第弐拾話《盾ヶ原虎太郎の生活は平穏ではない 上》
新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
今年の抱負は、一章目を終わらせ、二章目を書きたいと思っています。(欲を言えば俺が書きたいと思っている五章目と近未来ファンタジー小説を今年中に書きたいと思っているのですがね。)
では、本編スタート
「お兄ちゃんおっきろ~!」
妹芽衣は、眠っている虎太郎の体に突撃し、虎太郎は「ガハッ!」と悲鳴を上げる。
「いててて…」
虎太郎の日常は、こんな風に始まる事があるのだ。
虎太郎は、学生服に着替え、一回に降りて料理を始める。
虎太郎は、冷蔵庫から卵を二つとベーコンを取り出し、そしてトーストを二つ袋から取り出し、フライパンをIHヒーターの上に置き、フライパンの上に、油を引き、IHヒーターの電源をオンにし、目玉焼きを作るのにちょうどいい温度にセットし、フライパンの上にベーコンを四枚置いた後に、ベーコンの上に乗るように卵を二つ同時に割った。
芽衣は、トーストをオーブンの中に入れ、オーブンのタイマーを2分30秒にセットした。
数分後、虎太郎は出来たベーコンエッグに塩コショウを振りかけ、芽衣は、トーストを二枚取り出してトーストにバターを塗り、虎太郎はトーストの上にベーコンエッグを乗せた。
虎太郎は、二つの卵乗せトーストを虎太郎と芽衣の皿の上に乗せた後、虎太郎は、ダイニングテーブルの上にトーストの乗った皿を置き、芽衣は、虎太郎と芽衣の分の暖かい麦茶が入ったマグカップを二つテーブルの上に置き、テレビの電源をオンにした。
「ねぇ、お兄ちゃん」
「何だ?」
「最近何か私の部屋で物が勝手に動いたりするの…なんでかわからないけど…」
「それは本当か?」
「うん…なんか怖くて…」
(…そういえば、芽衣の目の下に隈が出来ているな……一応、龍雅に相談しておくか…あいつは、色んな能力を使えるからな…霊的なものも捉えたりする事も出来るだろうな…)
「じゃあ、龍雅に一応頼んでみる。あいつなら…」
そう言い、芽衣の頭を撫でると――
「あぁ、そりゃ…能力の覚醒の兆しかもな…」
何処からか、龍雅の声が聞こえると、虎太郎が座っている場所とは反対の場所に、龍雅が座っていた。
「お前、いつの間に…ていうか何処から入った!?」
「ん? 俺か? 気配を遮断してから壁をすり抜けてここに来た。」
「何だよそれ…っていうか能力の覚醒の兆しって本当か?」
「あぁ、個人差にもよるが、能力者の資格のある奴は、無意識的に念動力を発動し、あたかも周りの物が勝手に動き始めるボルタ―ガイストのような現象が起こると紗里弥に教えてもらった。」
「…なるほど…」
「或いは、思念系能力者の類か…」
「思念系?」
「そう、思念系は生霊や幽霊の正体とも言われている。出来るのは、高位思念能力者だけどな…思念系の能力は、主にテレパシーを使う事だ。高位ともなると見えない分身を造り、使役する事が出来る。主に霊感が強いと言われている人の方が多いかな? 後、思念能力者が死ぬと普通の思念系能力者は、死んだ後に、自分の分身が現れ、その分身が独り歩きし始め、幽霊となり、高位の場合は、都市伝説を発生させるような強い幽霊となるという可能性がある。思念系は、念動力は、死んでからしか使えず戦闘力も一般人並みの最弱の部類だ。まぁ、朝だからすぐに忘れちまうから、この情報が書かれた事をメッセージとして送っておくぜ。」
龍雅がそう言うと、虎太郎のスマートフォンはなり、虎太郎がスマートフォンのSNSアプリを押すと、さっきの事についてのダイレクトメッセージが受信されていた。
「じゃあ俺は、先に学校行ってる。お前の妹が能力に目覚める事に期待しているぜ。何せお前の妹のクラスは1年G組で、運動能力も高いしな…通常の能力者であることを期待している。もし強かったら兄妹で俺に挑んで来い…いや、俺が挑ませてもらおう…まぁ、幽霊だったら親父に頼んで思念体を破壊してもらうしかないな。」
龍雅は、ニヤリと笑い、立ち上がり、玄関から出て行き、空を飛んでいった。
「さっきの話は何だったの?」
「何でもない…それよりも早く食べないと遅刻するぞ。」
「お兄ちゃんもね。」
二人は、そう言いトーストにかぶりついた。
(はぁ…何でこうも、能力を手に入れてからもっと忙しくなったんだ?)
