電気街スカイスクレーパー
こんにちは、spread cakeです。
ようやくプロローグ以外のお話の投稿です。
やっと、主人公の名前がわかりましたよ。(決めてなかったなんて言えない)
今回は電気を操るスーパーヒーローとの戦いです!
またまた表現がおかしいのですが、多めに見て貰えると嬉しいです。
暗い。と思ったら明るくなった。しかしまだ暗い。
何分か前まではスタジアムというか闘技場というか。具体的に名前を出すとすればコロッセオのような場所にいた。当然、空は見えていた。確かに昼だった。しかし今見えるのは夜の暗さだ。そして明るくなったというのは太陽が出たからではなく、人工的な明るさ、つまり都会の夜のような電気の明るさである。それは全てを明るく照らせるわけではなく空は暗いよるである ということまでは隠せないのである。
このやたら明るくも暗い空間のなかで影が2つある。1つは人のようで人ではない形の巨大な影。もう1つは……
「はーはっはっはっはー!」
突然の笑い声!
目に移る建物のなかで最も高い建物、200メートルはあるであろうビルに影はあった。
そう、あったのである。
今、その影は宙を舞っている!
なぜか!それはその影の主がビルから飛び降りたからである!
当然普通の人間がこんな叫び声を上げて飛び降りる行為をするときなどあるはずがない。
しかしそのかげの主はそれを行った。普通の人間ではないからだ!
「彼はスーパーヒーローだ!何度も夜の電気街を救ってきた電気を操るスーパーヒーロー!」
誰かの解説じみた叫びが聞こえる。スポーツでいうところの実況者だろう。
そしてこの間もスーパーヒーローと呼ばれた男は落ちている。
スーパーヒーローとは言ってもこの高さで無傷は厳しいのでは?確かにそうだ。しかし彼は大丈夫。彼は落ちなかった!超能力者のごとく、宙に浮いているではないか!
一体なぜ⁈と、独自の進化を遂げた兵器であるカラクル《ヘイガ》に乗る丙七馬は考えていた。
上から見ている時は狭かったように見えたのに来て見ると以外と広くてなんかビルとか建物とかがたくさん出てきた。
戦ってるやつらだけにしか見えてないのか?そんなことはどうでもいい。ここから出たい!そのためにはあのスーパーヒーローを倒さなくなくては!
「こんにちは!」
いつの間にかにススススーッと宙に浮いたまま近いて来たスーパーヒーローが挨拶をしてきた。挨拶は返さなければならないので、
「どうも」と一言外部スピーカー越しに挨拶した。
先手必勝。七馬は《ヘイガ》のメイン武器の『エウト』を構えた。そしてスーパーヒーローに降る!
さすがにこれだけでかいと気がつく。スーパーヒーローはまたまた浮いたまま移動し避けた。『エウト』は地面を叩いた。地面は何故かアスファルトだった。
「やっぱりさっき上から見た時と違っている。どうなってるんだ?」
それだけではない。あのスーパーヒーローは何故浮いている?そういえば電気を操るとか言っていたような……?
わからないがこのビルが立ち並ぶ地形での戦いは何度かしている。夜、しかも電気のせいで目がチカチカするのは初めてだが。
その瞬間、何か光った。
電気であるがその光はまっすぐにこちらに向かっている。レーザーポインターか?マナーの悪い観客だな?
七馬は気がついた。
「これは違う!雷だ!」
「レーザーポインター」ではなく「雷」。これは大きく異なる。気がつくのは当然だ。気がつかない間抜けは寿命に何歩か近づいていただろう。
七馬は間抜けではなかった。《ヘイガ》を操り避ける。それと同時に思考を巡らす。
「これは一体何なんだ?突然雷が飛んでくるなんて……?」
こんなカラクルはなかったので初めての経験である。
とりあえず、雷が飛んできた方向にカメラを向ける。
驚いた!そこにいたのは例のスーパーヒーローだ!
