恋歌フィクション その2
こんばんは、spread cakeです。
前回の続きです。
少しずつ戦いの意味がわかってきますね。
「これから始まるのは君が知っている戦いではないんだよ」
「今何て?」
七馬は聞き取れなかったわけではない。理解できなったのだ。
「だからあ、これから始まる戦いは、君の考えるバトルじゃないんだよ」
『小説家』は続ける。
「バトルという言葉は本当は正しくないんだよね。でもね、今から始まるのが本来のここでのバトルなんだよ」
『本当』の……?バトル……?
さっきのサンダーマンとの戦いこそがバトルではないのか?
ならば、『本当』のバトルとは一体……?
「わからないなら教えてあげる。理解する頃には君は負けてるけどね」
『小説家』が仕掛けてくるッ!反応が遅れたッ!と思ったのだが、
『小説家』は何もしてこなかった。『小説家』は。
「ようこそ!僕の世界(小説)へ!」
『小説家』は何もしてないのに、その言葉を発しただけで一気に桜吹雪が舞った。今までよりも多く。
なんなんだこれは?サンダーマンの摩天楼のようなトリックがあるのか?七馬は考えた。そして答えを知った。相手の口から。
「この戦いは本来の姿を知らないと絶対に勝てないんだ。かと言って今らさら知っても結果は変わらないけどね。この世界の戦いは『思いの強さ』、妄想の強さで勝負が決まるんだ!」
『小説家』はわけのわからないことを言った。そして続ける。
「自分の中で最強を名乗るのは簡単だ。つまり最強なんてたくさんいるんだ。同じ最強でもどちらが本当の最強なのか決めるのがこの戦いなんだ。その基準として妄想力が戦いの基準になってるんだ」
じゃあ、サンダーマンやこの『小説家』との戦いで相手の有利な場所で戦うことになるのはすべて、
「妄想力が足りないせいなのか………」
自分の妄想はまだまだ甘いのか?設定もしっかりしているはずなのに!
どうすればこの力の差を埋められるんだ?
前回、この戦いは2話で終わらせるとか言っておきながらまだ続きます。
すみません。




