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プロローグ 夢の終わりと再開の準備

こんばんは、spread cake です。

今回のお話は今までの『夢の結合点 』プロローグ1、2を繋げていろいろ書き加えたものです。書いた自分でもひどいと思うぐらい1から2にかけての間を省略しすぎたと思ったのでそのへんを主に書き加えています。

それでもまだまだ未熟な文章ですが、よろしくお願いします。

静かだ。早起き鳥の鳴き声以外に音はない。窓からは暖かい光が差し込む。ずっとここでこの時間が続けばどんなに幸せだろうか。だいたいの人間はそう考えるだろう。しかし、夢はいつか終わるように幸せの時間は長くは続かない。鳥たちの鳴き声が少しずつ慌ただしく動く人々の音に変わりだす。すると彼の声が響くのだ。その音はある時は幸せを知らせるがまたある時は絶望を届ける音。

ブーッ!ブーッ!とバイブ音が鳴り出す。まだ勝てる。そう思ったのもつかの間これは彼の声ではない。次だ。

トントロトントントントォォン‼︎

全力で来た!

トントロトントントントォォォォン‼︎

ヤメロ!ヤメロ!

ブォーットントロブーットントンブォーットントロォォォン

うわあああ!

次の瞬間、音は止む。彼、スマートフォンの声を止めることができたからだ。

これは慣れない。すごく不安な気持ちになる。でも恋人からのメールもこれで届くんだよな。恋人いないけど。

本来僕はこんな詩人めいたことを言いながらも結局はスマートフォンの目覚まし機能に起こされる現実から逃げきれていないアホな高校生のような朝を迎えるはずではない。

僕の1日の始まりは1日の終わりでなければならないのだ。

それは寝て夢も見ずにすぐに起きると言うことではない。逆だ。僕は夢を見る。その夢の1日の終わりとともに現実の1日が始まるのだ。

現実には存在しない兵器、カラクル。そして、人型カラクル《ヘイガ》とともに終わらないはずの戦いの戦場を駆け抜けた日々。それが僕の夢だ。

別に前世の記憶とかそういうのではなく、これは僕が作ったオリジナルの設定とストーリーである。結構頑張って作ったので言いたくないがざっくり言うとありがちなロボットものである。そしてこの物語は僕の中では完結した。

だからもう、いろいろなカラクルを考えたり、戦いの舞台を考えたり、それを夢の中で再現するといったことはしない。

つまり、もう僕が青年シマになったり、青年シマが僕になることはないということだ。

いろいろ考えた結果が終わらせるということなのだ。僕は小説家になってこの物語をみんなに読んでもらいたいみたいなことは考えていない。夢はいつか終わる。それが少し早かっただけだ。


「終わりました?」

ああ、終わったよ。

「それでは行きましょう」

そうだな、行こう。どこに?

「夢の国、ですよ。あなたのお話は完結しましたが役割は終わってないんです」


なんだこの声は。どこから出ているんだ?まさか見られている⁉︎いつからだ?随分前ならもしかするとあれとか見られてるのでは⁈

ちなみにあれとは男子ならば必ずすることである。変なことではない。当たり前のことである。

そんなことを考えている間に謎の声は話を続ける。

「大丈夫ですよ、この部屋を見るのは今日が初めてです。変なことなんて見てませんよ」

よかった。見られてないのか……

「あなたの妄想は素晴らしい!完結してもまだ輝けます!だから行きましょう!夢の国へ!」

僕は思った。結局見てんじゃん!男子なら必ずすること!妄想!とそんなツッコミを心の中でしてるうちに意識が飛んだ。




そして気がつくと変な場所にいた。しかも服装は変わっていた。初めて着るはずなのに着慣れたような……?粗末だが丈夫そうな半袖長ズボンの作業着のような服をみて僕はそう思った。

変な場所、それは見たこともない場所だった。空はいつもと同じように青い。しかし地面は違ういつもの部屋の床ではなく土だ。なぜか靴を穿かされているから特に問題はないが。そしてあたりには建物は1つしかない。その建物の他はぼくがいる場所とは変わらないような眺めだ。

その建物も変なものだ。形はビルのように細く高い。なぜこんな場所にあの建物だけがあるのだろう。僕は近づいてみることにした。その途中では特に生き物は見かけなかった。

色は地面の土よりは少し濃いぐらいの色。そして扉を開こうと押してみたが開かなかった。取ってがないので引きではないだろう。

さてどうするか。考えていると上の方にも扉があり、そこに向けて階段があった。しかし、それはそこそこ長い。

「登る……か…」

僕は覚悟を決めた。しかし、その覚悟はすぐに消え失せることとなる。

「ん?なんだあれ?もしかして……?

すぐ近くに何かあったのだ。この建物ほどはないが6、7メートルはあるだろう。なぜ気がつかなかったのだろう。しかもそれはどこかでみたことがあるものだった。そう、それは……

「《ヘイガ》なのか……?」

《ヘイガ》は僕の夢、というよりは妄想の中で生まれた人型カラクルである。現実にあるわけがない。ということは

「ここは夢?」

それならば今の服装にも納得がいく、これは僕が夢(妄想)で着ていた服装だ。

しかし夢にしてはリアルな気がする。いったいここはなんなんだ。

カラクル『ヘイガ》は本来飛べないのだが、

「あれ?飛行用に換装されてる……?」

これならば階段を使わずに上へ行ける。さっそく《ヘイガ》に乗り込む。

驚いた。操縦の方法まで僕が細かく決めた通りだ。それならば操縦はバッチリ。妄想の中とはいえ、命をかけた戦いをしてきたのだから。飛行用には慣れてはいないが、大丈夫だろう。

僕と《ヘイガ》は飛んだ。

また、驚いた。飛行速度が遅いのだ。それすらも完璧に再現している。やはり夢なのか。

そう考えて外を見回すと生き物さえいないものの風が吹けば砂がとび空の雲はのんびりと動いている。

ここはなんなのだ?

