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恋歌フィクション その1

お久しぶりです。

端末の不具合と自分の体の都合でかなり間を空けてしまいました。すみません。

それで今回は『小説家』との戦いです。

どうやって戦うんでしょうか?ここからが本当の異種混合バトルです!

七馬は勝った。

サンダーマンは倒れたまま動かない。ほっとこう。七馬は疲れていたのだ。

《ヘイガ》に乗ったまま扉を開き、外に出てから降りる。

「おめでとうございます」

扉の外で待っていた謎の声の主さんに祝われた。

「あ、ありがとうございます。あ、それと……」

七馬はずっと気になっていた事を聞いてみる事にした。

「お名前は何でしょうか?」

なぜか他人行儀な言い回しである。まあ、名前も知らない相手だ。赤の他人であるのは当然である。

「名前ですか?そうですね、名前は……」

なぜ言い淀む。隠したいのか?

「久々に私好みの熱い勝負見れたので教えちゃおうかな〜」

なぜ勿体ぶる。そんなに貴重なのか?

「まあ、次勝ったらわかりますよ。きっとね」

結局教えてくれないのかよ。そして何か気になる言い方だったが、七馬は疲れていたので気にならなかった。

「ちょっと休みたいな」

つい、口からこぼれた。しかし、謎の声の主さんは鬼だった。

「もう次の試合ですよ?頑張って私の名前を探してくださいね!」

それは目的ではないのだが……行くしかないか……

七馬は《ヘイガ》に乗り込んだ。


七馬は扉を開く。これは2度目である。

次の相手は『小説家』だ。自分の作ったお話に入り込んでいるらしい。それだけ聞くと七馬やサンダーマンなどの他の参加者と同じ妄想癖をもっているだけ、と思えるが妄想の種類(ジャンル)が違うらしい。

それは一般的には妄想というより夢に近いだろう。その理由は純文学のような空想をするからだ。つまり世間的に理解されるかされないかという違いだ。

が、七馬はあまり気にしていない。こんな訳のわからない場所に世間もクソも無い、と考えているからだ。

「純文学などでは戦えないだろう。今回は楽勝だ」とも考えていた。この考えは古今東西和洋折衷何かが起こる考えかたである。一言で言うと、『フラグ』だ。

そんなことは当の本人は気がつかないのである。

そしてその本人は気の抜けたまま戦いに臨むのであった。



「……ん?あれ?」

場所が変わっている?

先程サンダーマンと戦った場所とも初めに上から眺めた景色とも異なる景色がそこにはあった。

そこは、

「桜並木……?恋愛ドラマで出てきそうだな……?」

桜、桜、桜!だった。ソメイヨシノだったか?同じような品種の桜の木が並んでいた。風も吹いていないのに花びらは舞っている。しかしそれでも桜は散り切らない。不思議空間だ。

当然、シマはこんなところで戦ったことはない。つまり、また相手のホームなのだ。まあ、シマはどこかはっきりと一定の場所で戦ったわけではないので当然かもしれない。

それよりもこの場所はなんなんだ?小説家+(プラス)桜並木とは訳がわからない。サンダーマンのような能力者なのか?魔術師か何かきもしれない。兎に角、敵は得体のしれない存在だ。気を引き締めなくては!

「そんなに身構えないでくださいよ。ここは戦場ではありませんよ」

ッ⁉︎後ろから声が!すかさず《ヘイガ》のバックカメラの映像をメインモニタに映す。そこには『小説家』がいた。それは明治大正の『小説家』のイメージ通りだ。『書生』でもよさそうな姿。

こんなのと戦うのか!

『小説家』はその心を読んだのか、こう告げた。

「これから始まるのは君が知っている戦いではないんだよ」

「今何て?」


今回は2回に分けます。続きは次回です。

また、ちゃんと隔週更新していきます。たまにできなくなりますが、その時はごめんなさい。


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