第四話
「初めまして杉並さん。私の名前はきっと知ってるんだろうね。だから結論から言おう。鋭は無事だ。」
「それはどう言う意味ですか?もしも鋭くんが保護されているんだったら合わせてください。」
すると守るは首を横に振りながらいった。
「残念ながら、鋭が今どこにいるのかは私にもわからない。だが、ダンジョンが生まれてこの非現実的な日常になった以上、彼らがきっと鋭を守っているだろう。」
「彼らとは誰なんですか?そもそもなんでそんな楽観的でいられるんですか!?貴方はおかしい。甥っ子ですら心配いないなんて!」
「実際心配する必要がないんだよ。鋭には『チェス』があるのだから。」
その一言を聞いた都は憤慨する。
「確かに鋭くんはチェスが上手でしたけど、それとこれとがなんの関係があるんですか!?意味がわからない。」
「君たちは最近ニュースを見たかな?最近、『スキル』と言う特殊能力を持った人間が突如として増えてきている。そのせいで中国やインドアメリカなどの大国は、崩壊しかけているんだが。そしてもう一つ質問だ。君たちはチェスの語源を知っているかね?」
「知っているわけがないでしょう!意味がわからない。理解したいとも思えない!」
「だろうな、きっと鋭はあの時のことを忘れているだろうから。この世界において初めて『スキル』に覚醒したのが鋭だ。そしてその能力はまさに、チェスの語源であるシャーと同じく『王』の力と言っても過言ではないんだ。」
その言葉に大きく都は驚く。
「なんで、鋭くんはそのことを知らないんですか?」
「当然だろう。能力が覚醒した時鋭は4歳だった。その時から一切力を振るったことがないんだ。なぜなら父が封印していたからね。」
「どういうことですか。鋭くんが先だって言うのになぜ、鋭くんのおじいさんが関係してくるんですか!?」
それを聞いた守は大きくため息をつきながら、覚悟を決める。
「これから言うのは、鋭にとって最も大きな秘密だ。そしてこの話は決して誰にもしてはいけない。してしまえば鋭の命に関わるからだ。それでもなお聞きたいと言うのなら『聞きたい!』」
答えは一瞬だった。
「そうか、瑛はとてもいい友人を持ったんだな。だとすれば私たちの決断も悪いものじゃなかったのかもしれないな。」
そう言いながら、守はポツリポツリと言い始めた。
「始まりは雨の日だったんだ。そう今日みたいに暗い雲で覆われた嫌な天気の日にあいつらはやってきた。」
すみません少々途中ですが、止められそうなのがこれくらいだったのでここいらで終わらせてもらいます、
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