そんなことを考えているうちに上に着いた。

以外と広くて《ヘイガ》で着地することができた。とりあえずここに置いていこう。僕は《ヘイガ》から降りた。

さすがにここは鉄の床だ。生き物はいない。そして扉の前に立つ。今度は取ってがついているので引いた。開いた。入った。



すると、さっき聞いた声が聞こえた。

「こんにちは」

(名前を言わなかったので)謎の声の主さん(仮)はそう言った。

挨拶は返さなければならないので、

「こんにちは」と返す。

謎の声の主さん(仮)は一度あたりを見回すようにくるりとゆっくり回る。その視界にはこの変な場所のなかにある建物の景色が入ったのだろう。変な場所、それは僕から見た話である。謎の声の主さん(仮)は落ち着いて挨拶をしてきた。つまりこの世界は慣れっこなのだ。

1歩ほど先に柵がある。そこから上半身を乗り上げて下を見る。思ったことはこの建物は広い。それは今高いところ、サッカースタジアムのアッパー席よりも高く山の頂上よりも見晴らしの良いところにいるからそう感じたのかもしれないが広い。下をみれば格闘技のリングのような場所がある。そしてそこに2人の人がいる。

何をしているのだろう。片方の人は右手を頭よりも高く上げ左手は腰よりも下げている状態から手の位置を入れ替える。それと並行して片足の後ろからもう片方の足を蛇のような動きで出しては引っ込めを繰り返す。不思議な舞?

もう片方は似たようなものを見たことがある。地面には大きく星型と思われる図、袖と裾のたれた和服のようなものをまとい、烏帽子をかぶる姿は霊的な何かをやる人だ。

「ここは『夢の終点』、みたいなとこです。不思議な舞の人は創作ダンサー志望、霊的な人は陰陽師に憧れていろいろと真似しちゃってる人です」

突然、謎の声の主さんが隣で同じように柵に上半身を乗り上げて下の様子を眺めつつ冷めた口調で早口言葉でも言うように語り出した。

「人は誰しも夢を持ってます。その中には夢に向かって現実的な努力をしてる人もいます。例えば勉強して大学に入って勉強して夢に近づくという人です。それに対して妄想などで夢を片付けてしまう人もいます。まあ、夢といってもいろいろありますから。実現が難しい、例えば世界征服や魔法使いになるとかです。少し違う形でならできそうですがそれでは満足しないんでしょうね。頭の中でイメージだけでその世界を作っちゃうんです」

謎の声の主さんが冷めた口調で熱いことを語ってるが、長い!飛ばしてもいいのばないだろうか?そしてまだ続く。

「両者とも夢への情熱が強いものは夢への道を持っています。ここにはその夢への道を持った人が集まります。まあ、持っててもその道を歩ききった人は現実で活躍ないし楽しんでいるでしょうからきません」

あれ?なら終点ではないのでは?

「ごめんなさい。言葉が足りませんでした。道を歩ききった人は前者の現実的に夢を追う人のみです。後者は何かしらのストーリーを完結させていても実際には叶ってないですしね。昔は妄想を抱く人ばかりでしたから自分の中のストーリーを完結させてる人を集めたオールスターバトルみたいなのをやってたんですよ。夢の終わった人たちが来るから『夢の終点』」

なるほど言い方を変えているが昔は厨二妄想ばかりするやつばかりだったのでその妄想が終わって戦いを求めるやつが集まってきたのか。

謎の声の主さんはまとめた。

「まとめると、ここは現実的に頑張ってるけどまだ夢が叶ってない人に刺激を与えたり、妄想を抱いていてその妄想が終わった人の暇つぶしをしたりするところですね。そのための手段として昔の名残りでバトル形式で夢の強さを競ってもらってます」

なんかさっき言ってなかったことがいろいろ追加されてて混乱してるけどまあいいか。要は『妄想バトル大会』ってことか。

「あ、その言い方はちょっと……やめて貰っても……いいですか?」

あれ?謎の声の主さん(仮)聞こえてるの?これ心の声とかで普通は聞こえないやつではないの?地の文ではないの?

「と、とにかくあなたにもこれに参加してもらいます!」

ということは僕の妄想の……

「そうです!外にあるカラクル《ヘイガ》を使うんです!」

やっぱりか!

そう思いながらとぼくは少しワクワクしていた。

《ヘイガ》にまた乗れる!やっぱりやめたくなかったのわかもしれない。

そういえばルールとかないの?ていうか参加するのに僕の決定権は無いの?もっとも拒否はしないだろうがもう少し説明を聞いてから決めたい

「拒否権はありません!ルールはまあ、大丈夫。負けても死にはしませんから!」

ムチャ言うな!

こうして僕の夢はもう少しだけ続くことになった。

次回はいきなり戦います。どんな相手になるんでしょうか?考えるだけでもワクワクです。

次の更新は2週間後になります。というかこれからずっと2週間ごとに更新します。

たまに不定期で何かするかもしれませんが……

最後に、読んでくださってありがとうございました。

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