「いい加減その呼び方は終わりにしておくれよ」
スーパーヒーローは言った。七馬はそれに対して思った。なぜ心が読まれている?さっきの謎の声の主さんもだが特殊な何かでも持ってるいのか?まあ、それはどうでもいい。今はあのスーパーヒーローの話だ。七馬はスーパーヒーローの話に意識を戻した。
「まあ、『スーパーヒーロー』って名前は悪くないが……僕はこの電気屋だらけの摩天楼を守る男……その名も、サンダーマン!」
某アクションゲームに出てきそうな名前だった。
「名前からしてこいつは電気を操るのか」
七馬は考える。
「これはそれぞれの妄想の力比べだ。さっきのセリフから察するにここはやつのホームグランドの『電気街スカイスクレーパー』ってところか」
妄想でフィールドさえも変えれるのか。あいつのほうが自分より勝っているのか?いや、青年シマの物語にホームグランドなんてなかったからかもしれない。
そして、自分がカラクル《ヘイガ》を手に入れたようにあのサンダーマンも自分の妄想での武器、電気を操る異能を手に入れたのか。
「ボーっとしてちゃダメだよ。ドカン!」
いつの間にかにサンダーマンが迫って攻撃を仕掛けていた。考え事をすると少し周りが見えなくなるのは七馬の悪い癖だ。
サンダーマンの右手はさっき飛んできた雷のようだった。光っている。今度は《ヘイガ》も、避けきれない。
食らった!
「うっ!」
《ヘイガ》はちょっとの電気では止まったりはしない。魔改造を繰り返した結果だろう。しかし、中の七馬にはダメージは及ぶ。これは妄想の世界では体験しなかったことだ。
「なんとか耐えられた、かな」
七馬は耐えた。しかし、何度もあの攻撃はくらえない。なんとかしなくては。
サンダーマンの弱点を見つけてダメージを与えたいが相手は生身なのにビルから落ちても無傷だった。そんな相手にダメージを与えられるのか?
いや、よく考えるとあいつは落ちてない。ギリギリで宙に浮いていた。《ヘイガ》の攻撃もあれのせいで避けられた。あの宙に浮く秘密を見つければサンダーマンを倒せる?
だがどうやって宙に浮いている?電気でどうやって?
そんなことを考えているうちにサンダーマンは次の攻撃を仕掛ける!
《ヘイガ》はなんとか右に避ける。もちろんサンダーマンは追撃!
次は避けきれない!七馬は諦めかけた。が、
「くらえ!悪のロボットめ!ストロンウううんグオオッ!」
技名らしきものを唱える途中でサンダーマンは転んだ。
宙に浮いていたのに地面に落ちたのだ。
なぜ落ちた?地面を見るとそこは先ほど《ヘイガ》がアスファルトを砕いたところだ。
確かに歩きならば転びそうだがサンダーマンは浮いていた。ビルから落ちた時や攻撃を避けた時のようにタイミングよく動けるなら避けられるはずだ。だが、サンダーマンは転んだ。なぜか地面に落ちて。
「ていうことは地面に何かある?あいつの世界なのにあいつの能力が使えないのは《ヘイガ》が砕いた場所はイレギュラーな地点だから?」
電気、宙に浮く……地面に仕掛け……
「電磁石か?」
あれならタイミングよくオンオフを切り替えて宙に浮ける。地面に磁石を埋めて浮きたい時にリニアモーターカーのごとく浮いて移動できる。そして、砕かれた地面では磁石まで砕かれて浮くことができなかった。
つじつまがあった。
「だったら!こうする!」
転んだショックでサンダーマンの意識が朦朧としている間に《ヘイガ》は地面を砕きまくった。さっき空振ったときのように、地面の磁石を壊すように。
「うーん?」
サンダーマンは目覚める。そこは……
「おはよう!サンダーマン!君が守る町ならもうないぞ」
「は?」
廃墟だった。《ヘイガ》は地面だけでなく、建物までぶっ壊した。鬱陶しい灯は消えてあたりは夜本来の暗さを得た。
「ひどい……」
サンダーマンは倒れた。戦う気力がなくなったのだ。まあ、戦う理由であった町はもうないので当然だ。
こうして七馬はなんとか初戦を突破した。
いやー、いきなり悪者みたいですね。
サンダーマンのキャラがイマイチ掴めないと思いますが後々、サンダーマンさんの妄想のお話を出すと思います。(たぶん)
まだ主人公くんの妄想のお話も出せてないのにそんなこと言っていいのかと思われますでしょうが、頑張って書きます。
次回も2週間後です。少し短くなるかな?
バトル回かな?解説回かな?番外編回かな?
わかりませんが、ぜひ次も読んでください。
それと読んでくださってありがとうございます。