数分後、二人は、学校に行く準備をし、家を出て、家の玄関と門を虎太郎のスマートフォンでロックした。
「おはよう。」
香織は、虎太郎に挨拶をした。
「あぁ、おはよう。」
「龍雅は?」
「先に行った。朝から元気なもんだ…」
そう言い、虎太郎が歩き出すと、二人も虎太郎の横に着いて行く。
虎太郎の左右に美少女が居るので、周りの人々から嫉妬の視線が虎太郎に突き刺さる。
「…何か視線が痛いな…」
(…人気のない場所に着いたら瞬間移動するか…)
虎太郎は、本楽行く場所とは違う道に曲がった。
「どうしたの?」
「視線が痛いから瞬間移動で移動する。」
虎太郎は、二人の体に触れ、銀河丘高校の目立たない北校舎裏に瞬間移動した。
「「ねえさっきのもう一回やって!」」
二人は、目をキラキラ光らせてそう言った。
「えぇ~飽く迄近道する為に使ったんだが…それに目立ちたくなかっただけだし…」
「「そんな~」」
二人はそう言って、ガッカリとした表情になる。
「そこ危ないですよ。」
色気のある美少女の声が虎太郎の耳に入ると、虎太郎の真上に、大量の剣が突き刺さった。
「なっ、何!?」
「助けて!お兄ちゃん」
二人が虎太郎に抱き着くと虎太郎は、戦闘態勢に入る。
「何だ!?」
「おいおい、能力者の朝練を一般人が邪魔すんなよ…って、虎太郎…何でそこにいるんだ?」
現れたのは、左手と右手それぞれに三本の日本刀を持った龍雅が現れた。
彼の容姿は、制服と体がボロボロで、何かと戦っているのが目に見えてわかる。
「「はぁああああ!!」」
服と体が少し傷付いていた二人の美少女紗里弥と緋香里は、拳に炎と氷を纏わせ、龍雅に殴りかかろうとするが、龍雅は、両手の刀を分解し、龍雅は、防御態勢に入り、緋香里の攻撃を無効化すると緋香里は、ニヤリと笑った。
「「ひっかりましたね。」」
龍雅の後ろに、紗里弥と緋香里と同じく少し服と体が傷ついた状態の翔妃が現れ、龍雅を正面に蹴り飛ばすと、緋香里は跳躍して回避し、龍雅は壁に衝突すると、すぐに立ち上がり、翔妃は、無数の異空間の穴を出現させ、その穴から無数の武器を射出した。
――避けるか…
龍雅が、そう思って体を動かそうとすると、足と地面が凍って動けない状態になっていた。
――紗里弥か…回避が不可能ならば――
龍雅は、翔妃が射出した無数の武器に迎え撃つように、龍雅の目の前に無数の武器を生成し、念動力で射出すると、紗里弥は、氷の剣に炎を纏わせ、そして緋香里は、連刃の刀に電撃を纏わせて龍雅に斬りかかると、龍雅は、先程分解した六本の日本刀を再び生成し、二つの斬撃をタイミング良く防御すると、攻撃は反射され、紗里弥は氷と炎と斬撃のダメージ、そして緋香里は電撃と斬撃のダメージを受けながら吹き飛ばされた。
「ハァ…ハァ…フッ、いつにも増して強くなっている…ちゃんとトレーニングを積んでいるようだな。」
紗里弥は、そう言い、立ち上がり、氷の剣を龍雅に向けて投げた。
「あぁ、俺は毎日鍛えているからな。」
龍雅は、そう言い氷の剣を指で掴み、こちらに飛んできた翔妃の武器を弾き返した。
気が付くと、周りは、無数の剣と槍が刺さった危険地帯と化していた。
「そろそろホームルームの時間だから終わりにするぞ。」
紗里弥がそう言うと、龍雅は全員と傷付いた武器に回復技をかけ、全員の服と体そして武器の状態が傷付く前の状態になった。
「龍雅さん。君の生成した武器を頂いてもよろしいでしょうか?」
「あぁ、いいぞ。好きに使え、まぁ、その方がここがさっさと片付くしな…」
「ありがとうございます。」
翔妃は、龍雅の許可を得ると、指を鳴らし、壁や地面に刺さっている武器は、異空間の穴に吸い込まれた。
(…翔妃、紗里弥、そしてあの女侍…あいつらの能力が完璧にコピーできなかった…しかし、劣化コピーは出来た…龍雅に聞いた所、紗里弥は世界最高クラスの熱を操る能力者、翔妃は、空間を司る能力、そしてあの女侍は、電気の受ける量に応じて能力が増えたり、強化され、最大許容電力は900GW貯蓄できる能力…しかし、俺は、その劣化版をコピーした…紗里弥の劣化コピー能力は、水を気体、固体、プラズマに変える程度、そして翔妃から劣化コピーした能力は、テレポート、アポートの向上、異世界に行き来する能力、そして女侍から劣化コピーした能力は、最大許容電力10GW版だ…だが、これだけでもいい…龍雅への対抗策が身に着いた…)
――ククク…虎太郎がここに来るのは予想外であったが…どうやらお前が強くなったようだ。もっと力を付けろ…ククク
「さて、行くか…龍雅、翔妃、緋香里…」
「あぁ」
「「はい」」
四人がそう言うと、四人は虎太郎達の前から消えた。
「何か凄い光景だったけど、何だったの?」
「朝練だったらしい…ただの殺し合いにしか見えなかったんだが…」
「あれが朝練!? 何か一方的に龍雅がやられているだけにしか見えなかったんだけど…」
「あいつは、自分が強いと思っているし、美少女から虐められるのは、一つの快楽と捉えていると龍雅から聞いただから問題はない。」
「「問題あるでしょ!」」
二人は、そう言って虎太郎の発言にツッコミを入れた。
「ホームルームが始まるし、そろそろ行くか…」
「うん」
「わかった。」
三人も、校舎裏から立ち去った。
今回は短くて投稿が遅れてすみません
思念系能力者は、所謂スタンド使いと同じようなもので、自分の分身は、特定の音を聞いたり、特定の物に触れる事で事によって力が弱まったり、消滅したりする。




