶が現れ、龍雅は、水晶を割ると、巨兵は砂となって消えた。
――単純明快…わかりやすい奴らばかりだ。雑魚というのはそういうものだろうな。
龍雅は、巨兵の体を割り、水晶を割る…それの繰り返し単純作業だ。
巨兵は一匹一匹崩れていく。
巨兵が最後の一体になると、龍雅は、足に力を集中させ、巨兵の体を貫き、倒した
――よし、これで結界は解けるだろうな。
結界は解かれ、先へと進めるようになった。
――さて、行くか…
龍雅は、光の柱の中へ進んだ。
――代り映えの無い真っ白な世界だな…
龍雅が、変わらぬ白い世界を進んでいくと、目の前に、改造兵の姿をした無数の影人形が現れた。
――なるほど、連続して雑魚戦か…いいだろう。
龍雅は、周りに巨大な衝撃波を放ち、そして巨大光弾を数発放った後、影人形全員が形を成す前に、龍雅はすぐさま影人形たちの頭を切り、影人形の核を潰した。
――これで終わりだな…
龍雅は、そう言い、油断すると、時間が停止した。
――何…!?
龍雅の後ろに立っていたのは、芽衣の影人形だった。
芽衣は、龍雅の体に連続攻撃を加え、強い一撃を首と頭と胸に与えた。
――クソッ…速度上昇…
龍雅は、自分の速度を上昇させ、腕を振るい、芽衣を吹き飛ばす。
――終わりだ!
龍雅は、芽衣に対して連続攻撃を無数に加えると、芽衣の体は崩れ、復活した所を龍雅は、芽衣の頭を切り、核を取り潰した。
――こいつらは、直感的に感じるが、一度倒さなければ核は取れない…復活した時が一番脆い…
龍雅は、自論を心の中で述べた。
景色は、白亜の空間から荒野へと変わり、龍雅は次のステージへ進む。
次のステージは、深い森林…いや、樹木の太平洋と呼べる深い霧が覆う巨大な樹海だ。
龍雅は、樹海の中に入って行く。
――何が出るかわからねえな…
龍雅は、森の中を木を薙ぎ倒しながら進んでいく。
「グルルル…」
龍雅を見下ろしながら殺意を向ける無数の巨大生物の眼。
その眼は、獅子の眼。
「―――――!!」
怪物の雄叫びを上げ、森の中から急に現れ、龍雅に襲いかかる無数の異形の怪物。
その姿は、キマイラという名に相応しい姿をしており、獅子の頭、虎の胴体、熊の足、尻尾は、龍、翼は鷲、背中には亀の甲羅、目は虫の混合生物だ。
龍雅は、後ろから襲いかかってくるキマイラに対し、殴りかかる。
「殺気なんて既に気付いていたんだよ。」
龍雅は、そう言い、地面に超巨大なエネルギー弾を放ち、森を吹き飛ばす。
――…エネルギー弾で破壊可能か…この森は…
龍雅は、前方に光線を放ち、森を破壊しながら先へと進む。
龍雅は、深い森を抜け、光の柱の前に立つと、また結界が張られ、龍雅の真後ろにキマイラが現れ、龍雅を切り裂こうとその剛爪を振るうが外れ、剛爪は、地面を切り裂き、三つの小さな谷が出来た。
龍雅が後ろを振る向くと、そこには十体ほどのキメラが龍雅に向かって殺意を向けている。
――またか…まぁいい…こいつらを倒せばいいだけだ。
龍雅は、構え、キマイラの首を次々と折っていく。
キマイラに気付かぬ一瞬の内にだ。
――取りあえず様子見だ。今までの奴らは、無機質な敵だった…けれどこいつは、生物的な姿をしている。ならば、首折りは効果があるのではないか?
龍雅はそう思い、キマイラの様子を見ると、キマイラの動きは止まっておらず、首の位置が元に戻りながら龍雅に襲いかかって来た。
――気味悪い奴らだ…
龍雅は、そう思い、キマイラの体を殴ると、弾かれた。
――硬い…まさか…一瞬にして耐性を付けたのか?
龍雅は、空中へと逃げると、キマイラは、空を飛び、龍の首から炎を吐いた。
その炎は、炎の原型を超える程の高熱でいながら炎の形をしている。
――無駄だ。
龍雅は、突風を発生させ、炎を押し返す。
しかし、キマイラは自分の炎でやられる筈も無く。
龍炎を受けても平気なようだ。
――効く筈も無いか…なら、この我が龍炎を受けるがいい。
龍雅は、手の平に禍々しい毒炎を生成し、森に放つと、毒炎は、十匹ほどのキマイラに当たり、あらゆる生物を死に至らしめる死毒がキマイラの体を侵していく。
――さて、こいつらの寿命も後僅か、攻撃力と防御力と生命力と適応力は中々だが、死毒には勝てまい…
キマイラ十数匹は、死毒にやられ死に、結界は解かれた。
――行くか…
龍雅は、光の柱の中に入って行った。
龍雅は歩き続け、目の前に改造兵の影人形が無数に出現した。
「またお前らか…」
龍雅は、ため息をつき、瞬く間に改造兵全員を倒し、復活した所を全員の頭を切り、核を潰していった。
「さて、次は何だ?」
改造兵を倒すと、次に現れたのは、香苗の影人形だった。
「なるほど、次はお前か…楽しませてくれよ。」
龍雅は、空中に浮き、香苗と高速戦闘を開始する。
香苗は、空間を切り裂き、空間の裂け目を発生させ、龍雅の体を引き寄せる。
だが、龍雅は、空間の裂け目から逃れ、空間の裂け目は閉じると、香苗は、虚空から武器と射出する。
龍雅は、武器の雨を避け、香織の元へ一気に接近するが、香織は、龍雅の後ろに瞬間移動し、龍雅の背中を斬りかかろうとするが、龍雅は、高速移動で香苗の後ろに瞬時に移動し、蹴ろうとするが、香苗は、瞬間移動し、斬ろうとするが、龍雅は避け、香苗は一瞬にして何かを装備し、高速戦闘を再び開始した。
高速戦闘は、数十分続いたが、龍雅は、香苗を掴み地面に叩きつけた事で、高速戦闘は終了した。
「中々の強さだ…」
龍雅は、そう言い、空中で荒い息を吐く。
香苗は、その隙を突き、龍雅の腹に剣を出現させる。
「ガハッ…」
龍雅は、口から血を吐き、剣をすぐ様に引き抜くが、龍雅の体から無数の剣と槍が飛び出て、人型の原型が無くなり死んだ。
龍雅は、香苗の真後ろで復活し、香苗の体を真っ二つに切り裂き、そして切り刻んだ。
「残りライフ9…俺の貴重な残機を…」
龍雅は、香苗が復活した所を頭を切り裂き、核を潰した。
光景が白亜の空間から森に戻り、龍雅は、森を抜けていき、溶岩地帯へと向かって行った。




